※12/27 友人に宛てたメールより。
昨日、千代田区で問題になっている事の、一つの訴訟が結審しました(実質的な勝訴です)。
関係者で労いました。以下、ご覧になって頂ければ幸いです。
弁護士JPニュース
「勝訴を超える成果だ」千代田区長による独断での“日比谷ミッドタウン広場”の“無償貸し渡し”を争う「住民訴訟」が原告の“訴え取り下げ”で終結…その理由とは
2024年12月26日 18:27
https://www.ben54.jp/news/1833
https://news.yahoo.co.jp/articles/555e310f55db35f3db3400e360418f54ebb2b67c
(※記事より一部引用・一部カラーリング)
大城弁護士はその理由について「実質的に勝訴を超える成果が得られたため」と説明する。
原告と被告(区)との間で裁判所の主導による和解交渉が行われ、区と日比谷エリマネ社の間で「覚書」が交わされた(12月13日)。
それによって「日比谷エリマネ社が区との使用貸借契約を通じて不当に利益を得る『抜け道』をふさぐことができた」(大城弁護士)という。
覚書で定められた事項の概要は以下の通りである。
①日比谷エリマネ社が建物部分の修繕義務を負うことの明確化
⇒元の契約書では無償貸与の対象が「広場及び地下の施設」となっており、地下の商業用店舗等が含まれるか不明確だったのを、明記した。
②日比谷エリマネ社が得た収益の使い道の限定と「修繕積立金」の明示
⇒収益の用途を広場等の運営、イベント実施、広告物の掲出、日比谷エリマネ社の運営に限ることを確認し、余った額を「修繕積立金」として積み立てることを明記した。
③契約終了後の「積立金」の区への返還
⇒契約が終了した場合に日比谷エリマネ社は「修繕積立金」の全額を区に返還しなければならないことを明記した。
なお、覚書は法的には「契約書」であり、その条項は当事者を拘束し、日比谷エリマネ社には上記の各条項についての履行義務が生じる。
住民訴訟の仕組みには「限界」もあるが…
この覚書の意義を、大城弁護士は次のように説明した。
大城弁護士:「住民訴訟の枠組みには限界がある。制度上、住民は、契約の内容について『見直しをしないのは違法だ』という判決を求めることしか認められていない。肝心の契約の中身を法的に拘束する判決を得ることは、仕組み上、できないことになっている。
極端なことをいえば、区が『見直しをしましたが、その結果、いっさい変更しないことにします』ということも可能だ。
しかし、区と日比谷エリマネ社との間で法的拘束力のある覚書が締結されたことによって、元の不動産の無償貸与契約の考えられる抜け道はほぼ塞がれた。
千代田区政 - こえだの声
http://blog.livedoor.jp/koedasumiko/
2024年12月24日
お元気ですかーメリークリスマース〜♬😊
http://blog.livedoor.jp/koedasumiko/archives/10835480.html
千代田区の惨状を考えると、呑気に微笑んでいる場合ではないですね💢
一つ間違えば、兵庫県状態の千代田区は、嵐の前の静けさのようにも見えます。
いえいえ、千代田区民が良いなら良いのです。
でも知らずに知らされずに、間違った選択することになったら、良くないと思うばかり。
ご報告しなければならないこと、もろもろありますが、
取り急ぎはこちらの訴訟が終わったとのこと、
ミッドタウン日比谷255億円区民の土地建物を無断でタダ貸ししていたという住民訴訟、
事実上の勝訴的和解となったということのようです。
その詳細が、記者会見で語られるそうです。
3年かけて区民が訴訟をしなければ解決しない内容だったのか、
千代田区政に興味も関心もない現樋口区長の体質が見え隠れします。
年間6000万円の収入があったら、千代田区中の子どもたちのおむつも、高齢者のおむつも
無償配布できるのではないでしょうか?
三井不動産はじめとするエリマネ社に、
ルーズな無償貸付を誰も知らない間にキセイ事実としていた事例です。
百条委員会でばれて「見直した方が良い」のではとの提言あるも
無視を続けたという事例でもあります。
狙われる千代田区民の土地・財産、マスコミの皆さん、
記者会見:12月26日(木)11時30分 〜 司法記者クラブにて
「日比谷ミッドタウン広場における千代田区の土地建物の無償貸付に関する住民訴訟」
終了のご報告 取材においで下さい。
裁判始まる前に出された参考になるチラシを以下に貼り付けます。
https://www.chiyoda-fund.com/_files/ugd/c07db5_15c6a66e7a7b4eed93bd85539046d46f.pdf
※「江戸東京を愛するちよだの会」令和3年12月28日号をご覧ください。
千代田区議会で活躍した3人の女性議員OB(原告)のお話をぜひぜひお聞きください。
ミッドタウン日比谷の一部を20年無償貸与…千代田区を提訴 前区長と疑惑も
2021年11月27日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/145006
千代田区が三井不動産の再開発ビル「東京ミッドタウン日比谷」の一部の土地と建物を一般社団法人「日比谷エリアマネジメント(エリマネ)」に無償で貸し、エリマネが多額の利益を得ているとして、元区議らが26日、樋口高顕区長が是正しないことの違法確認を求めて東京地裁に提訴した。
週間金曜日オンライン
東京・千代田区の監査請求却下に裁判所が異議
区民の請求認め裁判続行
岩本太郎|2022年8月12日5:20PM
https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2022/08/12/antena-1112/
田中龍作ジャーナル
【ミッドタウン日比谷】千代田区、255億円相当の土地・建物を三井不動産等が設立した一般社団法人に無償貸し出し
2024年5月2日 19:15
https://tanakaryusaku.jp/2024/05/00030645
こんなスキームがまかり通ったら、一等地にある日本中の公有地がすべて三井不動産に差し出されてしまう。
銀座と日比谷公園に挟まれ皇居の斜向かいに位置する「東京ミッドタウン日比谷」。日本屈指の一等地である。
同タウン内にある千代田区所有の土地・建物1990㎡(255億円相当)が、三井不動産等の運営する一般社団法人・日比谷エリアマネジメント(以下、エリマネ社)に無償で貸し出されている。
エリマネ社が土地・建物から得るテナント料などの純収益は年間4800~6200万円に上る。本来ならば千代田区が得ているはずの巨額資産である。
区民の莫大な財産に関する重要案件なのだが、議会にも知らせていないことが発覚した。2020年のことだ。
(中略)
去る4月17日にあった口頭弁論で篠田賢治裁判長が質問した。「事業というのなら決算書はあるのか?」と。
エリマネ側の回答に唖然した。「決算書はない」というのだ。
裁判長はさらに質問した「契約期間の20年を過ぎた場合の修繕費はどうなるのか?」と。
エリマネ側からは回答とよべるものは出なかった。傍聴席からは失笑が漏れる有様だった。
錬金術はしっかりしていても、裁判の継続さえ難しくなるようなエリマネのズサンな運営である。