髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

もっふもふ!那須アルパカツーリング!

2010-11-29 | ツーリング
11月28日(日)に、栃木県那須高原の「アルパカ牧場」に行ってきた。

理由はもちろん、Perfumeののっち師匠が過去に訪れたからである。

当日は6時に家を出ようと考えていたが、考えているうちに寒くなってきて萎え、7時に出ようと決めて7時に起きた。そそくさと準備を整え、7時45分に家を出た。
いつもは中央道か東名か千葉に行ってしまうので、東北道は実に久しぶりだった。
というか、バイクで東北道は初めてだ。

まだまだ寒くなる季節だが、念のために持っている冬装備は、ヒートテックとハクキンカイロ以外すべて着込んだ。

ロングTシャツ
ロングセーター
トレーナー
ネックウォーマー
N3-B
南海のオーバーパンツ
ワークマンで980円で買った手袋

正直、バイクに乗っていなければかなり暑い。

しかし、勢いよく中央道に乗り走り始めると、N3-Bのチャックの隙間から侵入してくる風が冷たい。
ゾッと鳥肌が立つ寸前くらいの寒さに感じた。
この、チャックの隙間から侵入してくる風に対しては、何かしらの対策を立てなければなるまい。

8時45分。大した渋滞も無く、都心を抜けてに羽生PAに到着。自宅から86キロ。他にバイクを見かけない。
朝食を取っていなかったので、ここでうどんを食べた。
お陰で体温が暖まり、この間に気温もやや上昇したようだった。
天気が良くて気持ちいい。

10時。上河内SA。自宅から157キロ。
栃木に入った瞬間から濃霧に見舞われた。
そして、天候はどんより気味になった。

10時47分。思ったより早くガス欠のランプがついたので、那須の手前で下の道に降りて給油した。
このまま下の4号線で北上しようと考えたが、やめなさいと私のゴーストが囁くので、再び東北道に乗って行くことにした。

11時45分。アルパカ牧場に到着。自宅から231キロ。
アルパカ牧場のHPのアクセスマップが若干間違っていることを確認した(それでも到着できる)。



防寒具が脱げないほどに寒いので、そのままの格好で見ることにした。

到着して改めて確認したが、一人でアルパカ牧場に来ているのは私だけだった。
前後左右をカップルや幸せそうな家族に囲まれて入場した(入場料は800円)。

それでは、ここからアルパカ写真館のスタートです♪



中に入って、ちょっと山を登ると…いたいたいたー!



お腹が空いているのか、じーっと見られます。



「食べ物もってるかーい?」



「おなかすいたー!」



「僕はもふもふしてるよう!」



「俺ももふもふしてんぞ」



このガチャガチャでエサを買います。1カプセル200円。



エサを手に置いて差し出すと…。



もしゃもしゃと食べて、ぺろぺろ手を舐めてくれます♪



もしゃもしゃ♪



癒される光景です…。



おしっこは遠くを見つめて。「お、お、お、お、お」



こっち見んな



こっち見んな



こっち見んな







こっち来んな



こっち見んな



笑うな



「お、お、お、お、お」



こっち見んな



こっち見んな



こっち見んな



あっち見んな



節子…それ紙やで…



こっち見んな


入場した瞬間から、アルパカに向かって「おいおい、ちょっと待てよう!」とか「おやおや!食いしん坊だねえ!」とか「こっち向いてー!」などと、思わず独り言全開になってしまった。
のっち師匠が体験した「アルパカとお散歩」に挑戦するつもりだったが、さすがにそれは自重した。
私は一人焼き肉も一人シェーキーズも真顔で普通に行けるが、あそこに一人で行く勇気はなかった。
しかし、のっち師匠があれだけ興奮する理由は痛いほど分かった。
アルパカを見ると感電する。

まあ、またいつでも来ればいいと思い、その後はお土産屋さんに寄付をして、13時ごろ牧場を後にした。



14時20分。佐野SAまで戻って来た。自宅から348キロ。
帰ってくれば帰ってくるほど気温が上がってくる。給油と食事をした。
電光掲示板に「通行止め」という文字を見た気がしたが、やはり岩槻~浦和間が事故のために通行止めになっていた。
バイクの場合は、クルマとは違って走っている間に情報を収集することが出来ない。
東北道はあまり慣れていないので、渋滞のことなども頭をよぎり、ふむ~と唸っている間に通行止めは解除された。ホッと胸を撫で下ろす。

そして走り出したら、浦和でまた新しい事故が発生していた。

その後は大きな渋滞も無く、都心を抜けるのにやや疲れたが、なんとか地元までたどり着いた。

16時53分。自宅に到着。走行距離455キロ。

実に楽しい小旅行でした~。
年内にもう一度くらいツーリングに行きたい!
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マカロニ

2010-11-27 | Perfume
「マカロニ」という楽曲がある。

これは、2008年1月16日に発売された「Baby cruising Love/マカロニ」という両A面シングル曲のうちの一曲である。

「ポリリズム」でブレイクを果たした彼女たちの次に来たシングルで、多くの人々の期待がかかった場面でのリリース。そこで来たのが、「ポリリズム」と比較すると大人しい印象の「Baby cruising Love」と、もっと大人しい印象の「マカロニ」だった。

