髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

【再掲】アンチ活動にあたりパフュヲタがPerfumeに惹かれる要因を考察してみた

2010-10-29 | Perfume
以下コピペ

206 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/03/01(日) 07:35:46 ID:RyJLWYGw
アンチ活動にあたりパフュヲタがPerfumeに惹かれる要因を考察してみた
1)幼少時の夢を初心貫徹で実現している好感の持てる真面目な姿勢
2)旬な才能との偶然の出会いから生まれた良質な楽曲・ダンス・映像群
3)体育会ノリの継続的努力から結実される精緻なダンスパフォーマンス
4)10年におよぶ強い絆で結ばれた友情への羨望
5)素朴で善良な人柄が滲み出る笑えて癒される会話・トーク
6)経験に裏打ちされた観客への思いが伝わる楽しいライブ
7)強い低音と熱狂的な観客が醸し出す陶酔感のあるライブ
8)ネットに蓄積された過去の豊富な映像素材を自ら発掘・発見する楽しみ
9)ネット上におけるファン同士の比較的良好なコミュニケーション
10)思春期の女性が遂げる成長や変容への憧憬
11)彼女たちが進行形で作り続ける物語への参加意識
12)海外ファンの映像への応答から確認できる価値の普遍性

207 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2009/03/01(日) 13:19:03 ID:RyJLWYGw

13)優しく囁くような歌唱法を用い聞き続けても疲れないボーカル
14)大衆性の高いメロディと抑揚あるベースラインを特徴とし重層的に組上げられた楽曲
15)カテゴライズによる市場限定をせず顧客側の多様なニーズを投影可能な多面性
16)思い入れの強いファンが作り出すMADと呼ばれる2次作品群の存在
17)所属事務所の過剰宣伝ではなく口コミまたは自身の気付きにより広がったブランドへの信頼
18)メンバーそれぞれが持つ素直で豊かな表情表現
19)性と金銭の結びつきから距離を置いた保守的で清廉なイメージ
20)これらを1ユニットで総合的・複合的に具現化しサービス提供している

以上コピペ

相変わらず、ぐうの音も出ぬ素晴らしい考察!
これを書いた人とお酒が飲みたいですw
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5万人のPerfume

2010-10-28 | Perfume
あれは、Perfumeの代々木体育館での公演「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」 の時だったと思う。
たぶんレポートにも書いたと思うが、2階席にいた私の前に、4~5歳くらいの女の子がお父さんと一緒に来ていた。

お父さんの隣りで、座席の上に立って、自作のウチワを振ってはしゃいでいた。
そのウチワには、片面に「かしゆか」と入り、もう片面には「Perfume」と入っていた(回りにはファーがついてる)。
まだ若いのに、かしゆかの魔力に取り込まれたようだった。
その子は、座席の上に立ってもまだ背が届かずに、前の客の間から見ていたと思う。

「微笑ましいなあ~!」と思いながら時にその姿を見ていたが、終演後にちゃんと見てみると、驚くべきことに「ワンルームディスコ」のかしゆかのコスプレをしていた。
彼女のお母さんが作ったらしく、かなりの出来映えに驚いた(ほぼ完璧でした!)。

それと同時に、「こんな小さな女の子も、かしゆかのことが好きなんだな」と嬉しくなった。
圧縮地獄のライヴハウスもいいが、全席指定の「コンサート」だと、こういったシーンが見れる。

かしゆかが好きな女の子。

その女の子の後方で、気持ち悪い声で「ゆ~か~ちゃ~ん!」と叫んでいるおっさん。

二人が見ているかしゆかは、きっと違うかしゆかだ。違うPerfumeだ。

だけど同じ空間にいて、同じ景色を見て、感動している。

Perfumeは、それが好きな人の数だけ、Perfumeとして存在する。

11月3日の東京ドームには、5万人分のPerfumeの座席が用意されている。

あの女の子がまた来てくれたら嬉しい。


結論。
かしゆか好きっス!
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東京ドームに「イヒゆか」は降臨するのか?

