琵琶湖の北部をドライブ
2月11日(月・建国記念の日)快晴。
朝からこの時期に似合わないすごく暖かい日であった。9日(土)は、最高気温が1℃ほどであったのが、11日は10度を超えた。
親戚の叔父さん夫婦からお誘いがあって、ドライブに行くという。仕事も暇なので腰を上げた。午前10時半に待ち合わせ出発。
滋賀県の方向へ行くことになった。いつもの事ながら、道の駅を立ち寄りながらのドライブである。敦賀まで北陸自動車道を走り、国道8号を滋賀の方向へ。柴田勝家で有名な「賤が岳の合戦場」近くにある、「奥びわ湖 水の駅」(西浅井町塩津浜)が最初の立ち寄り地である。
ここでは、昼食に鴨そばを食べた。鴨肉もさることながら、琵琶湖でとれるエビの掻き揚げが入っており香ばしくてうまかった。500円なり。
湖沿いに、米原、彦根をとおり国道307号線の「道の駅 あいとうマーガレットステーション」(東近江市愛東町)に向う。ここにも農産物の直売所やレストランがあるのは当然ながら、三角屋根の欧風建物がメルヘンチックであり、中はフルーツ&フラワー工房 ラプテイと称してフラワーアレンジメントやハーブグッズなどの完成品や材料が数多く展示販売されているのが、楽しい。
ここで、琵琶湖南下をやめて名神高速道八日市インターを逆方向にもどり、北陸道の木之本インターでおりる。
琵琶湖の西側、いわゆる湖西に行くためである。
竹生島の遠景が美しい海津大崎を通る。江戸時代に繁栄した若狭から京への交通起点である。別荘地の跡が見られるものの、今はなぜか寂れてしまっている。何ともいえぬ美しい眺めであるに関わらず。この季節は探鳥をしている人が多い。高級双眼鏡や望遠鏡をもって楽しんでいるようだ。そこまでして一人でここを訪ね趣味を満喫する気持ちは、私には分からないが。仕事を忘れることができるのであろう。
マキノ町から近江今津にかけては、平野が広がりを見せているせいか琵琶湖と調和して明るさがあり、新築された家屋や別荘が元気さをとりもどしてくれたように思える。
湖西をもう少し南下して「藤樹の里あどがわ」(高島市安曇川町青柳)に立ち寄る。藤樹とは、江戸時代の儒学者中江藤樹のことであり、生誕地である。
農産物が売られているのは当然のことながら、丁稚羊羹が有名である。また、琵琶湖で取れたあゆやエビの佃煮とか、鮒寿しなどがにぎやかしく並べられていた。豆腐コンニャクなるものが売っていたので珍しがって買ってみた。帰宅して食してみたが、おさしみコンニャクの食感である。なんで豆腐なのかはわからないが、豆腐のように白く透明度がないからなのか。
好天気に恵まれ美しい景色を眺望しながらのいいドライブであった。
国道161号を北進し、敦賀へ。高台から敦賀港を小樽に向って運行するフェリーの美しい姿を見ることが出来た。敦賀湾をゆっくりと日本海へ。初めて見る景色に感動である。
国道8号線を走り、福井へ向う。福井へ到着したのが午後6時30ふんであった。