今になって振り返れば、中田ヤスタカ氏特有の「期待の裏切り」だと思えるが、当時はPerfumeの3人でさえも「ちょっと大人しい」という印象をもったらしく、中田氏に「それでも(ポリリズムと)BPMは変わらないんだよ」などという言葉を引き出していた。
それは「GAME DVD」での「Baby cruising Love」の爆発的なオーディエンスのノリを見るとよく分かる(個人的にはこの曲は「弾ける楽曲」だと思う。Aメロから少しずつ音が加えられて、サビで爆発するのが最高)。

そして、それよりも印象が弱かったのが「マカロニ」だった。

「とりあえずバラード調を入れてきたんだな」

くらいにしか当時は思わなかった。

しかしどうでしょう。

カウントはしていないが、現時点ではPerfumでは一番多く再生されている楽曲になった。
つまり「私がPerfumeで一番好きな曲」ということになる。

中田氏はかつてインタビューで「冬が好き」というようなことを言っていた。
PVの内容と相まって、中田氏の「冬好き」が爆発しているような楽曲だと思う。

夏に聴くと涼しげな雰囲気が楽しめて、寒くなってくる、もしくは「見上げた空が高く」なってくると、この曲と詩が深い味わいを醸し出してくる。

私にはこの「マカロニ」は完全なファンクに聴こえる。
シンプルで裏拍の効いたリズムと、これまたシンプルだが骨の太いベース。
インストだけを聴いたら、ガッツリと腰に来る。

そこに、3人の声と浮遊感のあるメロディーがフワッと乗る。
ファンでなければ聴き比べられないだろうが、しっかりとあ~ちゃん、かしゆか、のっちの声がパート分けされて、効果的に使用されている。

そして、詩が素晴らしい。


「マカロニ」(サビの部分のみ抜粋) 作詞・作曲・編曲 中田ヤスタカ

これくらいのかんじで いつまでもいたいよね
どれくらいの時間を 寄り添って過ごせるの?

これくらいのかんじで たぶんちょうどいいよね
わからないことだらけ でも安心できるの


もちろん、男女の恋愛についての歌詞なのだが、ファンにとっては、それが自分とPerfumeとの距離感に聴こえたり、Perfumeを取り巻く環境に見えたり、中田ヤスタカとの関係に見えたりする。

「これくらいの感じって、どれくらいなんだろう?」
と聴くたびに考えてしまう。
まあ勝手な思い込みなのだが、それだけ思い込める「隙間」がある、という事だろう。
それでいて「マカロニ」という言葉を中央に固定するセンスが素晴らしいと思う。

そして、この楽曲のダンスパフォーマンスは、リズムのファンクさとは打って変わって、どこかに飛んで行きそうなほど軽やかだ。披露するときの、笑顔と真顔の中間のような3人の表情もいい。

さらに極めつけはPVである。

ラフな映像のPVは、まるで早朝から3人とデートをしているような雰囲気で作られている。
冬の代々木公園や代官山、渋谷へと、3人と近い距離で映像は進む(私はGAME初回盤に収められている「樫野有香」ver.を見たときに「もふぉ」と声が出てしまった。しかしオリジナルが一番好きだ)。

しかし、デートが進むにつれ、3人に変化が訪れる。

のっちがカメラで空を飛ぶ鳥を撮影しているときに、何を見たのだろうか?ファインダーから目を離し、カメラを落とす。

ここから、3人は走り出し、見ている側とは距離が生まれる。

私にはこのシーンが、どうしても「(ポリリズムの)ブレイクの風を受けて走り出す3人」に見えてしまう。

ついさっきまで近くにいた3人が、走り始めて、手をつないで遠くに行ってしまうような切なさと、長い道のりを経て、やっとチャンスをつかんで追い風に乗る姿を見れる嬉しさが混ざり合う不思議な感覚に陥る。

正確な情報は知らないが、恐らく早朝から撮影を始めて、夕闇が迫る頃に撮影が終わったのだろう。
最後の3人が走るシーンが「夕方」ということも、この連想を支える。

再び夜になる前に、3人は走り出せた。

そういうPVなんだと、自分では思っている。

ポリリズム直後の、ブレイクの爆風を背に受けて走り出した、あのPVにいた3人は、もうどこにもいない。
もう一度書くが、「マカロニ」は、何かを失ってしまったようで、別の何か新しいものをつかんだような、切なくて嬉しい気持ちがこみ上げる、不思議な曲に成長したと思う。

楽曲、ダンスパフォーマンス、PV。どれを取ってもいい曲だと思います。


結論。
かしゆか好きっス!

GAME(DVD付) 【初回限定盤】
Perfume
Tokuma Japan Communications =music=


Baby cruising Love / マカロニ【初回限定盤】
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Tokuma Japan Communications =music=
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Perfume最新曲「ねぇ」を聴いたよかしゆか。

2010-11-19 | Perfume
[PV] Perfumeニューシングル 「ねぇ」 2010.11.10発売!



