Uさん、こんばんは。
C-11について、もう少しだけ続けます。
Accuphaseらしく、ナリは小さくとも端子は豊富に揃っています。
XLR入力が2系統あります。
自宅環境では、DACを2つ繋ぎ、切り替えながら音の違いを確認するのに便利でした。
※PRIMARE PRE30も同じようにXLR2系統の入力端子があります。
1系統はCD用のバランス入力となっています。
C-202バランス入力と同じ仕様です。
通常のライン入力と音の違いはよく覚えていません。ほぼ同じだったのでは。
アナログ用の入力端子もあり、MM,MCとも利得を切り替えて使えるようです。
アナログプレーヤーは持っていませんから、音の質については何も語れずです。
電源ケーブルは、この時代の製品らしく直付けで交換は出来ません。
あれこれケーブルで悩まずに済み、却って都合が良いです。
GND端子がありますね。
昔自作した仮想アースがあれば取り付けて効果を見て見たかったところですが、とっくの昔に分解廃棄してしまって手元にありませんでした。
大きくて立派な電源ボタンが付いていますが、設計が良くないのか、これがぐらついたりポロっと取れていたする個体を見掛けます。
持っていたC-11は大丈夫でしたが、手持ちのP-11が入手時ぐらついた状態でして、音の出の不具合があった時に一緒に直してもらいました。
もう少し小さくても良いから、しっかりと固定されたものの方が良かったように思います。
c-11にはリモートコマンダーが付いています。
但し、購入した個体は本体だけでしたから、リモコンの操作性についてはお伝え出来ません。
ヘッドフォン出力もありますし、レベルも調整できる小ダイヤルが付いております。
が、これも使うことはありませんでしたから音の感じはお伝え出来ません。
電源を入れると、正面のパネルに入力選択したソースが赤い表示で灯ります。
ランプが劣化してしまったときのことを考えると、セレクターはダイヤル式で正面パネルに印字され、そこの表示を見ればよい体のものの方が精神的に良い気がします。
今書いた通り、セレクターはダイヤル式ではなく、小さく薄いボタン式です。
正面左側に横に5つ、縦に二つ、合計10個が綺麗に並んでいてデザイン上のアクセントになっています。
発熱についてです。
電源投入後、数時間使ってもそれほど熱くはなりませんでした。上蓋のスリットも後ろ側半分と、少し控えめな量です。
少し温まってからの方が本領を発揮か、音が滑らかだった気がします。
焼けた臭いは少ししたかな?記憶があまりありませんけれど。
そうそう、諸元中でお伝えしていないのが、重量。
Accuphaseのプリでは、25kg近くのものもありますが、c-11は10kgを切る軽さ(9.3Kg)。
その大きさと相まって、ハンドリングの容易さはやはり書いておきべきでしょう。
さて、C-11についてはこれぐらいでしょうか。
(アキュフェーズ製品としては)薄く軽く小さくてスタイリッシュな筐体に、不足の無い機能と美麗な音の出。
中古ショップでは滅多にお目にかかれませんから、今後もオークションでの入手が中心となるでしょう。
このアキュフェーズの異端児も、他の機種と同じ様に、オークション価格がじわりじわり値上がりしています。
良個体が減り、なおかつ年代的にもメンテナンス前提での購入となるかもしれませんが、Accuphaseでは、場合によって修理不可の機種になっているところが少し痛いところです。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう、さようなら。
※タイトルに、c-11、P-11と両者を並べておりますが、実のところ投稿内容ではP-11はほぼ触れておりませんでした。
次からは、P-11に絞って少し書いていきたいと思います。
#Accuphase、C-11