中軽井沢駅のイルミネーションです
本日撮影しました
絶え間なく絹の柩を吐く蚕 どくだみ茶
「2024年版 夏井いつきの365日季語手帖」に載せていただきました。
子供の頃、実家でお蚕さんを飼っていました。
蚕を胸につけてペンダント!っていうほど、蚕と遊んでいました。
あの冷たくツルっとした身体。
鼻をチョンと触ると丸くなる様子等々、本当によく見ていました。
ひきてくると、体が透明になってきて、繭を作り始めます。
完全に繭になると、中で蚕がさなぎになって振るとコトコトって音がします。
でも繭になると、絹糸をとるために煮られてしまうんです。
それを知った時、物凄いショックでした。
ですから繭を作り始めると、自分の柩を作り始めた・・・と。
そんな思いから作句しました。
私の思い出を本に納めていただけて本当に良かったです。
因みに「ひつぎ」の漢字ですが・・・
柩はご遺体が収められている状態 棺は空の状態
俳句と出合って、物をよーく見たり、調べたりするようになったと思います。
そして俳句を通して、広島、北海道、カナダの方ともお知り合いになれました。
皆様素敵な方々。
これからもよろしくお願い致します。
本年もブログを読んでいただいてありがとうございました
皆様良いお年をお迎えください