11月10日に発売されたPerfumeの最新シングル「ねぇ」を聴いた。

東京ドームの感動をようやく自分の中で消化したばかりなのに、再びPerfumeの情報が脳内に流れるということは実に幸せなことだと思える。

私はCDが手元に来るまでは新曲を聴かないプレイをしているのだが、今回は東京ドーム公演で披露されることが予測出来たので、ラジオ音源を3回ほど、ドームで生を一度聴いてからの視聴となった。

「ねぇ」

再生した瞬間にびっくりした。
バスドラから最高音までの階層にびっしりと音が詰まっている。
ここまで細かく階層が連なっているとは聴こえなかった。
ベースがこれほど動いているようにも聴こえなかった。

ここ最近の中田ヤスタカ氏は「引き算」で音楽を創ってきている感覚があったのだか、ここに来て再び「盛った」ような印象だ。なんというか、豪華。

一発目を聴いた時から椅子の上でビクンビクンと16分に腰が反応して落ちそうになった。
キコキコというかブビブビという細かいシンセ音が気持ちいい。
間奏部分の日本語切り刻みもいいし、サビ直前の思い切りベタなブレイクも上がり腐る!

カップリング曲の「FAKE IT」も同じ印象を得たのだが、どちらも座席のあるホールなどではなく、スタンディングのグチャグチャな混乱の中で聴きたいと強く感じた。こちらに迫る圧力をガンガンに感じる。

手拍子などではなく、弾けてバウンドする曲だ。
聴いた瞬間に、来年の夏フェスで数万人をバウンドさせる光景が目に浮かんだ。

歌詞は実にシンプル。
「ねぇ。今日はどこに行こうか?ねぇ。明日はどこに行こうか?君といればどこにいても特別な場所だよ」
要約するとこうなる。

インタビューで語られるように、様々な「ねぇ」という声が聴こえる。
PVの冬の印象も手伝って、私には寂しい「ねぇ」に聴こえた。
何といっても、「ねぇ」と語りかける相手がオートバイしかいないからだ。
かしゆかは「聴くと幸せになれます」とおっしゃっていたが、それはかしゆかが幸せだからだと思う。

そろそろ寒さでオートバイにすら「ねぇ」と語りかけられない季節になってきた。

そして初回限定盤には「ねぇ」のPVが付属する。

PV監督は「シークレットシークレット」「ナチュラルに恋して」のPVを撮影した児玉裕一氏。
「ナチュラルに恋して」は、見事に春の陽気を感じさせるPVだったが、今回の「ねぇ」では、これまた見事に冬のピリッと冷えた空気感を感じさせてくれる。
どちらも「ナチュラルビューティーベーシック」(NBB)のCMと連動したPVになった。
今度の3人は、色のない真っ白な冬の街並みのようなセットを背景に、NBBの冬の装いでダンスする。

見どころは、上の動画でも少し見られるが、3人の「高速ステップ」と呼ばれるダンス。

高速ステップは、PV用の遊びだったが、好評だったので正式な振り付けとして導入されたもの。
恐るべきことに、彼女たちに言わせると「基本的なステップで、簡単」だそうだ。
撮影時に振り付けをして、2~3回の練習でマスターしたとのこと。
実に「Perfumeらしい」エピソードだと思う。
この辺りが他のアーティストの追従を許さない部分だ。

PVの後半では、この高速ステップをする3人の表情が映される。
私は一度見ただけで、「これは使われない映像だったのでは?」と予測出来た。
それくらいに「演技をしていない表情」だと感じたのだ。
後にTVで話していたが、やはりこの3人の表情は使われない予定だったそうだ。

最後まで真面目な表情でステップするかしゆか。
笑顔で頑張るあ~ちゃん。
あ~ちゃんの笑いに引きずられるようにして笑うのっち。

見事に三者三様のリアクションで驚く。
この場面が、今回のPVで一番好きな部分だ。
あ~ちゃんはキャーキャー言いながらダンスしていたそうだが、声が聞こえてきそうな笑顔がいい。
私はこのDVDを10回ほど連続して見てみたし、今でも一日に3回は見ているが、中毒性は薄い。

「FAKE IT」

イントロから完全に変態です。本当にありがとうございました。
インタビューなどで「edgeっぽいイメージ」と話していたので、また8分とかの変態的トラックで来るのかと予想してたら、違う角度から来た変態だった。

しかしこの曲もバウンドするわ!
ライヴハウスなどで爆音でパフォーマンスされたら…と考えるだけでバードスキンが奮い立つ。

たぶん誰もがやっているだろうが、ヘッドフォンで爆音で聴くのが正しい聴き方だと思われる。
歌のメロディーだけを追っていけば大人しい曲なのだろうが、バックトラックがほぼ「暴力」と言ってもいいくらいに激しい。

もはやPerfumeの「伝統」と言ってもいいくらいだと思うが、表から見える姿はアイドルでも、裏側に回るととんでもない姿を見せる。
この「FAKE IT」も同じく、中田氏の高笑いが聞こえてきそうだ(実際にはしないと思われる)。
3人は「フェスで盛り上がれるバキバキな曲が欲しい」と中田氏にお願いしたそうだが、そこで来たのがバキバキではない「VOICE」で、フェスが一通り終わってしまってから「FAKE IT」が来た。
この「ずれ」というか「ツンデレ」が中田氏の真骨頂のように見える。

