きみの靴の中の砂

転じて福となす

 

 

 人生は予定どおりにはならず、時折踏みはずすことがある。だからと言って、その成り行きが取り返しのつかないことになることは稀で、事態は概ね心配するほど悪化しないようだ。そのワケは、例えば神社などで引くおみくじの運巡りが時計の文字盤に似て、正午の左右に午前11時と午後1時があるように、大凶の隣には『凶・末吉』、反対側に『大吉・中吉』が並んでいて、努力次第では運が左右にひとつふたつずれる可能性があり、『転じて福となす』ことを示していて心強い。

 


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