2010-10-25 | Perfume
Perfumeは、取り繕った澄まし顔より、ほんの一瞬に見せる素顔の方が、多くの魅力を隠していると思う。





私が思うに、Perfumeを一番端的に表しているのではないか?と感じるのが、この画像である。

歌番組で無事にダンスを披露して、「やったー!」と満足げなのっち。
「間違えなかった?」と不安げなあ~ちゃん。

そして…
かしゆか…

「イヒー!」

という表情(これが、一般に言うところの「イヒゆか」と呼ばれる現象である。 「イヒゆか」は大小合わせて様々な報告例があるが、現時点で確認できる最大の「イヒ化」はこの画像だけである)。

実に三人らしいリアクションだと思う。
ライヴでの立ち位置も、こんな感じかもしれない。

Perfumeの魅力は、「家族かッ!」「姉妹かッ!」とツッコミを入れたくなるほどのコンビネーションの良さと、三者三様の個性の際立ちだ。
それも、単にバラバラなのではなく、隣同士のパズルのピースのようにきっちりと別れている。
足りない部分は補い、持ちすぎている部分は分け与えて、三人が三人を支えあっているように見える。

個人的な感覚だが、去年の全国ツアーを過ぎたころぐらいから、三人の個性というか、役割みたいなものがくっきりと見えるようになってきた。

「コンビネーションが素晴らしく、しっかりとバラけていて、同じ方向を向いている」
と書くと簡単だが、これが偶然に集まった三人で、それが10年も続いているのだから驚く。

もしかしたら、私が一番好きな三人の画像かもしれない。

結論。
かしゆか好きっス!

追伸。
11月4日の早朝に、神田川をゆっくりと流れているのが私です…。
見かけた方は投石をお願いいたします。
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「Perfumeのライヴにクソ席なし」

2010-10-21 | Perfume
という格言がある。

私は今まで、Perfumeの単独公演に12回ほど参戦している。

GAMEツアー横浜BLITZ

武道館×2回
代々木体育館×2回

仙台サンプラザホール
名古屋ガイシホール
大阪城ホール
横浜アリーナ×3回

高知BAY5 SQUARE

と見てきた。

どちらも最前列はないが、最後方ということもない(しかし、仙台サンプラザホールは「最前列」といっても良かったかもしれない。しかし思い切り右側だった。そして武道館の初日は南二階スタンドで、かなり「最後方」に近かった)。

初見のGAMEツアーの横浜で、PA卓隣りの真っ正面で見た感動が忘れられず、武道館や代々木体育館では「遠いな」という不満がややあったが、その後の「直角二等辺三角形ツアー」で名古屋ガイシホールでみた「edge」が引き金になり、「出来れば後方から全体を見渡したい」という希望すら湧いてきた。

「Perfumeの三人に近い」というのは、もちろん嬉しいだろう。
たまらんちょたまらんちょだ。

しかし、ここに何度も書いていることだが、Perfumeのライヴは、三人だけがやっている訳ではない。

三人を見に来たオーディエンスそのものがライヴをしにきているのだ。
一人一人が振り上げる拳や歓声、拍手や叫び声などが集約され、かなり重要な演出の一部になる。

後方の席だと、ライヴ空間でしか味わえない、この重要な演出を思い切り楽しむ事が出来るのだ。
当然のごとく、あのレーザー演出は後方の人のためにあるようなモノだ。

なので、座席がステージから遠いからと、嘆く必要は無い。
五万人の座席の数だけ、楽しさはある。

かしゆかは言った。

「みなさん一人一人がPerfumeなんですから!」と。

当日は五万人+三人で、ライヴを「しに」行くのだ。

武道館のときのMCだっただろうか…。あ~ちゃんに

(観客が)「マジックテープのプチプチみたい♪」

と言われても、誰もがきっと前を見て歩くDream Fighterなのだ。

結論。
かしゆか好きっス!

まあ、背が低いからアリーナは苦手なだけなんですよね…。←まだチケットを開封していない。
僕チンだけは最前列だよね?ゆかにゃん?
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チケット開封の儀。

2010-10-21 | 儀式
Perfumeの東京ドーム公演のチケットがいよいよ到着し始めている。

当ブログ読者の皆さんは、到着したチケットをいきなり開封するような、素人丸出しなパフューマーはいないと思われる。
当たり前の話しだが、封筒に入っているチケットには座席の番号は記されてはいない。
開封する瞬間に、そのパフューマーの「ココロの粒子濃度」によって、座席番号が振り分けられるのだ。