歌詞も見事な「ツンデレ」。
これも毎度ながら切れ味の鋭い言葉選びで感服する。

中田氏は、3人が「これが好き」というと、それを外してしまうらしい。
だから、あ~ちゃんなどは素っ気なく過ごしたそうだ。
Perfumeの面白さは、「まず3人がPerfumeの大ファンだ」という部分にあると思う。
毎回新曲が出るたびに、3人の「感想」を聞くのが楽しい。

ダンスパフォーマンスを身につけて最終的に出力するのは3人で、それを見て熱狂するのが私たち。
しかし、それの元を創り出すのは別の大人たち。
議論するつもりもないし、どうでもいいのだが、この「アイドルとアーティストの狭間」な彼女たちが面白い。

「ねぇ」「VOICE」「575」は同時期にレコーディングされたようだ。
私は、すでにアルバムのレコーディングが終わっているのでは?と妄想する。
2月~3月にアルバムが来るような気がしてならない。楽しみだ。


ねぇ(初回限定盤)(DVD付)
Perfume
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ねぇ(通常盤)
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徳間ジャパンコミュニケーションズ
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Perfume かしゆかの魅力分析レポート番外編。「のっちの魅力」について。

2010-11-13 | Perfume
かしゆかを魅力的に感じられる要因は星の数ほど存在する。
煌めく星のようにちっちゃな魅力の集合が、かしゆかという稀有な生命体になるのだ。

かしゆかの魅力分析レポート番外編。テーマは「のっちの魅力」について。

いつもはかしゆかについて書いているけど、のっちが素敵すぎるので書かせていただきます。

ここの所、のっちの表情がヤバいと感じることが多くなった。
外向きのキリッとした表情もカッコいいが、ちょっとした写真に写るときや、3人で話している時ののっちの表情が素敵だ。

しみじみとのっちの「人の良さ」がにじみ出ているように感じられる。
そんなことは表情だけで読み取れないはずだが、のっちは確実に「人が良い」と思えてしまう何かがある。
もしも友人であれば、飲みに誘ったら必ず来てくれるようなタイプ、と言えばいいだろうか。
そのくせ、自分が寂しいときには連絡をよこさないタイプだと分析する。
消極的といえば消極的だが、徹底的に優しい女性なのだろうと思う。

のっちの脳内にはたくさんの言葉や想いや気持ちが流れているはずだ。
しかし、それを瞬時に言葉に乗せて表現するのが少し苦手なのだろう。
感謝の気持ちや想いがたくさん溢れ出ているはずなのに、いつも簡潔な言葉で表現してしまう。
そしてスラスラと喋れば残念フィルターを通過した言葉が次々に流れてくる。

それでも、のっちの脳内にはたくさんの言葉や想いや気持ちがぎっしりと詰まっていた。
それが先日のブログなんだろうと感じた。
一字一句無駄のない切れ味の文章に、のっちの気持ちが本当に伝わった。

あんなに暖かくて素敵な文章を書くのに、それが言動としてはまったく表に出てこない。
「何でその恥ずかしさを今出すの?」と問いかけるくせに、自分が恥ずかしがっている。
こんなに不器用な女の子なのに「Perfumeの掟」では凄まじいダンスパフォーマンスを披露してくれる。

西であ~ちゃんが困っていれば駆けつけ、東でかしゆかが泣いていたら助ける漢!
それ以外の時間は寝るかゲームやるかテレビ見るかカレー食べる女子大生!

正真正銘、Perfumeのエースの座はのっちがキープしている。

結論。
のっちのち!
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Perfume かしゆかの魅力分析レポート番外編。「あ~ちゃんの魅力」について。

2010-11-13 | Perfume
かしゆかを魅力的に感じられる要因は星の数ほど存在する。
煌めく星のようにちっちゃな魅力の集合が、かしゆかという稀有な生命体になるのだ。

かしゆかの魅力分析レポート番外編。テーマは「あ~ちゃんの魅力」について。

いつもはかしゆかについて書いているけど、あ~ちゃんが素敵すぎるので書かせていただきます。

私は生きるのがキツくなってくると「いつでも私はラッキーガール!」と心の中で叫ぶことにしている。
そうすると、そのときに思い描いたあ~ちゃんが脳内に現れて、私を勇気付けたり、励ましてくれたり、叱ってくれたりする37歳だ。

先日も生きるのが面倒に思えてきたので、心の中で「いつでも私はラッキーガール!」と叫んでみた。
すると、脳内に先日のMovieのあ~ちゃんが現れて、ドームでやった感動について私に必死になって説明してくれて、思わずニヨニヨしてしまった。

本当にあ~ちゃんは天才だと思う。

自分がもしも温水器(ぬくみずき)の修理スタッフだったらまずはあ~ちゃんの家のベランダに通されると想像するだけでぴったんこだ。

私は2回ほどMJの収録に行かせていただいた。
そのときもあ~ちゃんは、カメラが回っていない時が絶頂だった。
爆笑させるネタをバンバン吐いていた。
しかし、国営放送のカメラが録画を開始すると、しゅんと静かになってしまう。

