城壁めぐりのつづき
ピレ門入口から登って間もなく見えてきたクロアチア国旗。
国旗について調べてみた。
クロアチアの国旗は汎スラヴ色の赤、白、青の横縞3色に分かれる。
真ん中に位置する赤白チェックのマークはシャホヴニツァ(Šahovnica)と呼ばれている国章で
その上に並ぶ5つの紋章は10世紀に建国されたクロアチア王国の5地域、中央クロアチア、ドゥブロヴニク、
ダルマチア、イストラ、スラヴォニアの5つを表している。
この国旗が使用され始めたのは独立後の1991年。
ドゥブロヴニクの歴史についても少し調べてみた。
1979年に世界遺産に登録されたドゥブロヴニク。
1991年、ユーゴスラビア崩壊に伴う紛争でセルビア・モンテネグロ勢力によってドゥブロヴニクは7ヶ月間包囲される。
観光客で賑わっていたドゥブロヴニクへの砲撃は1991年から1992年にかけて続き、2000発の砲撃は街の70%が崩壊した。
街は壊滅状態に陥り、ユネスコ危機遺産に登録。
1995年以降、ユネスコの支援により市民たちの手と世界中からのボランティアによって再建された。
そして1998年に危機遺産リストから除外された。
修復はユネスコのガイドラインに忠実で崩壊前と同じ素材を使ったそうだ。
ほんの23年前に悲しい歴史があったとは・・・今の美しい姿からは想像すらできない。
アドリア海が見えてきた。
写真中央奥に見えるのはピレ門を守ったボカール要塞。
↑に写っている見張り台から撮影。
所々にある崩れた壁。これは内戦の傷跡なのだろうか。。。
旧市街からスルジ山
たわわに実るオレンジは個人宅のものかな
先程よりだいぶ上がってきた。
ボカール要塞の対岸に見えるのはロヴリイェナツ要塞。海抜37mの岩山に立ち海陸の双方から街を守る役目を果たした。
このあたりから進行方向右手は果てしなく続くアドリア海。
旦那さまは城壁が低いといってアドリア海をのぞき見ることは出来ず、いや壁に近づくことも出来ずキュンキュンしてた。
鐘楼につづき2度目のキュンキュンだね(≧∇≦)