「ココロの粒子」を体内に溜め込まずに乱暴に開封すれば、当然ながら座席はステージから遠く、豆粒の三人を楽しむ席になるだろう。
日ごろの行ないが悪いパフューマーであれば、後楽園ホールのチケットが出てくるかもしれない。

高レベルになると、当日になってもチケットの入った封筒を開封せず、それを額に入れたまま手ぶらで会場に行き、ドアの外に立って、音漏れを聴きながら揺れる、というプレイも可能だ。
さすがの私でも、ここまで高レベルには達していない。
せいぜい、当日まで小宇宙(コスモ)を高め、ココロの粒子を体内に満たして封筒に放射するくらいだ。

という訳で、チケットを開封する正式な儀式を紹介しよう…と思ったら、以前に書いていた。「チキンハート」という作法だ。

なので、今回は古代ローマ時代から続くチケット開封の儀式「ペロリウス」を紹介しよう。

これは、古代ローマ時代、コロッセオで開催される剣闘士と猛獣の戦いの際に発券されたチケットの座席番号を、できるだけ良席に近づける儀式だ。
当時のローマ人の約7割が実践していたという記録も残っている(民明書房刊「古代ローマの変態紳士と淑女」より)。

方法はいたってシンプルだ。

封筒を開封せずに、ぺろりぺろりと舐め溶かして座席の番号を確認するだけだ。

ぺろんこぺろんこ。

ぺろんこぺろんこ。

朝な夕なに、思い立ったらぺろりんぐ。

おやすみからおはようまで、封筒を見つめてぺろりんぐ。

これだけだ。

当時の文献に当たってみると、この儀式でチケ番号を最短で確認したものは30分ほどで、最長は一ヶ月をかけたようだ。

すでに封筒を開封してしまった初心者パフューマーの君は、ぜひとも次回に活かしてほしい。
そして、未開封のあなたには、せひ実践してほしい。

ああ…見える!私には見えるぞ!
かしゆかサイド最前列で、全力で「ぐるぐるゆー」をしている自分の姿が…!

神の息吹を!

結論。
かしゆか好きっス!
怖くて開封できニャイ!
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人類タジン化計画

2010-10-20 | Perfume
東京ドーム公演が近づき、何となく、かしゆかに近づいている。ゆっくりと…ジョジョに…。
これが、世間一般で言うところの「かしゆ化」と呼ばれる現象である。

先日、かしゆかも愛用しているタジン鍋を購入した。
一人でしか使わないのと、IHヒーターしかなくレンジ調理しか出来ないし、晩酌用なので、小さめの直径18センチサイズを購入した。恐るべき事に、ホームセンターで980円で売られていた。





買ったはいいが、タジン鍋の調理の原理がイマイチ分からない。
ネットで調べても、本をぱらぱら見ても、なんとなく肝心な部分が理解できないのだ。
レシピを読んだりして、色々な調理法が思い浮かぶが、兎にも角にも、まずはやってみないと仕方が無いと思い、初めはシンプルに行くことにした。
大好きなシメジ、シイタケ、鶏モモだけを入れて(この時点でフタが閉まらないほど山盛り)パラっとお酒とローズマリーを入れてレンジにGO!

加減が分からないので、とりあえずは10分間蒸した。

途中からいい香りがしてきて、やや汁が溢れ出る感じで完成。
かしゆかのブログと同じく、「茶色い」仕上がりだ。←これはかなり重要なポイントである。





鶏モモからはたっぷりと出汁が出て、上に乗せたシメジは出汁の蒸気でシッカリと蒸されていた。
軽く塩コショウはしたが、素材の味が強調されたような気がした。
なので、複雑な味付けは無用と思いシンプルにポン酢で食した。

最高に美味い!
茹でたり炒めたりした食感とは、明らかに違う。
上手く書けないが、生のまま食材に火が通っている感じだ。

油を一切使っていないので、当然ヘルシーだ(個人的にはどうでもいいことだが)!
反省としては、レンジで10分はやや長過ぎた印象。
それ以前に火が通っていると感じた。

食べ終わった瞬間から、別の調理法が脳内を渦巻く。
翌日は、同じ食材にホールトマトを入れて蒸してみた。今度は8分間。





前日は鶏モモを鍋底に敷いたが、今回はシメジを鍋底に敷き、シメジの出汁を抽出。
やはり美味い!