あ~ちゃんやPerfumeのことが好きな人に対して、あ~ちゃんは惜しみなく楽しみを届けてくれる。
特にPTA会員や、ライヴに足を運んでくれた人に対しては容赦ない。
太陽のような笑顔と、時にえぐるような喋りで私たちを楽しませてくれる。

あ~ちゃんの笑顔は拡散する。あ~ちゃんが笑顔でいるのであれば、世界に大きな問題はない。

かしゆかとのっちも笑うだろうし、スタッフさんも笑うだろう。
それを見た3人がまた笑って、それを見た我々が笑う。
それを見た3人が笑って、リサイクルマークはエコマークだろうと分析する。

結論。
あ~ちゃんは本当に天使だ!
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Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」

2010-11-06 | ライヴレポート
「これからもPerfumeでいたい」

と、かしゆかは涙ながらに言った。

実にシンプルな要求だが、この言葉にすべてが詰まっていたと思う。

成功するとか、もっと大きな会場でライヴをするとか、売り上げで一位になるとか、そんなことではなく、「Perfume」として3人で存在したいのだと思った。
しかし、それが、ちょっとした努力や、ただ願っているだけで達成できたり維持できるような簡単なものなのではなく、とてつもなく過酷な道のりなんだろうと、しばらくしてから想像できた。

毎日更新していたかしゆかのブログが止まったあたりから、リハーサルの過酷さは想像できた。
体力的に過酷なだけでなく、精神的にもギリギリのラインを渡っていたのかも知れない。

それが、かしゆかの最後のMCに出てきたのだと思う。

想いがこみ上げて、思わず出てきてしまった言葉なのだろう。

今回のライヴで、一番に心に響いた言葉だった。

そして、かしゆかものっちもあ~ちゃんも、完璧なPerfumeだった。


昨年の年末にあ~ちゃんが発案し、長い準備期間を経て目指した東京ドーム公演が無事に終わった。

Perfumeの魅力は、我々ファンが三人と共に冒険して、新しい世界に旅をして、新しい景色を見る楽しさにあると思う。
そんなことを強く感じたライヴだった。

始まる前に予想していたセットリストはことごとく外れ、ステージの演出も予想とはまったく違っていた。
奇をてらった大掛かりな演出はなくて、純粋に3人だけで5万人を魅了した素晴らしいステージだった。


私が着席したのは、バルコニー3塁、26通路1列。
1階と2階の真ん中で、3塁側のポールのやや内側だった。
ステージに向かってかなり左側の座席だ。もちろんステージは遠い。
東京ドームの座席解説のサイトを見ると、あまり盛り上がらない悪席と書いてある。

しかし、会場全体を俯瞰で見るのには最高の場所で、アリーナも1階席も、見上げれば2階席もここからはよく見える。
Perfumeのライヴに欠かせない「熱いオーディエンス」はしっかりと楽しめる座席だ。
それに、一番前だったので視界をさえぎるものが無く、背の低い私には良席だと感じた。

ステージは、アリーナの中央に円形ステージが設置され、そこを中心にグラウンドを分断するように十字に花道が作ってある。スコアボードの方がメインステージになる。
グラウンドの端から端まで走る花道の長さに驚いた。

開演時間の17時になると、自然に手拍子が始まる。

毎度のことながら、この時間がワクワクしてしまう。

客の入りがおさまってきた頃に、諸注意のアナウンスが流れて、会場のテンションが一気に上がる。

暗転。

総立ち。


M00 GISHIKI

3塁側、1塁側、ホーム側の花道の先端から、ウエディングドレスのような衣装を身に着けた3人が現れて、中心のステージに向かって、1から10までをカウントしながらゆっくりと歩いていき、11のカウントで中央ステージに頭を垂れてから、テント状の幕の中に身を入れる。

結婚というか、「契約」なのだろうか。3人の「決意」のようなものを感じた。

結成してから10年間、3人はPerfumeに人生のすべてを賭けてきた。
そのPerfumeに今一度身を捧げるように見えた。

「GISHIKI」というタイトル通り、まさしく「儀式」。

大掛かりな映像などで壮大に始まるのかと予想していたが、実にシンプルで、やや拍子抜けした。
しかし、このシンプルさが後になって理解できた。


M01 シークレットシークレット

一曲目がこの曲だとは、まったくの予想外だった。
しかし予想が外れていたとしても何の問題もない。テンションは上がりまくる。
今までのライヴでは、いくら遠くても生の3人を見ることにしていたが、今回はさすがに遠かった。
モニターの映像を見ながら盛り上がることにした。
ブラックライトに照らされて衣装の色が鮮やかに際立った。


M02 不自然なガール

さらに上がり続ける。
遠くても、この楽曲の美しい腕の動きは見えた。
凄い。本当に生身の3人のダンスだけで5万人を相手にしている。


M03 SE ~ GAME

私が生まれて初めて生でPerfumeを見た曲であり、2008年の武道館公演以来待ちわびていた一曲だ。
ここから花道を使ったステージングが展開された。
無表情なかしゆかがこちらに向かって歩いてきて、ライトセイバーを振る!
かしゆかに切り刻まれたい。


