その人の本質
泉に奥深く眠る心の中
なんて
わかるはずがない
いい人に見えても
心の中は嫌な人かも
しれない
知る必要なんてない
興味を持たなければ
うそにもならない
今年一番目のセミの声
子供の頃の夏休みに聞いた
学生の頃部活の帰り道に聞いた
夏休みなんてない社会人
通勤の朝に聞いた
子育て中真夏の公園で聞いた
母を介護しているときベットの側で聞いた
そして今日
なんの変哲もない休日に
裏の木にとまったセミの声
残りの人生の中で
後何回一番目のセミの声を
聞けるのだろう
あつくても
夏の景色を楽しまなくちゃ
何故人はおしゃべりする
生き物なのだろう
面白い事を言わなくては
いけない風潮
笑顔の人がいい人という
決めつけ
おしゃべりが達者な人は
コミュニケーション能力が
高いという思い込み
そんなことより
ちゃんと働けよ
面白くなくていいから
ニコニコなんて
しなくていいから
くだらないおしゃべりは
いいから
ひたむきに
寡黙に仕事に
取り組んでいる人が
しんどくなるということを
正当化しないで欲しい
また介護をテーマにした
「母さんごめん もう無理だ」
という本を読んだ
先日読んだ ロスト・ケアも
辛い内容だったけれど
今回の本も辛い内容だった
大切な人の介護だから
一生懸命で
傷ついて
悩んで
疲れても
また頑張ってしまう
そして悔やんで
涙が流れる
また母のことを思い出し
あれで良かったのか
もっと何か出来なかったのかと
戻せない時間を
考えてしまった
歯科検診に行ってきた
土手沿いを 電動自転車で
走っていると
暑いけれど
気持ちいい風が吹いてきた
帰りにカルディコーヒーに
寄って買い物をして
また川沿いを電動自転車で
走っていたら
なんだな平和だなぁと
何の変哲もない時間を
ありがたく思った
午後からは
またオンラインヨガ
普通よありがとう