これがタジン鍋の正式な使い方かは分からないが、食材を適当に入れてレンジでチンするだけで、とても手軽に晩酌用のツマミが出来るのは嬉しいことだ。
鶏肉の火の入り方から推測するに、これは魚介類を投入しても硬くならなそうな予感がしたので、今夜は魚介類とホールトマトでタジンしてみる。

ちなみに、タジンにしてから、酒はビールからワインにシフトした。
チリ産の安い白ワインなので、なかなか経済的である。

結論。
かしゆか好きっス!
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かしゆか?

2010-10-15 | Perfume
かしゆか?

かしゆかだったら俺のぉ布団で寝てるぜ?





















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世界の中心でNBBに凸したけもの

2010-10-12 | Perfume
[CM] Perfume 「NATURAL BEAUTY BASIC」新CMに出演中!



春のキャンペーンではナチュラルに見送ったNBB(ナチュラルビューティーベーシック)だが、今回のキャンペーンでは、私でも着れそうな服がある予感がして、不自然に検討した結果、ゆかにゃんPブルゾンが着れそうなふいんきだったので、ショップに凸した。

多少はオシャレに関心があった若い頃ならいざ知らず、すでに枯れ木になったおっさんがショップに入るには、敷居がめちゃめちゃ高い。
と言うか、入ったら射殺される場所かもしれない。

まず頭に浮かぶのは、「彼女にプレゼントするために買いにきた」と言う作戦だ。
「娘に頼まれた」と言う体でもいいかもしれない。
「えーと。何でしたっけ?パーヒュームーでしたっけ?ちょっと私はよく分からないんですけど、そのパーヒュームーさんが着ている洋服はあるかな?ちょっと頼まれてねぇ~。君ぃ~」
などと、売り場で落ち着き払ってこう言うのだ。

すると、店員は
「こちらがPerfumeのコーナーになります~」
などといって案内するだろう。

「ほうほう!なるほどなるほど!三人組なんですね、パールフメは!うーん!分からないなぁー!実に分からない!拙者はまったく分からないでござるよ!とりあえず!とりあえず一番左側の女の子の上着を頂こうかなー!」と大声で叫ぶのだ。

…と言う作戦は無理そうなので、素直に、ナチュラルに買いに行くことにした。
サイトで確認すると、身長165センチの私はLサイズで良さそうだ。
本来は試着したいところだが、思い切ってかしゆかブルゾンのLサイズに決定し、前日に電話で取り置き願いをした。
そうすれば店内での滞在時間が減る。

私が向かったのが、NBB吉祥寺パルコ店だ。幸いにも、吉祥寺らしくおばちゃんなども店内をうろついている。

店内は、向って左に三人分のマネキンが、三人のコーディネートで立っていた。 そして、中央にモニターがあり、そこでCMがエンドレスで流されている。

モタモタしてると勇気がしぼんでくるので、ヌルッと入店。
ナチュラルにサラッと「た、と、取り置きを、お、おのがいすた髑髏と申すますが」とスムージーに発音。

対応してくれた女性スタッフさんは、とても親切で、にこやかに接してくれた。
NBB FOCUSという冊子(Perfumeが表紙になっている)を入れてくれて、希望通り小さめに畳んで紙袋に入れてくれた。
気を良くした私が「あ、あのでですね、あ、あそこぬコーナーぬさ、写真を撮ってもほいですか?」とサラリと聞いてみると、女性スタッフさんは、軽がると了承してくれた。

善は急げとばかりに撮影に向かうと、男性スタッフからダメ出しが…orz…。
まあ、館内は全て撮影禁止なので当然と言えば当然だ。
しかし、非力ながらも宣伝になるのになあと、ちょっと残念。

仕方なく外側の広告だけを撮影して帰還した。








家につき、恐る恐る試着してみると、肩がちょっとキツいがしっかり着ることが出来た(画像は家ではありません)。





生地はしっかりと作られた感じで、厚さもあって防寒性に優れそうだ。しかし、ボタンが非力な雰囲気。ちょっと引っ張ったら取れそう。
私は、衣服でも持ち物でも「耐久性」を重んじる。
道具や着ている服でも、ざらに10年選手が存在する。
大切にすれば長く着れそうだったので、ボタンの補強をした。

