縦覧・意見書の提出期間
3月10日(金曜日)~24日(金曜日) 午前8時30分~午後5時
二番町地区地区計画に関する都市計画案の縦覧等
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/machizukuri/toshi/oshirase/nibantyotiku-juran.html
二番町地区地区計画の都市計画案の縦覧を次のとおり行います。
区民や利害関係人は、それぞれの都市計画案について意見書を提出できます。
意見書の提出方法
都市計画案の種類・名称、氏名、住所(法人その他の団体は法人名・代表者名・事業所の所在地)、電話番号、意見を記入し提出ください。提出方法はメール、ファクス、郵送または直接問い合わせ先への持参となります。
意見書の提出先
千代田区役所 景観・都市計画課
〒102-8688 千代田区九段南1-2-1
ファクス:03-3264-4792
メールアドレス:keikan-toshikeikaku@city.chiyoda.lg.jp
※弁護士さんのお話によると、在住・在勤・在学生・在学生の保護者以外でも、利害関係人は「千代田区によく来る」「千代田区が好きだ」でも構わないとのこと。
(前に書いたのでも ↓ 有りなのね。笑)
急ぎ草稿。(追記有り?)
2022-09-04 16:37:34 | リンクフリー記事
https://blog.goo.ne.jp/doteneco-cm/e/2c320dac755a2c6237345af3866f2a1f
※「番町の町並みを守る会」ビラ(理由例)より。
(例)現在の地区計画の範囲内での開発が望ましい。
(例)賑わいは必要ない。日常の買い物や食事が便利になるだけでいい。
(例)二番町の地区計画の変更がなされると、なし崩し的に四番町も超高層ビルが建つことを懸念。
(例)番町にイベントを行うような広場は必要ない。
※先程、提出された(メール)意見書です。(もっと簡略で大丈夫です)参考まで。
都市計画案の種類:「二番町地区地区計画に関する都市計画案」
意見:歴史・文教エリアである「番町に於いての『地区計画:建物の高さ60メートル以内』制度」を守る。日本テレビという一企業のみに緩和措置、90メートルの超高層ビル建設を許可することに明確に反対します。
一部の町会長等、広場等を希望する人の意見には、自治体千代田区が対処すべきです。
バリアフリー、広場、防災・避難場所のような公益に則ったものは本来、行政、千代田区が区政として行う、用意するものであって、民間に「たかる」ものではない。
「千代田区は金が有る」「潤沢な区民税を有す」と豪語(漏れ聞くところによると)するなら尚更で、日本国首都東京・筆頭区千代田区が率先する行為ではない。
浅ましい、恥ずかしいことは、おやめになって頂きたい。
区政は区民の為に行われるもので。
役人の意のままに物事が決まる、と、千代田区役所 景観・都市計画課、千代田区役所 環境まちづくり部・道路公園課、等は勘違いなさってませんか。
番町・外神田(秋葉原)・神田警察通り沿道住民の声を「一部の妨害者の意見」として扱う行政の在り方、樋口区長の態度に憤りを禁じ得ません。
千代田区は、文教地区・風致地区を制度として守ること。地球温暖化に繋がるビルの高層化を止めること。
「番町に於いて『地区計画:建物の高さ60メートル以内』制度・制限を守る。日本テレビという一企業に『緩和措置・90メートルの超高層ビル建設を許可』に反対します」
「容積率緩和を廃止。文教地区の環境を守り、都市の温暖化防止の為にも歴史有る緑・街路樹、イチョウ・ソメイヨシノ等の伐採に反対します」
参考資料:千声会 HP ニュース
https://sensei-kai.jp/news/202303061915.html
『FACTA』 3月号『スクープ! 読売・日テレの「番町再開発」が紛糾』全文掲載
https://sensei-kai.jp/file_master/link/53747236ce167a-5b71ea6370ec511b2-2678097702-6370ec511b2.pdf
スクープ!「ファクタ」 2023.3 月号 からの抜粋
「ここまでやるのか。えげつない」
