福助の部屋

どうでしょうCUEスワローズSHINee映画うたとの毎日etc。大好きなことゆるゆる綴ります。

PARCOプロデュース『噂の男』その③

2006-09-12 23:14:02 | 演劇
CUEさんの会報が届き、『TEAM NACS TEN』の先行予約のチラシを見て、
どうしても行きたいが故にチケットが取れるのか今から不安に駆られて
おります

それはひとまずおいといて、『噂の男』の感想の続きを早く書けって話ですよ(笑)

猪岐英人&水野顕子(トシ&アヤメ)…宝田興業所属の中堅夫婦お笑いコンビ。
この2人、急遽追加されたキャラなんだそうで。そう言われれば、最初は男5人だけの
芝居って言ってたっけ。でもそんなことは微塵も感じさせない重要なポジションを
見事に担ってらっしゃいましたよ!
特にアヤメ役の水野さんは鮮烈でしたこれまたいやーな女でね(笑)
旦那であるトシ公認でボンちゃんと寝たり、自分を拒絶したアキラを罵倒したり。
でも彼女の存在によって、ますます男たちの暗闇が混沌としていったような気がして、
今回のお芝居にはなくてはならない存在だったと思います。


山内圭哉(ボンちゃん)…宝田興業所属の売出し中ピン芸人。
『桜飛沫』以来、約7ヶ月振りの僧正。相変わらず素敵ですね~ホント
今回は堺さんとのキスシーンは長かったですけど(笑)、5人の中では比較的
正常な感情の持ち主だったこともあって、若干控えめだったような…
まぁ、人の奥さんは寝取るわ、関係を迫る支配人を殺そうとするわ、十分狂ってますけどね。
でも、ナマズ持ってましたし(笑)、モッシャンの背中を掻いてあげるシーンなんかの
“間”はまさに僧正、やっぱり私の期待を裏切らない人です
あそこのじゅんさんとの絡みは最高でした!
それにしても僧正、髪の毛があるとホント普通にいい男ですよね~
私は違和感ありましたけど(笑)


橋本じゅん(モッシャン)…“パンストキッチン”のツッコミ担当。相方のアキラに
先立たれ、今は落ちぶれ酒浸りの日々。
じゅんさんも、僧正同様『桜飛沫』以来7ヶ月振り。またじゅんさんを生で観ることが出来て、
本当に幸せだと思える役者さんです
今回のお芝居、それぞれが強烈な輝きを放って舞台の上に存在してるんですけど、
中でもじゅんさんの存在感は圧巻でした!
さとしさんの時も書きましたけど、W橋本の漫才は本当にお見事。
ネタは中川家さんのものなんだそうですけど、完璧に自分たちのネタにしてましたもんね!
“パンキチ”時代のひねくれたモッシャンも良かったですけど、やっぱり凄かったのは
廃人になってしまってからのモッシャン。
狂気と正気の境を彷徨いながら、身勝手なほど一途に、漫才のこと、アキラとのコンビの
ことを思っていたんだと思います
ラスト、廃人と思っていたモッシャンが突然正気に戻ったようになり、私たちには
見えないアキラと漫才の稽古を始めるシーンが、私にはとても切なく映りました…
きっともう元に戻ることはない、一生記憶の中の“パンキチ”と生きていくんだなぁと。
そんな風に、面白くて悲しくて痛々しくて切ない感情がストレートに心に伝わってくる
じゅんさんの存在が、私の中では大きかったですね
でもやっぱり、突然支配人やボンちゃんにツッコミ指導を始めるモッシャンの笑いの
部分も大好きな訳で(笑)


ホント、長~くなってしまいましたが、こんなに魅力ある役者さんたちに出会えて
幸せだったなぁと言うことなんです
叶うことならもう一度生で見たかったですけど、
DVDが出るまで我慢しなければなりませんね…

また会いましょう!『噂の男』


コメント (3)
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