黒い気持ち

黒い気持ち

消してしまおう

自分が真っ黒になってしまうから

だからこんな気持ち
さっさと消し去ってしまおう

私の周りの雑音達

私が拒絶するもの
私を拒絶するもの

全部とっぱらったら
青空が見えてきた

黒い気持ちは
今はゴミ捨て場にある

あなたは策士

まんまと策略にハマったよ

私の方が好きになるように
仕向けたんでしょ

自分の手は汚さずに
ジワジワと私の心に
忍び込んで　　

嫌いな筈なのに
気がつけば
あなたの事ばかり
考えてる

それが作戦だったんでしょ

策士だね

そして私は捕らわれ人に
なってしまった

自分が悲しくなった

涙が出た
悲しくてしょうがなかった

今の自分を
自分の年齢を
自分の今の現実を

この先希望とか
未来とかあるのかな

どんなに若作りしたって
健康に気遣って元気に
振る舞ったって

私の年齢という現実は
変わらない

だから泣けてきたんだ

誰も私なんかみていない

私が
どんな服を着ていようが
どんな靴を履いていようが
安物の化粧品を使っていようが
誰も私のことなんて
見ていないから
気にする事なんてなかった

流行の恰好をしなくたっていい
毎日同じ恰好だっていい
洋服なんて何年も買わなくったって
いい

だって本当に誰も私の事なんて
見ていないから

もう恋する事も
おしゃれな場所に出かけることも
ないだろう
私は私のテリトリーで
誰にも気づかれないまま
年老いていくだけ

だから何も気にしないことにした
無駄な事にお金を使わないこと
にした

心が負けないように

まだまだ元気だ
私は元気だ

１人声に出してみた　　

心で負けてるよ
生きることに
生きるしんどさに

寝不足とか
仕事の疲れとか
生活の中のやらなくちゃ
ならないこととか

折り合いをつけながら
やっていこう
少しくらい手抜きしたって
片付けを明日に持ち越したって
しんどい仕事を同僚に手伝って
もらったって
いいんだ

完璧じゃなくていい

心が負けてしまわないように
自分を甘やかしながら
頑張ればいい