18切符の楽しみと言えば、
がたがたとノンビル揺れる電車で、
ビールでも飲みながら
外の景色を楽しむことが一つですね。
ゆっくり揺れる景色を眺めながら、
「この辺りはいいところやなあ。
今度歩きに行こう。」なんて
目で景色を楽しんだりしています。
そしてもう一つは、電車の乗り換えで
少しの時間があればそこで降りて
駅周辺を楽しむこともいいのです。
もちろん最終目標地点を定めて、
そこをゆっくり見学するのもいいのですが、
どうしても乗換のタイミングで
そういう時間ができたりするので
それを有効活用するのです。
う~ん、まるで鉄道旅行番組みたいですね。
六角さんならこんな時間に
地元の酒屋を回ったりするのですが、
まあdoironの旅ではそこまで
アルコールを求めたりするわけではありません。
今回の旅行で、一番先に
そういうタイムラグができたのが、
福知山でした。
実は、今回一緒に行った人の姉の娘
というのがとてもランニングが強いそうで、
この福知山で開催されている
福知山マラソンでも常に入賞
するんだそうです。
ジムではこの人が福知山のレースの
シャツで運動しているので、
走ったことあるんですかと聞いたら、
その親戚の女性がくれるんだと言ってました。
じゃあ、福知山で止まるので、
マラソンコースでも見に行こうかな
と思ったのですが、そんなに時間はありません。
トータル50分で駅に戻らないといけません。
そうかあそれなら電車からながめていて、
駅から1キロくらいのところにある
福知山城を見に行こうという事になりました。
doironはその城に1度行ったことがあるので、
その経験を生かして歩いていきます。
では駅から向かってゆきましょう
と歩きはじめると、その人がすごい
速足なんです。
50分あるので、片道15分で歩いても
20分は見学できますから
大丈夫ですよと言うのですが、
気持が焦るようですね。
もともとこの人は膝が悪くて、
整形に行ってヒヤルロンサン注射を
したりしているそうですから、
無理できないはずなのに
すごく早く歩くんです。
もしまた痛めたら、
doironさんと遊びに行って
ついつい無理してしまったわあ
なんていわれると、
「あ、やっぱりdoironさんと歩いたりすると
無理させられるんや」と
変な噂が立ってしまいます。
なので、ゆっくり行きましょうよ~
と、わざわざゆっくり歩いたりしていきます。
「あ、ここの肉屋さんの
コロッケがうまそうやなあ。
帰りに買ってビールのつまみにしよう」
なんて言いつつ、
ウダウダと歩いてゆくのです。
やがて福知山市役所の横にさしかかります。
福知山市は少し山の中なので、
歴史的には新しいところかなあ
と思いますが、なかなかどうして。
京都府内では昭和12年に
三番目に市になった地域で
人口は76000人余りと
泉大津市よりは若干多い程度ですが、
面積は広大です。
市役所も立派でしたね。
そこを過ぎると、福知山城が近づいてきます。
この城を最初につくったのが、
明智光秀です。
市内には明智光秀神社もあるように、
この地域の人には親しまれているようですね。
ここまで10分ちょっとでやってきました。
右手に城がしっかり見えています。
さあ城はここからだと、
少し登って行かないといけません。
膝は大丈夫かなあと、気を遣いながら、
エッチラオッチラ上がっていきますと
おお~かなり景色がよく見えてきます。
マラソン大会のスタート地点だった、
三段池公園なんかも見えているようですね。
続く
ジムのスタジオ内でぐるぐる回る
練習をしているときだ。
最近よく話しかけてくる
おっちゃんがいてる。
あーだこーだと話しかけながら、
目が回ると言っているが、
練習続けてやとか言いながら
いろいろと話しかけてくる。
そんなジムに来ているおっちゃんが、
「あのなあ、18切符でどこかに
遊びに行かへんか」と誘ってきた。
聞けばどうも安売りの切符屋さんで、
三回権利の残った18切符を
激安で買ったんだそうだ。
これを使って一回はdoironと行き、
残りは自分んで試してみよう
と思ったそうだ。
もちろんその人にとっては
18切符は初めてなんだそうだ。
その人が、自分なりに色々考えて、
最初目的地にしていたのは
広島県の「呉」でした。
しかしここに18切符で行くとなると、
向こうでの滞在時間を考えたら、
始発に乗って、夜の11時頃に