始めは針と糸でシコシコやっていたが、面倒くさくなって番線(針金)を生地に通して補強した。
これで生地が破けない限りボタンは取れないだろう。
なんてガサツなおっさんなんだろうと思う。

そして、早速防寒テストを兼ねてハーレーにまたがり、さくっと400キロほど流してみた。
100キロ越えの風圧でもビクともすることなく、しかもタイトなのでバタつくこともなくグッドな着心地だった。
ただ、その日は夏日を越える暑さだったので、防寒のテストにはならず…。





店に行ってNBB FOCUSをもらったPerfumeファンの男性はたくさんいたようだが、実際に購入して、なおかつ着た、と言うのは私だけかも知れない。

結論。
かしゆか好きっス!
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10月9日 DCPRG@日比谷野外大音楽堂

2010-10-10 | ライヴレポート
10月9日(土)日比谷野音に、Date Course Pentagon Royal Garden(デートコースペンタゴンロイヤルガーデン、以下DCPRG)のライヴを見に行ってきた。

DCPRGを一言で説明…するのは難しい。

主幹である菊地成孔氏の言葉を借りれば「ジャズ、特に70年代マイルスと、アフロビート、特にフェラクティ以後を脱構築させた様なダンス・ミュージックで、3時間ぐらいライブをする」とのことだが、意味がよく分からない。

QuickJapan38号のインタビューから抜粋すると「全員がバラバラにグルーヴしていて、中心がないようなシステム」「テープレコーダーを10台並べて、そこから流すのは全部ダンスミュージックで、しかも全部タイムがずれていればカオスになる、それが果たしてダンス衝動に繋がるのか」といったところだ。やはり意味が分からない。

ともかく、腕利きのミュージシャンが10名以上集まり、全員がバラバラのリズムで演奏をして、観客は好きなタイミングで踊りまくる。そんなバンドだ。
以下、バンドメンバー(菊地さんの日記より)。

菊地成孔(オルガン/コンダクツ)
坪口昌恭(キーボード)
丈青(キーボード from J.A.M/soil&pinp sessions)
TAKUYA(ギター 元ジュディ&マリー)
田中ちゃん(ドラム from 東京芸大/ペンギン音楽大学)
千住宗臣(ドラムfrom COMBO PIANO)
アリガス(ベース from ペンギン音楽大学)
大儀見元(パーカッション)

佐野昌邦(サックス from 南博GO THERE!)
高井汐人(サックス 元ペンギン音楽大学/元東京大学)
佐々木史郎(トランペット)

ヨスヴァニー・テリー(サックス)
リッチー・フローレス(コンガ)


私は、このバンドを過去に一回だけ見た事がある。
以前から見たい見たいと思っていて、やっと見に行ったライヴが、解散ライヴだった(当日にその場で発表された)。
最後の曲は、腕利きのメンツが全員楽器を持ち替えての「HEY JOE」だった。
ボロボロの演奏に、笑いながら泣いた記憶がある。
それから4年が経過して、まさか再始動するとは思わなかった。


結論から述べると、日比谷にグルーヴの神が降臨した。
土砂降りの雨の下、最高に気持ちよく踊る事が出来た!

当日は時間に余裕があったにも関わらず、遅刻した。
会場に到着したときには、トップバッターの小林桂さんのDJが始まっていた。

猛烈な雨。

私はともかく腹が減っていたので、屋台の大盛り焼きそばを購入し、木陰で雨を凌ぎながら食べた。木陰で傘を差しているのに、雨水が降り掛かる。
カバンに入れた携帯が水没するかと心配になるほどだ。

入場の列が長く続いていて、場外ではテキ屋さんによるカッパの販売が威勢よく行われている。
知らなかったが、野音は傘は禁止らしい。もちろん自分はカッパを持参してきた。
大盛り焼きそばを立ったまま食べて、雨に濡れないように木陰でカッパを装着する。
カッパのボタンの隙間から雨水が浸入することが予想されたので、カバンは背中側に回す。

そしていよいよ会場に入った。

私はBの8列という座席で、ステージに向かって左側の真ん中あたりだった。見通しはかなり良い。まったく飲む気がしないが、一応ビールを購入して座席に着く。

ステージでは小林桂さんのDJプレイが始まっている。
かなりグルーヴィな音楽だ。ゆらゆらと自然に身体が揺れてくる。
しかし、見渡せば会場の観客はすべてカッパを着ている。
かっぱを着て、座ったり立ったりしながらみんながゆらゆら揺れている。
ちょっと不思議な光景。

