泉涌寺「楊貴妃観音菩薩坐像」ができたので、次の薬師如来に会いに醍醐寺へ。
秀吉が花見をしたことでで有名なお寺なので、桜の時期、混雑する前に拝観した。
モウトがカメラを持って行っているので、写真がないのが残念!
桜の木がものすごくたくさんあって、これ、全部咲いたら・・・と想像しただけで圧巻。
「霊宝館」でお目当ての薬師如来を拝み、多くの国宝や重文にためいき。
ここの枝垂桜は、ぼちぼち色づき始めていて、いい感じ。
秀吉設計という「三宝院」のお庭も、さすが名勝。
最近、秀吉がここに座って庭を眺めたと解明された石の説明を聞いて、桃山時代を妄想・・・。
西大門から無量寿苑まで、お山の雰囲気を感じながら散策。
ここまでが「下醍醐」。
登り口の「成身院」から山頂の「上醍醐」へは、山道1時間。
これまで、お山の中こそ独特の神聖さを感じてきたので、これは登らなくちゃ!と迷いなく進んだ。
・・・・・ごめんなさい。
これは、観光道ではなく、修行道です。
軽い気持ちでは、ムリ。
最後に近づく程、険しい。
なんか、「あと、どれくらいかなあ。」とか、余計な先のこと考えるよりも、目の前の一歩を進め!
と、ちょっと悟りを開いてしまうくらい、脳味噌真っ白・・・。
あきらめたら、いい仏像イラスト描けないかも・・・と、必死で登りきって、
横尾明神が「醍醐味!」と言ったという湧き水をいただき、フラフラで下りてきた。
昔、あの山頂の薬師堂まで行ってやっと、あの薬師如来を拝んだら、そりゃもう、ありがたかっただろうなあ。
という思いを持って、描かせていただこうと思う。