読売の 「新皇帝」 山口社長が乗り出し たからには、グループの不動産価値の向上が最優 先。 2023 年 3 月号 BUSINESS [経済秘話2] by カシアス谷と「ファクタ」 取材班 へ 私 B! かつてのお屋敷町、 東京都千代田区の番町地区 はいま、 日本テレビホールディングス の再開発 計画をめぐって騒然としている。 日テレが千代 田区役所と組んで、かつて本社 があった自分の 土地だけ、 高さ規制を緩和する 「特別扱い」 を 強行しようとしている からだ。 千代田区は 1 月 26 日、 現在高さ 60 メートルまで しか建てられない二番町の日 本テレビの旧本社 跡地だけ、 高さ規制を 90 メートルに緩和するため、 都市計画法に基 づく公聴会を開催した。いま や、かつてのお屋敷町の面影はかすかにしか残っていないが、 それでも、もとは高級住宅地だっ ただけに、 住民にとって突然の超高層ビルの出現計画は 住宅環境を激変させかねない出来事であ る。 公聴会で反対意見を述べたのは、地元で反対 運動を推進してきたキッコーマン元副会長の茂 木七左衛門 (元日本芸術文化振興会理事 長) やグロービス経営大学院の堀義人学長ら 5 人だった 再開発対象の「番長の森」と日本 テレビ番町スタジオ 堀は公聴会で「日テレという一企業だけ特別に高さ規制を緩和するこ とに反対です」 と切り出し た。 いまの日テレの提案は昨年 9 月に示されたばかりで、 住 民との協議があまりにも不足している という。 日テレが高層ビルを建てようとしている 区画は、三方が一方通行の狭い道路で、静かに 暮らしたい住民にとっては迷惑施設。 「ひ とたびできたら二度ともとには戻らない。 子供たちに 青空を残したい」 と反対の論陣を 張った。
茂木も「千代田区は、日テレの所有地だけを切り出して高さを緩和しようとしている」と、 区の 日テレ優遇策に疑問を投げかけた。 「日テレはこの近隣の四番町地区で 2300 坪も土 地を買い集め ている。日テレはどうするか白紙と言っているが、もし二番町で高さ規制を 緩めたら、 同じよう に今度は四番町でも規制緩和を求めてくるかもしれない」 と茂木。 閑静な住宅街に続々超高層ビ ルが建つのではないかと不安を募らせる。 反対派の署名に は 3300 人が応じたという。
「読売のドン」の御曹司が進言?
千代田区が昨年 11 月、 日テレが再開発しようとし ている二番町の地権者を対象に意見を 募ったとこ ろ、賛成が47件だったのに対し、反対はそれをわ ずかに上回る49件あった。 つまり、地元では賛否がほぼ拮抗した状態と言えるだろう。
区が昨年 7 月に実施し たアンケート調査でも、 「納得できる」 「どちら かというと納 得できる」 が 258 件だったのに対 し、 「納得できない」 「どちらかというと納得で き
ない」 はそれを若干、上回る 267 件あった。 つ まり、地元では賛否がほぼ拮抗した状態 と言える
實食新聞 東京 大手町の読売グループ本社
こうした事態に日テレで不動産開発にかかわってきた関係者は心を痛める。「もともとは、 こん な乱暴な開発計画ではなかったんですよ......」。 日テレは氏家斎一郎会長 (2011 年死 去)の時代 までは、高級住宅地の番町・麹町地区の不動産開発の難しさを認識していた。バ ブル期には新宿 の日本テレビゴルフガーデンの用地に新社屋を建てる計画が浮上したが、 結局は汐留に移転する ことにし、新宿の土地は2000年に都市基盤整備公団に売却。以来、 日テレにとって二番町の旧本 社ビルをどうするかがずっと課題だった。 最初は清水建設、 次いで森ビルにアイデアを依頼した が、ともに「この住宅地を商業的に再開発するのは難 しい」 という返事だった。
日テレ関係者によると、 そんなころに、 千代田区政に隠然たる影響力を有していた自民党 都議会 の実力者、 内田茂の配下・嶋崎秀彦千代田区議とともに現れたのが、 読売帝国の 総帥渡辺恒雄の 息子、 睦だったという。 嶋崎区議と睦は番町小学校の同級生という間柄 だった。
渡辺睦は青山学院大を卒業し、1982 年に三井信託銀行に入行し、当時は中央三井信託銀行の法人 営業部門に在籍していた。睦は当初、株式事務の代行に関する営業に訪れ、やがて不動産に関する提案もする ようになったという。「渡辺さんは読売新聞社本丸には行かないようだけれど、ほかのグループ会社には親の威光 を背にして営業するんです。彼が日テレ上層部に不動産開発を進言して、そのころから当社は不動産開発に邁進 するようになりました」。日テレの元担当幹部はそう打ち明ける。 ただし日テレは「事実に基づかない」(広報部)と否定。嶋崎区議も同級生であることは認めた が、それ以上の関与については否定した。
日テレは、周辺の土地を買い漁るようになり、
2010 年には四番町の旧東亜建設の本社用地を 200 億円超で取得し、14 年には二番町の 700 平方メートルの 土地を三井不動産レジデンシャルから入手した。それ以前には JR 東日本の持つ四番町の土地