帰宅というハードスケジュールになる。
しかも大阪駅で乗り換えのために
走らなきゃいけないんだそうだ。
う~ん、どうなんだろう。
これはかなりハードに見える。
もちろんトイレの位置とか
確認もしてないだろうから、
慌てふためくことにならないか
少し心配である。
18切符といってもそれだけ
制限があるとしんどいで
と言ってたら、だったら
「舞鶴なんかどうやろと」と言ってきた。
いろいろと計画を繰り返し
行っているようだ。
ま、それだけいろいろと
検討してくれているのだから
大丈夫だろうという事で、
舞鶴で話を進めていくことにした。
ありがたいことだ。
だったらいつにしようかと
話は進んでいったわけだ。
「舞鶴に行って、艦船を見て回る船に
乗りたいので、それが休みの日は
さけましょう。」と提案があり、
それならジムも休みの方が
いいだろうと日程が決まり、
いよいよ当日の朝がやってきたのである。
集合は和泉府中に5時半である。
天気も悪くないですね。
どちらかと言えば暑いかもしれません。
府中の駅で、18切符に
ハンコを二つ付いて、
さあでは長い電車の一日が始まります。
大阪駅で酎ハイと小さなつまみを一本買って、
福知山線に乗り込みます。
福知山線と言えば、
見どころは二か所。
何年か前に歩いた、
旧福知山線の武庫川沿いの
廃線跡の更新部分だ。
あの廃線はよかったなあ。
6つのトンネルに3つの橋。
きれいな渓谷沿いに旧線の遺物を
見ながら歩く5キロくらいの道は、
情緒たっぷりでした。
あの渓谷沿いの道が
変わったところって
どんなところかなあと
思っていたのです。
どんどん進んでいきますと、
渓谷もなにも見えない
トンネルと山中の道でしたね。
そしてもう一つが、
2005年の4月に起きた
あの100人以上がなくなった
脱線事故の現場です。
確か上り線だったので、
電車の右側に見えてきます。
あまりに突然に表れたので
じっくりは見えませんでしたが、
屋根のある広場がマンションの横に
設けられていました。
あの時の印象は忘れられません。
そんな現場の横をのんきなおっさんの
乗った電車はプワーンと
走り抜けていくのでした。
田舎方面に進んでいけばいくほど、
電車の乗客は少なくなってきます。
もうかなり席の開いた
状態になりましたので、
まずは酎ハイで18切符と
田舎の景色に乾杯です。
青春18きっぷなんて
名前がついているのに、
おっさん二人は青春どころか
こてこてですね。
そうやあ。
18切符なんて名前じゃなくて、
「高齢こてこて切符」とかも
売り出したらいいのにね。
なあんていいながら、
途中「柏原(かいばら)」とか
かつて歩いた地域の駅なんかも
過ぎてゆきます。
続く
今日は9月23日。
以前はランニングチームの
マラソン大会をやってた日程だ。
おかげで大した雨もなく
順調に八回までこなして
いちおう中止という事になりました。
それの後始末はまだすべて
終わってはいないのですが、
まあ何とか市の担当者のおかげで
一定の方向性は出ています。
まあ、気候的によかったのも幸いして
順調に終わったのはよかったです。
でも今年の9月23日は違いましたね。
朝から雨がザザぶりです。
台風も近づいています。
こんな中で
市制80周年のだんじり祭りも
すごいことになりそうです。
早朝に曳行の各責任者が集まる中で
ひとこと言っておきました。
「え~自治会長は雨男ですが
何とかなる男やから大丈夫!」と
励ましておきましたよ。
で、午前中は保存会の会長が
乗車したのですが
この時は、もう着物がずぶぬれになる
そんな天候でした。
ところが、午後からdoironが
乗車するようになると
雨もほぼやみ、なんとかなるお天気です。
午後から二時間、なんとか乗車出来て
良かったです。
ジムの人やランニングクラブの人
歩きのメンバーなどたくさんの知り合いが
声をかけてくれて嬉しかったなあ。
応援ほんとうにありがとうございました。
そして借りたんですが、正絹の着物ってすごいね
午後の天気で見事に乾ききりましたよ。
祭りもこれから試験引きの第二弾
本祭りの二日間という第3弾、4弾と
続いていきます。
ま、しっかりと乗車して
いい祭りにしていこうと
思っているdoironなのです。
いよいよ明日、だんじり曳行が行われる。
いつもの本祭りとは少し違って
市制80周年の記念曳行なんだが、
コロナのせいで2年間祭りが行われず、
