二十代の頃、ヴァレリーの『カイエ』に手を出して撃退されたことがある。食べ物で言え...

　昔から友だち作りに『浅く･広く』を目差したことはない。それは、付き合いが煩わしくな...

　例年どおり平穏な世の中なら、街に最初の南風が吹こうという頃、時間も遅くなった電車から、送迎会の帰りでしょうか、思いの込められた花束を持って降りてくる人を見かけます。それは...

　古くからの家の庭木には結果するものが少なからず好まれ、今頃になると、ちょうど枇杷が旬を迎える。もっとも、早々と袋かネットを掛けないと野鳥のお八つになってしまうが...。そ...

　東京市街が桜の頃を迎えると、奥多摩や道志山塊の山道ではタラの芽が旬を迎える。この...

　COVID-19が流行るもっと以前に遡るが、仕事の後に気が向けば立ち寄る居酒屋があって、...

　大学では第二外国語として独逸語を選択した。理由は、当時の読書傾向がフランスよりド...