日常ではなかなか聞けない

父の七回忌でした。

親戚が集まり色々話しをしていた。

母が孫のいる叔母たちに孫の話を振るから、
話したくてウズウズしている叔母たちはその話になる。
私もふんふんと聞いてはいるけど、
やはり母にも語らせてあげたかったなと思ってしまう。

そんなことを考えていた翌日たまたま戸田恵子さんがそんな話しをした。

「亡くなった母は孫が抱きたかったんじゃないかと心残りだ」と。
その時すかさず江原啓之さんが
「そんなこと思ってないですよ」と言い、
戸田さんはホッとしたような安堵の表情を見せた。
ずっと気にしていたようだ。

私は母と一緒に見ていたくせにそのことには触れなかった。
母が元気なうちに聞いておく方がいいとは思う。


その番組はたまたま戸田さんが出てたから途中から見てたけど、
江原さんってなんか胡散臭いようで私の中ではいい印象はなかった。
でも、この他にも、彼女が気になっていたことが実は思い過ごし
というようなことも話してくれた。
本当のところはわからない。
でも気になっていたことを心配しなくていいよと言ってくれるのは、
なんだか優しいなって少し印象はよくなった。


母は戸田さんの吹き替えが素晴らしいと、
以前から彼女のことを気に入っている。

私も感じの良い人と思ってた。
その日とても親近感が湧き好きになった。

気になっていることでも、
元気な時にはなかなか聞けないもの。