古い映画です。
レンタルショップにはなくて、図書館の書庫に「ビデオ」がありました。
第2次世界大戦中、クワイ川鉄橋建設にまつわる、日本軍と英軍捕虜。
英米合作の映画なので、日本人の立場では「えーっ」と思うところもあったが、最後の結末を見て、伝えたかったことに納得した。
アカデミー賞を受賞し、いつまでも忘れられない映画であることにも、納得。
そして、また、図書館で、こんな古い岩波ブックレットを見つけた。
日本軍通訳として、クワイ川鉄橋建設を、実際に体験した「永瀬 隆」さんの手記。
映画以上に過酷な労働だったことに、ショック。
そして、英軍捕虜の何倍もの、現地東南アジアの人たちの命が犠牲になっていたことにも、衝撃を受けた。
半強制的に労働させられ、そのまま土に埋もれた現地の人々が、映画には一人も出てこない。
運動会などで使われる行進曲、関西の子どもが「サル♪ ゴリラ♪ チンパンジ~♪」と歌う、あの曲。
「戦場にかける橋」で使われた「クワイ川マーチ」なのだ。
なんか、日本人が軽く使っていいのかなあ・・・と、今更思う。