11日木曜日は3ヶ月ぶりの居場所に行ってきた。
5月6月はお休みをもらったので久しぶりにパステル画を描き、久しぶりにみんなで話した。
今回初参加のモリウミ(仮名)さんと半年くらい前から来てくれているカンナ(仮名)さんとたくさん話した。
カンナさんが初めて参加した時、そのあとGさんと今後どうしようとあれこれ考えて、もう来ないでくれたらいいのに、と思ったくらいだった。
彼女はめちゃくちゃ大食いで普通じゃない超大盛りのナポリタンをおかわりし、3杯食べたとGさんから聞いた。
危うく最後にきた方が足りなくなりそうだった。
以前、別の子ども食堂ではおかわりがすごくてあとの人のがなくなっていたと聞く。
次回そんなふうになったら困るなと思い、おかわりは1回だけですと言おうかとか、色々相談していた。なのに当日になったらどちらからも言わず始まった。
1ヶ月気を揉んだが、杞憂に終わった。おかわりは一回のみ。
私たちの言動に何かを感じたのか?
(足りるよねとか何度も言ってたような…)
カンナさんはGさんの作ったお料理を「美味しい美味しい」とほめてくれたり、「どうやって作るの?私にはできないから」と尋ねてくれたりするので、私はとても気分がよくて、ああ、ちゃんとわかってくれる人なのだ、またこれからもきてほしいと思いなおした。
カンナさんは初参加の日、発達障害のお嬢さん(18歳)を連れてきた。
お嬢さんはパステル画が一つも描けなかった。そのあとの食事にも参加したが、その一回きりで来なくなった。
カンナさんはその後も毎回参加して美味しいとほめてくれる。
11日はカンナさんのことを色々聞いた。ほとんど彼女がしゃべっていて、私は聞き役。モリウミさんも。
娘はADHD(注意欠陥多動症)の発達障害とうつ病もあるのかな?と。
「娘はパステルで描けない時に、周りから描ける描けると言われたのがとてもいやだった。責められているように感じた。食事の時は居心地がよかった」という。その日は初めて来た方が多く、ほかの支援をしている若い男性がお相手をしてくれて、ずっと3人で話していた。
私はあんなマシンガンのように話す人は苦手なので彼がきてくれて本当によかったと思いつつ、悪かったなと思っていた。
あとで彼に聞いたら色んな話しが聞けて楽しかったと言っていたので、ますますよかった。
あっ話が前に戻ってしまった…
戻します。
お嬢さんはADHDだけどカンナさんは自閉スペクトラムASDと診断を受けたとのこと。
※ASD(自閉スペクトラム症)は、
ほかの人との気持ちの共有や会話のやりとりが難しい、表情から気持ちが読み取れないなどの「対人関係や社会的コミュニケーションの困難」と常同的な行動や、特定の音や光など感覚刺激への偏った反応など「特定のものや行動における反復性やこだわり、感覚の過敏さまたは鈍麻さ」などの特性が幼少期から見られ、日常生活に困難を生じる発達障害の一つです。知的障害(知的発達症)を伴うこともあります。幼少期に気づかれることが多いといわれていますが、症状のあらわれ方には個人差があるため就学期以降や成人期になってから社会生活において困難さを感じ、診断を受ける場合もあります。
リタリコジュニアより
ああ、なんとなくわかる。
診断は30歳になってからのこと。
でも今はADHDと言われてるとのこと。併存している人もいるので彼女はそうなのだろう。
ずっと彼女がしゃべっていたので、はたから見たらあの彼と話してた時と同じだ。確かにおもしろかった。
時間がきたので私は片付け始めた。その後は初めてきたモリウミさんと2人で話していい感じだった。
私のやってるこの居場所は生きづらい若者の支援という形態で始めたが、コロナ以降若者がほとんど来ない。
その代わり一人暮らしの高齢者や生きづらい人の家族、40代の依存症の方など色々な方が来てくれる。
そんな方たちが話し、また来月、と言って帰るすがたをみると、ああ、やってよかったと思う。
1人で孤立していたり、孤独を感じている人の居場所になればと始めたのだから、年齢は関係ない。