3泊4日の旅を終える日にした。
24日は突然の出発だったが、
夫は猫のことも何とかやってくれているようだった。
夜中に帰ってくるので昼と夜のご飯を機械で出るように設定していた。
母は1時に町会の総会があるのでそれに行くとのこと、
それに合わせて私もウチを出ることにした。
母はこの1年隣組(近所の町会)の組長をやっていた。
電話では聞いていたが物忘れはするけどお金を集めたりそういうのは忘れずできるという事だった。
まさかアルツハイマーになっているとも思っていなかったので本当に1年間よくやったと思う。
その最後の集まりがその日だった。
一緒に出かけて、桜がきれいだと言いながら歩いた。
会場の前で別れて、駅に向かった。
それから数分経って「〇〇ちゃーん」って聞こえる。
えっ!?
母の声だ。
振り返ると母が走っている。
あわてて戻ると息ハアハアで、
「今日は新しい組長さんの集まりやった。
間違えて行ったら、今日は古い人と違うって言われた」って面白おかしく話してくれた。
母はこんなところがいいのだ。なんでも面白くしてしまう。
遠くから叫んでも聞こえないだろうから必死で走って聞こえそうなところで叫んだとのこと。
せっかくだからお茶飲んでいこうって駅前でケーキセットで話を弾ませた。
朝からバタバタだったけど、
ゆっくりできてよかった。