Uさん、こんばんは。
モデルHES。
Wireworldの切り売りスピーカーケーブルです。
Helicon 16OFCというのが正式なケーブル名で、切り売りですとHESと略されます。
末端処理済みで販売されているWireworldのケーブルは高いです。
自分ではササっと買える値段ではありません。買うならば、切り売りのものです。
数多のケーブルメーカーの中で、何故Wireworldというと、以前にも別の投稿で触れましたとおり、PRIMEREの輸入元であるNaspecがケーブル類はWireworldにしているから、ただそれだけの理由です。
使い勝手が良く、廉価であればどこでも良いのです。
それですと取り付く島がありませんから、Naspec繋がりでWireworldです。
HESの前は、BELDENのSTUDIOシリーズを使っていました。
STUDIOの長さは1mぐらいと、割と短めです。
以前はこの長さで良かったのです。
が、今現在、スピーカーの位置がラックから離れてしまいましたから、1mでは足りません。
ケーブルの買い直しです。
そこでどう買うなら、Wireworld製品を、ということになりました。
良く行く家電量販店の店先には、Wireworldでは、”HES”と一つ下の”HOS(Horizon)”しかありませんでした。
HOSは、撚のない普通のフラットケーブルで、被覆が白一色。線材の色は銅です。
柔らかくしなやかで扱いやすそうですが、白一色のところに引っかかったのと、どうせ買うなら少し良いものということで一つ上のHESにします。
HESは、HOSに比べ、少ししなやかさに欠けるようですが、まぁ許容の範囲です。
片側2.5mで使います。
店員さんに5m切り出してもらいました。
後で調べてみると、Stream8やLuna8、Solstice8というモデルもあります。
仮にお店に在庫があって、そちらのモデルもしなやかであれば、こちらを求めていたかもしれません。
少しケーブルそのものを見て見ましょう。
まるでDNAモデルのようです。
※DNAの螺旋構造のごとく、ケーブルが捻じれています。
NaspecのHPの製品紹介ページにも”Dual DNA Helix Design”と表示されています。
この撚り構造は、恐らくノイズ対策のためだと思われます。
フラットなケーブルによじれを持たせるという変わった風体をしています。
赤と黒の絶縁体が、少し鈍い透明なシースに包まれています。
見た感じ、色味が重苦しく、なんだか少し毒々しい感すらします。
やっぱり少し硬いです。
もう少ししなやかさがあれば取り回しやすかったのになぁ。
いずれにしても、さて、どんな音がするんでしょうか。
* * *
このケーブルを買ったのは、11月の下旬或いは12月頃の最初の頃だったと思います。
その頃から、段々とあれこれの億劫病が始まってきてしまいまして、このスピーカーケーブルの端末処理も面倒の一つに感じられるようになりました。
外皮の取り除きは結構手間が掛かります。想像するだけで嫌になりした。
そこで、何もせずに暫くの間、ほおっておきました。
この項続く。