わしもけっこうミーハーなので昨日「送りびと」を観て来た。去年から行こうかどうしょうかと思ってズルズルときてたのだがアカデミー賞を取ったのでやはりこりゃー、行かずばなるまいと行ってきた。やはりアカデミー効果で映画館は満員だ。しかも大半はかなり年配の夫婦。若い人もいるが「送りびと」ならぬ「送られびと」ばかり。(笑)
映画自体はなかなか良かった。いい映画だと思う。日本的情緒たっぷりの画作りとところどころユーモアを交えた淡々としたストーリー展開。まさしく日本映画の典型だ。でもド派手なアクションやCGの特撮やコメディギャグでもなく、社会問題を鋭く抉った作品でもないのになぜアカデミー賞で評価されたのだろうか?
外国人にもこの日本的表現が理解できたのか? 多分死者との別れの儀式は生者側のけじめの問題なんだと思う。生きることは特別に美しいことではない。劇中でも「死ぬ気になれなきゃ食うしかない」とフグの白子を美味そうに食う場面があるが人間を含め動物が生きるには他の生き物の命を食らうのはごく普通のことである。きれい事ではすまない。
だから生き残った者は死者の旅立ちを見送って自分が生きていることを実感するのだろう。そういえば以前ネアンデルタール人の墓にも花の種やら花弁の化石がたくさんあったという話しを聞いたことがある。原始人も死者をそうやって送っていたのか。つまり原始時代から続く人類共通の心に響く映画なので評価されたということか。
映画自体はなかなか良かった。いい映画だと思う。日本的情緒たっぷりの画作りとところどころユーモアを交えた淡々としたストーリー展開。まさしく日本映画の典型だ。でもド派手なアクションやCGの特撮やコメディギャグでもなく、社会問題を鋭く抉った作品でもないのになぜアカデミー賞で評価されたのだろうか?
外国人にもこの日本的表現が理解できたのか? 多分死者との別れの儀式は生者側のけじめの問題なんだと思う。生きることは特別に美しいことではない。劇中でも「死ぬ気になれなきゃ食うしかない」とフグの白子を美味そうに食う場面があるが人間を含め動物が生きるには他の生き物の命を食らうのはごく普通のことである。きれい事ではすまない。
だから生き残った者は死者の旅立ちを見送って自分が生きていることを実感するのだろう。そういえば以前ネアンデルタール人の墓にも花の種やら花弁の化石がたくさんあったという話しを聞いたことがある。原始人も死者をそうやって送っていたのか。つまり原始時代から続く人類共通の心に響く映画なので評価されたということか。