M04 ワンルーム・ディスコ

はっきりと5万人と言い切ってもいいかもしれない。
5万本の人差し指がドームの天井を指した。
この辺りから、今日のステージの行く末が見えて来た。
大掛かりなステージセットなどの演出は無く、徹底的に3人でやりきるつもりなのだと。
ここで初めてあ~ちゃんの「ふぅふぅふぅ~!」という煽り声が聴こえたと思う。


ここでMCに入った。
のっちはリハーサルの段階から楽しくてしょうがなかったらしい。
無人の客席に向かって煽っていたりしたそうだ。
5万人を相手にどっしりと構えているのがのっちらしい。
これは別にのっちがステージ以外では頼りないと言っているのではないこともない。
ともかく、ステージ上での度胸というか、男気があふれるのがのっちだ。

あ~ちゃんもリラックスしているようで良かった。
前日にアップされたPTAの動画のように自由な喋りを展開していた。

かしゆかはあまり喋らないが、相変わらず切れ味の鋭い合の手を入れている。

花道の先端まで行って観客に挨拶をして回る。
私がいる3塁側に来た時は絶叫して手を振ったが、1塁側に行かれた時の「置いてけぼり感」が半端ではなかった。

そして毎度のことながら、MCは果てしなく長い。
後半であ~ちゃんが言ったことだが、イヤーモニターには「巻け!巻け!」という指令が来ていたらしい。
もちろんこの空間ではあ~ちゃんが絶対である。


M05 ナチュラルに恋して

ホーム側の花道を使ってのダンスパフォーマンスだった。
真横から見る格好になったが、まるでPVを見ているようだった。
動いていないはずなのに、花道が動いているように見えた。

ほとんどのダンスパフォーマンスが、一方向だけでなく、左右や前後に方向を変えるようにアレンジされていた。
この曲でも左右に反転しながらのダンス。
大好物なリズムなので、ピクピクと震えながら踊った。


M06 love the world

「ここからは、Loveな曲をやります!」というような説明の後に始まった。
「チュチュチュ♪」の振り付けは女性に譲ろうと思ったが、1回スルーしただけで、2回目以降は私もやらせていただいた。
個人的にはこの流れで「Baby cruising Love」が来てほしかったが、それは無かった。


M07 I still love U

この曲のダンスが好きなので、モニターをじっくりと見ていたが、モニターは別に作った動画だったのか?
やたらに黄色かったし、照明の影響を受けていなかったようにも見えた。


M08 575

この曲はきっと来ると予想していたので嬉しかった!初披露である。
振り付けが無いのが残念に思ったが、中央の円形ステージが三層にせり上がって回転する演出が素敵だった。
気がつくと3人の場所が入れ替わっていたりしていた。
3人の生の声がよく聴き取れた。


M09 Perfumeの掟

圧巻だった。今回のライヴでの一番の見どころだったと思う。

前回のツアーの真骨頂が「edge」だとすれば、今回はこの「Perfumeの掟」だろう。
「edge」のパフォーマンスも度肝を抜かれたが、今回もやられてしまった。

鋭角なMJと共に、やはり鋭角なサウンドが鳴り響き、腰にガツガツ来る。
会場はややキョトンとした雰囲気だったが、私は構わずに頭を振りまくる。
これから何が始まるのだろう?という期待と不安が入り交じる中、モニターには

「Perfumeの掟」
「中田ヤスタカ」

という文字が出る。

絶叫。

「10人のかしゆか」
「レーザーガンで風船を狙撃するあ~ちゃん」
「10年の歩みをそれぞれの時代の決めポーズで通り過ぎるのっち」

どれも最高にかっこ良かった!

「edge」以上の完成されたパフォーマンスはもう無いかと思ったが、やはりPerfumeは壁を突き抜けて来た。
やはり最新のPerfumeが最高のPerfumeだし、不可能を可能にするのがPerfumeだ!

Perfumeを凌駕するのはPerfumeだけである。
自らが作ったこの大きな壁を、3人は再びぶち壊してくれるだろう。

もう一度しっかりと正面から見たい。この場面は絶対に映像化してほしいし、商品化してほしい。


M10 VOICE

私は、最新シングルであるこの曲が一曲目に来るのかと予想していた。
それくらいの勢いが感じられる曲だと思う。
もちろん、このポジションでも最高に上がる。

私は基本的には雄叫びを上げて頭を振りまくり腰をクネクネさせるライヴスタイルなのだが、この辺りで自分が手拍子をしていることが多いのに気づいた。
これが、会場の大きさというものかもしれない。


M11 コンピューターシティ

このときの3人の印象があまり残っていない。
何故だろうと思い返したら、私はアリーナの盛り上がりばかりを見ていた。
それに、やや気難しそうな隣りの女性が思い切りフリコピをしていることに気づいたのもこの時だった。
4年前にはほとんど誰にも見向きもされなかった楽曲で、今は5万人をバウンドさせている。
気持ちのいい景色だった。


M12 エレクトロ・ワールド

攻めのセットリストは続く。Perfumeの必殺曲。
この曲で5万人が「オイ!オイ!」と叫ぶ景色をずっと楽しみにしていた。
こういうときに「後ろの座席で良かったわあ!」と心の底から感じる。
オリコン最高順位77位の楽曲で東京ドームは炎上する。