1651 平方メートルを手に入れている。ほかにも教会や個人宅も相次いで地上げしている。「麹町から市ヶ谷近くま で高層ビルを続々建てる気ではないか」。反対派住民はそう気を揉む。 日テレは、汐留に移転後も旧日本社ビルをそのままグループ企業に貸す方針だったが、 「読売のドン」こと渡辺恒雄主筆(2019 年 3 月) 「突然、開発促進区』という制度を使って大きなものをドーンと建てようと変わっていったのです」と日テレ OB は言 う。トップの大久保好男は、読売のドン、渡辺恒雄直系の読売新聞政治部出身。ナベツネももう 96 歳。愛妻に先
立たれて、すっかり足腰が衰え、いまや息子が頼り。それゆえ大久保は渡辺睦のことを「忖度」したのかもしれな い。 「この地での再開発は「住民とトラブルになるからやめた方がいい』と大久保さんに進言しても、相手にしてもらえな かった」。そう OB は残念がる。
日テレの再開発を千代田区が後押し
日テレ報道畑出身の酒巻和地が 2014 年、社内に設けられた「麹町再開発事務局」の事務局長に就任し、以来、 彼の陣頭指揮のもと、二番町の旧日本社ビルに超高層ビルを建設する計画の検討が始まった。千代田区選出の 自民都議の内田茂が、どこから聞きつけたのか、「関係する町内会長をかき集めて、まちづくり委員会のような勉 強会を作ったらどうか」と、地元の商店主や町内会長らにアイデアを披露したのも、このころだった。内田と千代田 区の石川雅己区長(当時)は「例類の友」と言えるほど緊密な間柄であった。もともと石川を区長に引っ張ってきた のは内田である。内田と石川および 2 人に連なる不動産人脈は、区役所内で「上部組織」と呼ばれる。上部組織 からの指示は、事務方の役人ではうかがいしれない「天の声」でもあった。
かくして日テレと各町内会長らは 2016 年、「日テレ通りまちづくり委員会』を設けた。右も左もわからない町内会長 らを一定の方向に導くため、あらかじめアドバイザーも用意されていた。区役所の外郭団体「まちみらい千代田」の 専門家である。「委員会に呼ばれるまで、なんだかわからなかったですね。区役所がコンサルタントを連れて来て、 要するに日テレが高層ビルを建てたい、ということでした」。参加した町会長はそう振り返る。
「委員会」はほぼ月 1 回の割合で開かれ、日テレはその席上、セットバックして道路や公開空地のスペースを提供 する代わりに、現在の 60 メートルの高さ制限を緩和し、その 2.5 倍の最大 150 メートルの超高層ビルを建築する 腹案を示した。町内会長を抱き込み、すべては日テレの思惑通りにゆくかに見えた。 この「委員会」の要望を受け入れる形で、千代田区は、日テレや町内会長だけでなく、他の利書関係者や学識経 験者も集めた「日本テレビ通り沿道まちづくり協議会」を 2018 年 3 月に設置。5 月には基本構想の素案をつくり、 7 月には取りまとめる段取りだった。根回しは済んでおり、形式的なシャンシャン審議になるはずであった。 だが、日テレが 5 月の協議会で配布した資料に「新たな高さ制限 150 メートルまで」とイメージ図が掲載されてい たのを、市民派の小枝すみ子区議が見つけ、大さわぎになる。「住民たちが、ここは 60 メートルまで、と作ったル ールなのに。いくら何でもやりすぎです」。小枝区議は言う。
高層ビルを建てる代わりに「甘い飴」
かくして瞬く間に反対派団体「番町の町並みを守る会」が組織された。番町地区は成り名を遂げた官僚 OB や経 済人らが多く住む。ふだんは住民運動には無縁で、日経しか読まない体制寄りの彼ら彼女らだが、自身の住環境 が破壊されると知って、おっとり刀で駆け付けたのだ。「守る会」の願問として名前を連ねるのは、神原定征経団連 元会長、ノーベル化学賞受賞の野依良治、日本総研の百合理事長、柳井後二元外務事務次官らそうそうたる 26 人。「日テレは報道機関なんだからきちんとルールを守ってほしい」
「社会の公器が金儲けばかり考えてはいけない」「言っていることと、やっていることの乖離がはなはだしい」一ー。 お歴々はそう憤慨する。隣接する女子校御三家、女子学院が「威圧的な建物で環境が台無しになる」と先導し、女 子学院、双葉、大妻の女子校 3 校が「突出した超高層ビルを建てないでほしい」と要望書を突き付けた。 この間、再開発ディベロッパーからマンション住戸の取得に便宣を図ってもらっていたことが露見した石川区長は、 区議会の追及を受けて失脚した。しかし、都民ファースト都議出身の福口高頭が衣鉢を継いで区長になり、千代 田区の開発推進の姿勢は変わらない。 ,「日テレさん以上に区役所が前のめりのように思えて仕方がない。なんで日テレだけが周囲を障できる超高層ビ ルを建てることができるのか。区役所にはもっと中立的な采配を期待してきたのに、むしろ区が自ら進んで規制を 撤廃しようとしているのです」。住民はそう不安そうに話す。区役所が仲介して反対派住民と日テレの話し合いが 何度か取り持たれたが、両者の意見は平行線をたどって決裂した。