続いて、ヨスヴァニー・テリー&リッチー・フローレスによる、サックスとコンガの演奏。
「雨乞いかッ!」と突っ込みたくなるほどにザッと雨足が勢いづいた。
サックスがリズムを、コンガがメロディーを奏でるようなプレイを楽しんだ。

ばしゃばしゃと雨が降りしきるが、やや身体は温まる。

二人のプレイが終わると、ここで我らが主幹、菊地成孔さんと、坪口昌恭さんがステージに現れる。
菊地さんは、変な帽子をかぶっている。おしゃれなんだろうと思う。

上手く説明できないが、ファンの方なら分かると思うが、菊地さんのキーボードから「ピニョ~」と不安な音が流れ、客席は盛り上がる。

SET LIST(参考Twitterの@xmizuさん)

菊地さん坪口さんのインプロ
Perfect Days For Jungle Cruise ジャングル・クルーズにうってつけの日
PLAY MATE AT HANOI
Structure 2: La Structure Del'amérique Médièval
CIRCLE / LINE ~HARD CORE PEACE

アンコール
MIRROR BALLS

DCPRGの菊地さんは「指揮者」なので、ステージの真ん中で、我々に背を向けて演奏する。
そして、次々と指揮を下して、バンドの演奏をコントロールする。

「Perfect Days For Jungle Cruise ジャングル・クルーズにうってつけの日」
は、CD音源とはまったく「別物」と言ってもいいほどにグルーヴィーに変化した。
小さな川の流れが少しずつ集まって来て、指揮官の命令でいきなり「大河」になるイメージ。
ドスン!とグルーヴが来る。
この曲でこんなに頭を振るとは思わなかった。

「PLAY MATE AT HANOI」
は、音源にわりと忠実だったかも知れない。
一番好きなアルバム「REPORT FROM IRON MOUNTAIN」からのナンバー。

「Structure 2: La Structure Del'amérique Médièval」
ここで気持ちよくなってきて、ビールを追加で買いに行った。
客席の後方では、ビールを片手に、カッパを着込んでゆらゆら踊っている人が多数。
私も混ざって、しばらく後方で楽しんだ。
二台のドラムによる、不定期か定期か分からないバスドラの音と、ベースのアタック音が、まるで花火の爆発音のように聴こえた。

「CIRCLE / LINE ~HARD CORE PEACE」
ここで雨が絶頂になったと思う。
しかし、その雨と連動するかのように日比谷はグルーヴした。
大儀見元さんと、リッチー・フローレスさんの素晴らしいコンビネーションから、最後に向かって、もの凄いエネルギーを雨空に放つ。これも、CD音源とは迫力が違った。
頭を振りまくった。濡れるとか濡れないとかはもう関係ない。

私はカッパのフードを脱いだ。
そして回りを見渡すと、ほとんどの人がカッパのフードを脱いでいた。
開始直後はフードの三角頭ばかりだったのだが…。
雨が顔面に叩き付けられて、メガネもびっしょりと濡れてしまったが、そんなのはどうでもいい。

ここで本編は終了し、一度メンバーが下がって、すぐに戻ってきた。
私は、日ごろPerfumeで鍛えている気色悪い声で
「な~る~よ~し~!」
と声援を送った。
それ以降、時おり会場のあちらこちらから「成孔コール」が発生していた。

DCPRGが再始動するにあたっての簡単な説明とメンバー紹介。

そして…。

「今日はコッテリしていたので、最後は甘いスイーツを」

ここで最後に「MIRROR BALLS」が来た。
DCPRGの楽曲の中でも、一番か二番目に好きな曲である。
前述した「解散ライヴ」では披露されずに、この曲を生で聴く事ができず、ずっと心の片隅にひっかかっていた。

それが目の前で始まった。

始まった瞬間に雨空に向かって吠えた!

