スタブをT型にすると共振周波数が1MHz以上高くなり調整がし易くなる。(430MHz帯以上では顕著)
上記を確認するために手元にあるコリニアの試作品のスタブを色々入れ替えてみた。
スタブの取り付け方法は下記の通り。
【特に430MHz以上は必ずT型に取り付ける。共振点付近でVNAを使い究極まで追い込もうとすると1.5Dでも網線1本切る切らないの調整になる。3D同軸スタブではかなり難しい】
芯線と網線を同じ長さで出来るだけ短く取り付ける。(赤枠の中)
これは特に430MHz以上では重要となる。また144MHZでも同様だろう。この状態でスタブを同軸に添わせるようにしてスタブカットを行う。
手元の同軸コリニアで試してみるとどれも1MHzから2MHz程度共振点が高いほうへずれた。
下記にその様子を示す。430MHz4段コリニア(試作調査用だった)でも1.3MHz共振点が動いた。
製作マニュアルで「上部位相整合部」で周波数調整可能と書いたが「T型スタブ」に切り替えたほうが周波数の移動は簡単だ。
低い周波数にしたければ「製作マニュアル」のスタブということになる。
製作マニュアルでは低い側の周波数(430-431MHz)で同調するように書かれている。高いほうへずらす場合は「T型スタブ」へ変更してみて下さい。
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