ライブドアの決算説明会をネットで視聴。短信もザッと見てみました。
宮内取締役の冗漫かつ他人事のような説明に辟易していまいましたけど。
席上、PVの伸びが鈍化していることについて堀江社長は
「施策を考えている」と言っておりましたので、
また、世間を騒がせることをするのでしょう。
スポーツ・経済・政治・文化(宇宙科学)など賑わしてきましたから、
こんどは社会面、っていうことは・・・・まさか犯罪?
悪い冗談はさておき、
気がついたことを、いくつか書きました。
あくまで公表情報に基づく、個人的な意見です。
------------------------------------------------------------ーーーーーーーーーー
(情報源)決算短信、決算説明会資料のみ
・連結営業利益の83%(146億円)をファイナンス事業が占める。
誰が見てもこの会社の本質は金融会社である。
・こうした指摘を避けるかのように、06/9期では事業セグメントの括りを
変えるので注意が必要である。
決算説明会資料によれば、株式等のネット取引はファイナンス部門収益から外され、
ネットサービス事業に移管される。
06/9期予想営業利益に占めるファイナンス事業の比率を41.2%まで
下げるとしているが、これは欺瞞。しかも、肝心の連結営業利益の計画値の開示がない
ので金額的にいくらになるのかも分からない。
もしこれを鵜呑みにして、ライブドアのネットサービス利益が劇的に増える!
というセルサイドアナリストがいれば、それは無視してよい。
私ならば、主要「会社」別の粗利益・営業・経常・最終利益の開示を最低限
求めるが。(まず、開示しないだろうけど)
・事業の選択と集中、という説明に違和感。
もうリストラを要するほど、実態としては余り良くないのか。
それとも、上記セグメント組換えのための煙幕なのか。
・単体決算は実は営業・経常赤字であったということはお忘れなく。
・連結調整勘定190億円超あるが、結局どのように償却しているのかが不明。
基準もあいまい。→有価証券報告書待ち?
・子会社の決算期が3月や12月とバラバラ。
今後いくらでも決算操作できそう。
・連結特別損失で弥生に係る在庫評価損・廃棄損を計上。
事業の見直しによるものとしているが、デューデリが不十分ではなかったのか?
・繰延税金資産の構成要素を見ると、税務上の繰越欠損金による金額が
70億円超と大きい。もちろん保守的に引当しており、B/S上の繰延税金資産は
少額に留まっているが、今後の利益次第ではこの回収可能性を回復させ、
会計上の税金を引き下げ、05/9期同様、
サプライズな最終利益にする余地がある。
(これは少し難しいのでパスして結構)
・「証券会社様から薦めて頂いた債券 約300億円」って仕組み債?
・セシールをライブドアマーケティングの傘下とし、
ジャックは当社が保有する意図が不明。
セシールは連結総資産560億円と規模が大きく、
当社に直接連結されると相応にインパクトが出るためだろうか。
具体的には、連結調整勘定が増えるとか、いきなりリストラ損を出されて
当社の連結利益へマイナスの影響が出る、など
財務諸表の見栄えが悪くなる恐れがある。
これを持分法適用会社・ライブドアマーケティング社に飛ばすことで、
最終的な利益(連結当期純利益)への影響は変わらないものの、
見た目(特に連結営業利益と貸借対照表)には影響を与えない。
この点を優先させたのだろう。
以 上
宮内取締役の冗漫かつ他人事のような説明に辟易していまいましたけど。
席上、PVの伸びが鈍化していることについて堀江社長は
「施策を考えている」と言っておりましたので、
また、世間を騒がせることをするのでしょう。
スポーツ・経済・政治・文化(宇宙科学)など賑わしてきましたから、
こんどは社会面、っていうことは・・・・まさか犯罪?
悪い冗談はさておき、
気がついたことを、いくつか書きました。
あくまで公表情報に基づく、個人的な意見です。
------------------------------------------------------------ーーーーーーーーーー
(情報源)決算短信、決算説明会資料のみ
・連結営業利益の83%(146億円)をファイナンス事業が占める。
誰が見てもこの会社の本質は金融会社である。
・こうした指摘を避けるかのように、06/9期では事業セグメントの括りを
変えるので注意が必要である。
決算説明会資料によれば、株式等のネット取引はファイナンス部門収益から外され、
ネットサービス事業に移管される。
06/9期予想営業利益に占めるファイナンス事業の比率を41.2%まで
下げるとしているが、これは欺瞞。しかも、肝心の連結営業利益の計画値の開示がない
ので金額的にいくらになるのかも分からない。
もしこれを鵜呑みにして、ライブドアのネットサービス利益が劇的に増える!
というセルサイドアナリストがいれば、それは無視してよい。
私ならば、主要「会社」別の粗利益・営業・経常・最終利益の開示を最低限
求めるが。(まず、開示しないだろうけど)
・事業の選択と集中、という説明に違和感。
もうリストラを要するほど、実態としては余り良くないのか。
それとも、上記セグメント組換えのための煙幕なのか。
・単体決算は実は営業・経常赤字であったということはお忘れなく。
・連結調整勘定190億円超あるが、結局どのように償却しているのかが不明。
基準もあいまい。→有価証券報告書待ち?
・子会社の決算期が3月や12月とバラバラ。
今後いくらでも決算操作できそう。
・連結特別損失で弥生に係る在庫評価損・廃棄損を計上。
事業の見直しによるものとしているが、デューデリが不十分ではなかったのか?
・繰延税金資産の構成要素を見ると、税務上の繰越欠損金による金額が
70億円超と大きい。もちろん保守的に引当しており、B/S上の繰延税金資産は
少額に留まっているが、今後の利益次第ではこの回収可能性を回復させ、
会計上の税金を引き下げ、05/9期同様、
サプライズな最終利益にする余地がある。
(これは少し難しいのでパスして結構)
・「証券会社様から薦めて頂いた債券 約300億円」って仕組み債?
・セシールをライブドアマーケティングの傘下とし、
ジャックは当社が保有する意図が不明。
セシールは連結総資産560億円と規模が大きく、
当社に直接連結されると相応にインパクトが出るためだろうか。
具体的には、連結調整勘定が増えるとか、いきなりリストラ損を出されて
当社の連結利益へマイナスの影響が出る、など
財務諸表の見栄えが悪くなる恐れがある。
これを持分法適用会社・ライブドアマーケティング社に飛ばすことで、
最終的な利益(連結当期純利益)への影響は変わらないものの、
見た目(特に連結営業利益と貸借対照表)には影響を与えない。
この点を優先させたのだろう。
以 上
ブサイク熊谷は司会でした。
宮内さん、確かに他人事のようでしたねww
仰る通りでして、本文は修正しました。
ボケが進行しています・・・・。