運び来る 冬の使者なり寒気団(11/19)
幻のやうに晦 冬籠り(11/30)
晦日(みそか)なので例によって;投句の再録です。
( ↓ リンク、しりとり俳句「十一月の一句」参照のこと)
一句目、「寒気団」で冬(季語)に成りうるのではと思いましたが、季重なりでも、と。強調の意をこめて。
二句目、二転三転して、ここでは(最終)上記の様にしました。
最初「幻のやうに月ゆく冬籠り」うっかり月(秋)と冬籠りを一緒にしてしまったので、
次に「幻のやうな晦冬籠り」で、「月」を「晦」に。
と、「に」を意味が通り易い?「な」にしたのですが。
やっぱ最初の意の、「幻のように」見えずにゆく晦(つごもり)の月は冬籠りしたのか、まるで…
を表すのには「に」の方が良い様に思われるので、ここでは変えました。
「やうに」「つごもり」「ふゆごもり」で、「ごもり」の繰返しの上に「イ音」の繰返しではクドイか、と思って変えた音も元に戻します。
冬籠りをしたかの様な姿の見えぬ月も(決して居なくなった訳では無い)
そこに在るのだなあ…
月も望めない冬の日は冬籠りとばかりに部屋の中ですごそうか…
なんて;感じで想像して頂ければ。と思います。
投句の流れで…「だから;」こんな時間にUPです;