3人も汗だくになっただろうが、私もわきの下がビショビショになり、ここでMCとなった。
あ~ちゃんの家のベランダに鳩が住み着いて、優しくしているのに脅されたりして、無礼な鳩だ。という話しだった。
つい2~3日前の話しだそうで、実にタイムリーな話題だった。
しっかりと汗が乾くまであ~ちゃんは喋ってくれた。


M13 パーフェクトスター・パーフェクトスタイル

私がまだPerfumeを知る前にリリースされ、当時のファンの間では解散説まで流れるほどだった頃に作られた一曲。
リリースされた頃は、パーフェクトではないスターで、パーフェクトではないスタイルだったかも知れないが、正真正銘、3人はパーフェクトなスターになって、パーフェクトなスタイルになった。
「手を伸ばしてももう届かな~い♪」って、本当に届かない。


M14 Dream Fighter

この曲がリリースされた頃が、ちょうど夢の武道館を目指していた頃だ。
NHKが制作した武道館への密着取材のタイトル「二十歳の挑戦」と重なって、タイトル通り「夢に向かって戦う」という3人の姿勢が感じられて、おっさんの涙腺を激しく刺激する。
3人はこの曲を歌いながら武道館を制圧し、代々木体育館も制圧し、全国ツアーも制圧し、東京ドームも制圧した。
これから想い描く夢も、きっと叶えるだろう。
もう40も近い年齢になって、この曲に勇気をもらっていることは誰にも言いたくない。


M15「P.T.A.」のコーナー

ここでのパフォーマンスだっただろうか?

あ~ちゃんが「喉が渇いた!炭酸が飲みたいね!」と言い、のっちが「じゃあ、あ~ちゃん開けて!」と言ってあ~ちゃんが笑顔で開栓!

「シュポン!」

その瞬間に「Lovefool」が始まった。
この曲はペプシのCM用にカバーされた曲だが、中田ヤスタカ氏は、CM用の30秒しか曲を作っていないという。「まさか続きが来るのか?」と期待したが、見事に30秒で終わってしまった。

「セラミックガール」や「The Best Thing」などの振り付けを練習したので、後に披露されるのかと思ったが、そのまま披露されずに終わった。

Perfumeの単独公演は、だいたいこのくらいの時間から「自分」というものが無くなってくる。
催眠といえば大げさだが、激しい多幸感がこみ上げてきて、あ~ちゃんの指導によって、日常の「自分」は消えて、非現実空間に突入してくる。

それは、次の楽曲で激しくドライブする。


M16 ジェニーはご機嫌ななめ

「恥ずかしい」という概念はキレイさっぱりに吹き飛び、思う存分にメンバーの名前をコールする。
この状態の私の姿を、リアルな友人や職場の人間に見られたとしても問題は無い。

「ゆかぢゃ~ん!」
「のっぢ~!」
「あ~ぢや~ん!」

全力でコールだ!


M17 (コンピューター・ドライビング Intro)~ Perfume

ここで「ぐるぐるゆー」という振り付けをメンバーと5万人が一緒になってやる。
「あなたは東京ドームに何をしに来ましたか?」と問われれば、「ぐるぐるゆーをしに来ました!」と答えるくらいに、これがやりたかった。
「ぐるぐるゆー」は、Perfumeの単独公演でしかやることができない。

全力でぐるぐるゆーをした。

メンバーはそれぞれ小さなクルマ(リリーフカー?)の屋根に乗り、グラウンドの外周を回った。
そして、ボールを客席に投げたり、ラケットで打ったりした。
あ~ちゃんが優しい打ち方でボールを客席に届けるのに対して、ほぼライナー性の当たりでボールを打ち込むかしゆかの笑顔が光っていた。


M18 チョコレイト・ディスコ

ここでも5万本以上の人差し指がドームの天井を指した。
そして5万人の「ディスココール」が炸裂する。
意地悪な見方だが、ここで「ディスココール」をやっていない人を探してみたが、私の座席からはほとんど確認出来なかった。
アリーナもスタンドもいい仕事ぶりだ。


M19 Puppy love

アルバム「GAME」のラストを飾ったこの曲も、今ではすっかりとライヴの後半を盛り上げる一曲になった。
腕を「上下上上 下上下下」と上下させる振り付けは、やっぱり5万人が参加。
Perfumeのパフォーマンスも素敵だが、5万人のオーディエンスが一斉に同じ振り付けをしている光景も圧巻だった。


M20 wonder2

本編はここで一度終了した。


すぐにアンコールの手拍子が始まる。
くどいようだが、5万人の手拍子はさすがに迫力がある。
もちろん全員が一致することは無いのだが、ザラザラという地響きのような低音がスタンドからアリーナになだれ込むような感覚があった。

それほど待つこともなく、3人が新曲「ねぇ」のジャケット衣装で登場。

ここからは、あ~ちゃんが感謝の気持ちを届けるコーナーになった。
売れずに事務所をクビになるところをつなぎ止めてくれた、マネージャーのもっさん。
小学生の頃からダンスをみっちり仕込んでくれたMIKIKO先生。
今日のステージの実現に向けて奔走してくれたスタッフ。
家族。
そして今日に集まった5万人のファンに。