この曲は指揮官が命令を下さなくても自動?で演奏が流れて行くために、指揮官は楽譜などを紙飛行機にして客席に墜落させる作戦を敢行していた。
土砂降りの中、みんなで手を叩いて音楽に乗る。


後半にかけての盛り上がりは、予想をはるかに越えていた。
誰もが、雨などを気にせずに盛り上がっていたと思う。
雨でグシャグシャになりながらも、幸せな気持ちで家路につくことが出来た。
年内の京都には行けないが、年明けのライヴには必ず行こうと思った。

最高だったー!
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新曲とコンピューターシティとドーム公演即日完売!

2010-10-08 | Perfume
[CM] Perfume 「NATURAL BEAUTY BASIC」新CMに出演中!



Perfumeが、年末に向けて激しく攻めの姿勢に入ってきた。
今までのリリースペースを考えると、まずは思いつきもしない新曲のリリース決定。
そして、ミュージックステーションに出演し、2006年発表の楽曲「コンピューターシティ」を披露。
そしてそして!東京ドーム公演のチケットが即日完売したとの報告が来た。

まずは新曲の「ねぇ」(11月10日リリース!)だ。
ドーム公演に向けて、何かしらのサプライズが用意されているとは思っていたが(私は、アルバムリリースの発表と、ツアーのスケジュールの発表があると予想している)、まさかこのタイミングで新曲のリリースが来るとは思わなかった。これは、ドーム公演で確実に披露されるだろう。
それだけでなく、春の「ナチュラルに恋して」に引き続き、「ねぇ」もNBB(ナチュラルビューティーベーシック)のイメージキャラクターに起用された。
上に貼り付けてある動画がそのCMだ。

天国が描かれた動画である。

そして、ミュージックステーションでの、「コンピューターシティ」の披露は、Perfumeファンにとっては、大きな意味があるものだった。
何というか…この曲が今さらテレビで、お茶の間に披露される日が来るとは、誰も予想しなかったと思う。
「コンピューターシティ」は、2006年の1月にリリースされた楽曲である。
当時の私は、Perfumeの「パの字」も知らずに、のほほんと暮らす不良中年だった。
それから約一年半後に彼女たちの存在に気づいて、この「コンピューターシティ」という楽曲と、シンプル極まりない最高のPVに出会った。
自分にとっては、この曲が無ければ、ひょっとしたらPerfumeに深くはまっていなかったかもしれない…というほどの名曲だ。
もちろん、現在ではライヴには欠かせない一曲になっている。

perfume コンピューターシティ

公式な動画ではないのが残念だが、ここにPVを貼る(徳間さんにはお願いメールを出しました)。
4年が経過していても、まったく鮮度が落ちないこのクオリティ!


ミュージックステーションでは、他のアーティストが最新楽曲を披露する中、Perfumeだけが、四年も前の楽曲を披露した。
普通に考えても、自然な流れではない。

しかし、この流れ自体は、彼女たちが自ら望んで作り上げた。

2006年当時はテレビなどに呼ばれる事がなかった彼女たちが、この曲を歌い続け、武道館公演の口火を切る楽曲までに仕上げて、四年越しの想いをかけて、この場所に持ってきたのだ。

ファンにとって、こんなに嬉しいことはない。

ソースはないが、ほぼ間違いなくこれは三人による提案だろう。
ラジオ番組での嬉しそうな三人の様子からも伝わってくる。
これを提案する三人も凄いと思うが、それを認めた回りの大人たちも、本当に素敵だと思う。

Perfumeは「アミューズ」という事務所に所属している。

最近、PerfumeのライヴDVDを見直しながらつくづくと思い直すのは
「Perfumeは、アミューズ所属で良かったなあ」
ということだ。

ぶっちゃけ、売れる前はほとんど「放置」に近い扱いを受けていたが、それによって三人は鍛え上げられたのだと思うし、売れた後も(特に最近になって感じる事だが)三人の自主性に任せてくれているのだと感じられる。
私は、それが三人や、ファンにとって、とてつもなく幸せなことなのではないだろうか?と考えている。

正直、亀のごとくマイペースで緩やかな歩みにしびれを切らす時もあるが、その、ゆっくりとした歩みで、ついに東京ドーム五万人のチケットを売り切った。

これは、アミューズにとっても、大きなチャレンジだったに違いない。
三人もきっと喜んでいる事だろうと思う。

ともあれ、これで東京ドームに向けての「客席側」のライヴの準備はおおよそ整った。
当日は、万全な体調でワクワクしながら座席につくだけだ。

当日が楽しみでならない。

結論。
かしゆか好きっス!
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Perfumeの単独公演に宿るもの

