ドッグシェルター

保護犬の紹介、お知らせ、ご支援のお願い

不幸な犬の根源は全て人間

2007年08月06日 | Weblog
現在レスキュー待ちの犬達が常時5,6頭います。
何故これ程までに犬を捨てる飼い主が多いのでしょうか?

DSVの譲渡条件は厳し過ぎませんか?と問われてくる方もいらっしゃますが
私共はそうは思いません。
何の為に救うのか、犬を助けたい為である。
そして終生幸を願いたい。

だけど、其の前に啓発がとても重要です。
何故、飼えなくなったのですか?
何故捨てることになったのですか?
何故犬を飼い始めたのですか?
そして最後まで家族として守り続けますか?
誰の為、何の為、原点を考えて見て下さい。
一方素晴らしくお手本となる飼い主さんもたくさんいらっしゃいます。
私共はそんな飼い主さんに捨てられた犬の里親様になって貰いたいと
思います。
だから、幸せの赤い糸が見つかるまで待ちます。
でも出会いは待っているだけでは訪れません。
働きかけることが必要です。

兎に角捨てられる犬が多過ぎます。
無責任な飼い主が多過ぎます。
犬を飼って何を感じ何を学んできたのでしょう?
何も感じないで何も学ばないで、犬と出会い、犬と暮らせることに
感謝の気持ちを持てないこと自体悲しいことです。
人間も犬も・・・です。

DSVの譲渡条件は啓発です。
捨犬達の原因究明の結果、譲渡条件は絶対不可欠です。
啓発の為に条件があります。

ぞっとする様な情報がありました。
とある駅前で犬の譲渡会を行いその場で欲しいという人には
審査することも無く、即お持ち帰りOKらしいです。
それで、不幸な犬を幸せに導くことが本当に出来るのでしょうか?
その犬達は本当に幸せになれるのか?譲渡する側に責任は?

日々ガス室で罪のない命が殺処分されています。
安楽死ではありません。
そもそも、犬にとっては鉄格子の向こうは恐怖の世界でしかありません。
怯えています。
諦めています。
もう、助からないと
でも、助かりたいと、
其の叫びが聞こえて来るようです。

DSVの活動の趣旨は、殺処分から、犬達を救うこと、
又、虐待飼育から救うことです。
と同時に何故捨てられたのか、原因究明もしながら
二度と同じ事を繰り返さぬように、本当の幸せに導ける様に
働きかけて行きます。

警察から保健所に送られる前に救助した
ジャム

ジャムは元の飼い主に叩かれていたようだ。

でも、今では心のリハビリにも効果が表れています。




こんな風に触っても怖がりません。


これも嫌がりません。


こんなことも嫌がらずにさせてくれます。 




何が大切なのか、愛情と信頼です。

ドッグサルベーションでは主に警察、保健所からの収容犬のレスキューを
行っています。
全てが期限付きの命!動管で殺処分される大半は引き取り手のない
MIX犬ばかりです。
ドッグサルベーションでは、純潔種だから、MIX犬だからという差別は
一切致しません。殺処分が最も多いMIX犬(雑種)達にも
救いの手を差し延べて上げましょう。