最終的に日テレは昨年 9 月、12 回目で最後となった「日本テレビ通り治道まちづくり協議会」に、150 メートルから 90 メートルに縮小した案を提案した。日テレとしては、反対運動の意をくんで、低めにしたつもりなのだろが、かと いって 60 メートルの高さ規制を撤廃することには変わりはない。「とても、これを許すわけにはいかない。ここでい ったん規制緩和を認めれば、日テレが近隣で地上げして買い漁ったほかの土地にも波及しかねない。景観や日照 が台無しになる」。反対運動にかかわる住民は、そう怒る。 もっとも日テレは、高層ビルを建てる代わりに、住民むけに「甘い飴」も用意した。住民が利用できる 2500 平方メ ートルの広場や、地下鉄麹町駅の改札口に向かうエレベーターやエスカレーターを併設し、高齢者が多いこの地 域に「バリアフリー」を実現するというのだ。公聴会でもこの鉛を評価し、「バリアフリーは必要」と、日テレの計画を 容認する声も少なくなかった。町内会には夏祭りを開ける広場が欲しいという声が根強くある。そうしたニーズを取 り込んだ格好だ。 日テレ広報部は当編集部の質問に対し、「反対を表明されている方々とも真摯に話し合いを重ね検討したうえで計 画しております。提案には多くの方々の賛同を頂いており、公聴会でも反対を大きく上回る美成蔵見が寄せられま した」と言っている。
読売・日テレの支配者「山口寿ー」
読売新聞グループ本社社長の山口寿ーは、日テレ旧本社ビル再開発にからむ騒ぎに関心をもったのだろう。 2022 年 6 月に日本テレビホールディングス代表取締役議長にも就任している。日テレのプロデューサー出身とし て社員からの信任が厚かった副会長小杉善信と読売新聞政治部出身の会長大久保はともに退任した。このとき の役員人事の核心は山口が読売・日テレの支配者に就任したことである。
読売グループの山口寿一社長 民放キー局が相次いでホールディング会社体制を取るようになったからといって、新聞社の社長が民放キー局の トップを兼任するのは初めて、かつ異例なことである。「ここまでやるのか。えげつない」。ライバルの民放幹部は驚 く。
大久保は 2019 年に日テレホールディングス会長に就任し、次期社長含みで読売新聞経済部長や同経理局長を 務めた杉山美邦を取締役に引っ張ってきたものの、大久保はすぐに山口との間に隙間風が吹くようになった。日テ
レ関係者によると、当時日テレの取締役だった山口が、役員会で大久保にねちねちと質問を繰り返す場面が多く 見られたという。杉山は日テレホールディングスの会長ではあるものの、その上には議長の山口が君踊する。院 政を敷きたかった大久保は結局、読売の「新皇帝」の山口との権力闘争に敗れ、体よく追い払われたと言えるだろ う。
山口はよみうりランドの取締役や巨人軍のオーナーに就いたのに続き、日テレも手中に収めた。 仇敵の朝日新聞の自滅的な潤落をよそに、「最後の全国紙」を標榜する。さりとて「読売の実売部数はもう 500 万 部を割った」(読売 OB)と、紙の新聞の寿命は長くない。テレビもインターネットに押されるなか、次代の柱になりそ うなのが、TBS やフジテレビと同様、不動産開発である、山口は当然、日テレのプロパーたちがやらかした不動産 開発の不手際の収拾を考えているに違いない。 もちろん憲法改正を声高に主張する読売、日テレグループである。うるさい反対派を抑え込み、グループの不動産 価値の向上を最優先に考えるのは、言うまでもない。日テレは今年開局 70 年をつつ迎える。(敬称略)
※「FACTA ONLINE」
スクープ! 読売・日テレの「番町再開発」が紛糾
「ここまでやるのか。えげつない」。読売の「新皇帝」山口社長が乗り出したからには、グループの不動産価値の向上が最優先。
2023年3月号 BUSINESS [経済秘話②]
https://facta.co.jp/article/202303002.html
東京新聞 TOKYO Web
千代田区二番町の超高層ビル計画 高さ60→90メートルはなぜ?
2023年3月23日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/239545