今年は大晦日に亡くなった、父の新盆でした。
長野県の東信地域は「あらぼん」と呼びます。
地域によって「にいぼん」「しんぼん」と呼ばれるようですね。
新盆に飾ってもらうように、妹と提灯を送りました。
6月に選び7月中に着くように。
10畳間に飾るので、紋入りの対柄の大内行燈。
もちろん火袋は絹二重張り。
娘二人で選んだので、ちょっと明るめの絵柄になったかも。
(写真では灯りが入っていて柄が見えませんが・・・)
結構なお値段でした・・・
弟が頑張って飾ってくれて、本当ににぎやかなお飾りになっていました。
因みに田舎では盆提灯を親戚で送り合います。
故人の近い方から大きな盆提灯になるように気をつかって。
故人の子供、子の嫁ぎ先、故人の兄弟姉妹、連れ合いの実家、息子の嫁の実家、いとこ等・・・
この頃は盆提灯のお飾りを簡単にしたり、
お金を送ってみんなで一対のお飾りにしたり・・・
飾らなかったり。
だんだんに簡単になっていくのかも。
13日お寺さんが来て下さり、お盆の法要でした。
そこでも飾り方の指導が入ったり・・・
田舎の新盆の大変さはお焼香に来て下さる方が多いこと。
ありがたいことなんですが・・・
ご近所さん、お付き合いのあった方々、もちろん親戚・・・
父は、教員をしていたり、地域の役員をしていてお付き合いが広かったので、
13日も次々に焼香に来て下さいました。
弟がお返しを用意してくれてあったので、弟家族が協力してお返しを。
私はお邪魔しないように、お茶の片付け等をしていました。
私の同級生も何人も来てくれて、おかげで話ができました。
(実家で跡取りしている方が多いので)
夜は父の盆棚の前で盆料理をいただきました。
思い出話や内輪話がいっぱい飛び出して!
賑やかなお盆になって父も喜んでいてくれたかと。
14、15日は実家には行かなかったのですが、
まだまだ皆さんがみえて大変だったのではないかと・・・
おばちゃんは出しゃばらないように弟家族にお任せすることにしました。
甥姪がこうして経験したことが、次に繋がっていくことだと思ったから。
でも実際は・・・暑くて!!!
私にはお手伝いは無理でした。
帰ってきてから37.6度の熱を出しました。
今どきはお盆等、簡単に簡素にする傾向ですが、
以前からの家の風習を繋げることができて一安心という感じです。
弟家族に感謝です!!!
因みに軽井沢町は、数年前から完全に生活改善で、お金は受け取らない、お返しもなしになりました。
ちょっとラクです。
一応用意はして出かけますが・・・
近所の主人のいとこも新盆なので、提灯をおくり御仏前をお包みしました。
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