今日のこの日を作ったのは、3人だけではない。
スタッフさんにも届くように、手がちぎれるほどに拍手をした。

ここであ~ちゃんはサクッと「ねぇ」の発売日を間違えるが、気を取り直してもう一度収録。
さらに盛り上がる告知を演出した。

EN01 ねぇ

11月10日発売の新曲がここで来た。
私は主義としてCDが手元に来るまでは楽曲を一秒も聴かないというプレイをしているが、「ねぇ」は今日のライヴでは必ずやると思っていたので、2~3回は聴いた。PVは一度も見ていないので、ダンスは初めて見ることになる。
アルゴリズム体操のような振り付けと、高速ステップが見どころだと紹介されて始まった。
正直、遠すぎて高速ステップは見えなかったが、何やら凄そうな雰囲気は伝わった。
抱きしめようと思っても、スルリと抜けて抱きしめられないアルゴリズム体操は素晴らしい。



そして最後の曲は、自分たちに「チャンス」を与えてくれた楽曲だという説明をして始まった。


EN02 ポリリズム

何度も書いていることだが、Perfumeのライヴは基本的には「クチパク」だ。
あらかじめプログラムが決められていて、それが機械的に走り始め、生楽器のバンド演奏などとは違って一度曲が始まれば楽曲についてのハプニングは起きない。

しかし、そのプログラムを最終的に表現しているのはPerfumeの3人。

そして、今日のセットリストを考えているのも、マーケティングの先生や偉い大人ではなく、生きている彼女たちだ。

その3人が、東京ドーム公演最後の曲に「ポリリズム」を置いた。

Perfumeの不思議なマジックとして、「楽曲を成長させる」というものがあると思う。
今回は披露されなかったが、「マカロニ」や「SEVENTH HEAVEN」などが筆頭だと思う。
楽曲を聴いているだけでは、その曲は熟成されない。ライヴに参加して、初めて楽曲が成長していくのだ。

この日に見た「ポリリズム」は、今まで見たことの無い「ポリリズム」だった。

飽きるほど聴いた曲なのに、鮮度は抜群だった。

このときにセンターステージから大きな花火が上がり、銀テープの噴出があって大いに盛り上がったが、大掛かりな演出はこれくらいだった。
今になって振り返れば、その演出も必要無かったのではないか?と思われるほどに、本当に生身の3人のパフォーマンスで、5万人を魅了した。

私の予想では、もっとドラマチックな演出があるのでは?と思っていたが、実にシンプルな味付けだと感じた。
無骨だった、と言えるかもしれない。
しかし、存分にPerfumeを楽しむことが出来た。
Perfumeという「素材」そのものの質が高いからだと思う。下手な調味料は無用だった。

「夢のステージに、かしゆかと、のっちと一緒に立てていることが、凄く嬉しいです」

こっちだって嬉しいに決まってるだろ!と、泣きながら話すあ~ちゃんに心の中でツッコミを入れた。

Perfumeの魅力は、我々ファンが三人と共に冒険して、新しい世界に旅をして、新しい景色を見る楽しさにあると思う。
この日もPerfumeは、新しい世界に我々を連れて、見たことの無い景色を見せて楽しませてくれた。

あ~ちゃん、のっち、かしゆかは、指し示す方向を強力に現している「やじるし」だと思う。
結成して10年間、それはブレることはなく同じ方向を指していた。
2007年からのファンなので、偉そうなことは言えないが、それを実感したライヴだった。

一本の矢では折れてしまうかもしれないが、それが三本集まれば、折れない矢になる。
その「やじるし」が、これからどこを目指すのかは分からないが、きっと間違いのない方向を指すのだろう。

あ~ちゃんは「皆さんの笑顔が本当に素敵で」と、ほぼ毎回のライヴで言っていると思う。
それくらい言うのだから、我々の笑顔は本当に素敵に見えるんだろう。

しかし、その笑顔を作ったのは、間違いなくあ~ちゃん、かしゆか、のっちだ。

最後に見せてくれた3人の笑顔も、本当に素敵だった。
あんな素敵な笑顔ができる人も、滅多にいないと思う。

遠い座席の私にも、しっかりと笑顔は届いた。

まだこれから何度でもあの笑顔を見たい。

ありがとう。楽しかったです。


Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」SetList

M00 GISHIKI
M01 シークレットシークレット
M02 不自然なガール
M03 SE ~ GAME
M04 ワンルーム・ディスコ

M05 ナチュラルに恋して
M06 love the world
M07 I still love U
M08 575

M09 Perfumeの掟
M10 VOICE
M11 コンピューターシティ
M12 エレクトロ・ワールド

M13 パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
M14 Dream Fighter
M15「P.T.A.」のコーナー
M16 ジェニーはご機嫌ななめ
M17 (コンピューター・ドライビング Intro)~ Perfume
M18 チョコレイト・ディスコ
M19 Puppy love
M20 wonder2

EN01 ねぇ
EN02 ポリリズム
コメント (20)
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