久しぶりの曳行となるわけだ。
青年団もいつもの年より早く
鳴り物練習を始めており、
近頃は夜はうるさくて大変だ。
まあこちらとしては、
若い連中が頑張っているんやなと
我慢もできるが、祭りに縁のない人には
うるさくて仕方ないんだろう。
そんな雰囲気の中で
どんどん曳行が近づいてきている。
そして天気が心配だ。
雨がぱらつくのかもしれないが、
どうだろう。
曳行している人間の足元もすくわれるし、
屋根の大工方も大変そうだ。
また、だんじりに乗っている人間も
前から雨を受けて大変なのだ。
朝は早朝から曳行です。
今夜は早く寝て明日に備えましょう。
おやすみなさい
doironが住んでいる市は、
今年で市制80周年を迎えます。
こういう時の記念行事というのは
いろいろありますね。
昔doironが働いていた市でも
50周年を迎え、その時担当していた広報で
2冊の本を作ったのを思い出します。
こういう周年行事は様々な
イベントを市民とともに行い、
市政を盛り上げていくのが狙いですね。
いろんなイベントを通じて、
市民に市の方に目線を向けてもらいたいとまあ、
いろんなことをやりますね。
今回も、地元の市制80周年でも
いろんなことが計画されています。
その一つがだんじり曳行です。
9月23日に、泉大津の駅前で、
市内の全だんじり19台が
集まってパレードを行います。
少し前まで20台だったのですが、
一町が人不足、資金不足で
だんじりを手放しました。
なので今は市内には8台の
カチアテする上だんじりと
11台のやり回し華やかな
下だんじりがあります。
普段はそれぞれの地区で
曳行をしているのですが、
今回はそれらが一斉に駅前に
集まるのです。
前回の70周年の時も、
台風近づく中で一斉曳行を行いましたので、
まあそんな感じで今年も
駅前がにぎわいます。
これはいつもと違う曳行なんで、
話し合いは何度も行われ、
あーじゃないこーじゃないと
議論されつつ詳細が決まり、
予定していた23日が
もうすぐ目の前にやってきたのです。
この日は町会長としてdoironは
だんじりに乗ります。
最初は法被で前に立とうと
思っていたのですが、
町会長としては着物を着なければと
みんなに言われましたね。
でもねえ、持っていないのですよ、
いまみんなが来ている着物。
何年か前に、みんなで作ったのですが、
doironはもう着ることもないだろうと
新しいのは作らなかったのです。
まさかねえ、こんなことになるとは
思いもよらなかったです。
なので、着物を持っている人が
「これ着てください」と
提供してくれましたので、
その日は着物でのだんじり乗車
という事になりました。
曳行コースはというと、
その日は午前中は、
いつもは山手で曳行されているだんじりが、
海辺のカチアテをやる地域に入ってゆきます。
そしてそこの神社にお参りをするのですが、
その神社の神主が市役所で
一緒に交通安全を担当している
知り合いという奇遇さ。
いつもと違って、今回は町会長と
神主という関係でお祓いを
していただくことになる予定です。
その後、だんじりは大津の駅前へと
移動してゆきます。
そこで食事をした後、
12時半から午後のパレードが
始まります。
まあこの日のメインイベントですね。
駅前で、市長をはじめ市内の
えらいさん達とエールを交わして
曳行してゆきます。
市長とはマラソン大会でも会いますし、
イベントではカメラマンとしても
あったりしましたが、
この日はだんじり上のゲストとして
迎え入れてくることになりますね。
なんか変な気分です。
いずれにしても、多分いろんな人が
声をかけてくれるでしょう。
歩く仲間なんかも見に来るようですし、
ジムからも来られるようです。
たぶん、長い間会っていない
同級生たちも来るでしょうし、
マラソン仲間も当然来るようです。
町会長としては普段大したことも
やってないのですが、
ここが一番の見せ所ですね。
町の代表として恥ずかしくないよう、
しっかりと乗車してゆこうと思います。
いつもみたいにへらへら
笑ってたらあきませんな。
わが町はパレードには4番目の参加です。
町の代表として、神社の代表として、
そして地蔵の代表として
doironは祈りと福をいっぱい放ちますからね。
機会があれば、ぜひ一度見に来て、
わが町の福を受け取って帰ってください。
では、頑張っていきまっせ―。