2010-10-01 | Perfume
Perfumeの東京ドーム公演に備え、三日間連続で「GAME」→「武道館」→「代々木」と、DVDや動画などを見てきた。
ステージが大きくなるにつれて、ますます洗練されて見ごたえがある演出に、改めて感動した(特に「代々木ディスコMix」が素晴らしい!)。
それに、ブレない芯を持ちつつも確実に成長している三人娘の姿も確認した。

三日間連続して見て、改めて感じたことがある。

Perfumeの単独公演は、ファンクラブ会員向けの公演を除けば、横浜アリーナ以来、実に一年ぶりになる。
しかし、その間にPerfumeは、数多くのフェスなどに出演した。

私はその中でも、
「GO! FES」
「KDDI presents Music Lovers Live 2010」
「GIRL POP FACTORY 10」
に参戦した。

かなりアウェイな場所もあったが、Perfumeが登場すると、どこもとんでもない盛り上がりになった。
待ち受けているファンは熱狂し、他のアーティストのファンにも印象をしっかりと植え付けていたと思う。
何というか、駆け上がるような疾走感があって、他を圧倒していたようにも感じた。

しかし、改めて単独公演のDVDや動画などを見ると、やはり破壊力が違う。

「Perfumeは、ワンマンライブにしかない何かを宿しているな?」と感じた。

当たり前の話しだが、セットリストが違う。
Perfumeは、単独公演で、Perfumeだけを目当てにやってきたファンにしか披露しない楽曲をいくつか持っている。
フェスなどの「お出かけ仕様」のセットリストには含まれない楽曲だ。
単独公演では、それらの楽曲が中盤から後半にかけて、たたみかけるように入ってくる。

それと、イントロダクションの有無も大きい。
GAMEツアーから、直角二等辺三角形ツアーまで、イントロダクションは最高に盛り上がった。
公演が始まって、ものの数分で一気に現実世界からPerfumeWorldに引き込まれる(下手をすれば数秒で)。
もちろん、開演前のざわつき、時刻ちょうどになった瞬間のざわめき、暗転した瞬間の怒濤のような歓声も楽しめる。

そして、スタートの3曲くらいだろうか。
ここもフェスなどとは違い、単独公演だと「攻め」の姿勢が激しく伝わってくる。
ちなみに、GAMEツアーのスタートの3曲は、

0・イントロダクション
1・GAME
2・エレクトロ・ワールド
3・コンピューターシティ

である。「殺る気マンマン」としか考えられない組み方だと思う。

さらに、参戦した方は十分に分かるだろうが、単独公演には「よく分からん多幸感」がある。
開演した直後は「かっこ良さ」だったり「ピリッとした空気感」だったり「微かな恐怖感」(これは私だけかもしれない)などを感じるのだが、中盤から後半に入る辺りから、この「よく分からん多幸感」が身体全体を支配してくる。

三人娘の息の合ったコンビネーションに心を奪われたり、あ~ちゃんのMCが面白すぎて、何を見に来ているのかが分からなくなって汗が引いて寒くなったり、のっちが真面目に喋るほど爆笑を誘ったり、かしゆかが殺人光線を客席に放射したりで、こちらの感情があらゆる方向に揺さぶられるからだろう。

ヨダレを垂れ流しそうになるほどの幸せな感情が湧いてくるのだ。
これは、単独公演にしか感じられない現象だと思う。
以前にも書いたが、Perfumeのライブ後、私は頭の中も胸の中も、すべてが真っ白になる。
自分の地軸が破壊されて、築いてきたものも、何もかもが破壊される。
そして、すっかりと更地になってしまった場所に、ぴょこりと新しい芽が吹き出る。
これが最高に気持ちいいから、行く事を止められないのだと思う。

あと一ヶ月ちょっとで、一年ぶり五万人規模の単独公演がやってくる。
2008年に全国を回った初のツアーでは、確か動員は全公演合わせて一万人くらいだったと記憶している。。
その二年後、たった一晩で三人は五倍の観客を魅了する。

単独公演にしか存在しない楽曲「Perfume」で、五万人のぐるぐるゆーを決めるのだ!

楽しみで仕方ない!

結論。
かしゆか好きっス!


コメント (8)
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