職人の兄ちゃんと「困ったもんだ」と愚痴っていたが、ぐちぐち言うてても何の解決にもならぬと、鳩首会議を開き、
「ワシ、通販で捕獲器買いましてん。明日くらいには到着しますねん」
「そうか、それは痛い出費やなあ。ごめんな」
「じゃ、ボクは猫缶買うてくるわ」
と夫々が、分担して昨晩は解散した。今朝の事、息子がにやにやして「かかったで」
「ひえ~、ほんまにい」
どきどきしながら工場に入ると、まあ、でっかい捕獲器。職人の兄ちゃん何を捕る気やねん、イノシシちゃうし」
中には、「茶トラの小さな猫」がうずくまっている。
親猫にしたら、こぶりで、じっとしている分には可愛いもんだが、近づくと、毛を逆立てて「シャーッ!」と威嚇する。
やっぱ、野良猫なんだなあ。でも、しんどいのやろ?お水あげようか?
「あかん、ほっとき」と息子。
「なんで?水くらいやってもええやん」
「あかん、つけあがる」
「・・・・・」
「で、この先どうするの?」
「わからん・・・・」
猫を挟んで無言のワタシ等。
「ワシ、通販で捕獲器買いましてん。明日くらいには到着しますねん」
「そうか、それは痛い出費やなあ。ごめんな」
「じゃ、ボクは猫缶買うてくるわ」
と夫々が、分担して昨晩は解散した。今朝の事、息子がにやにやして「かかったで」
「ひえ~、ほんまにい」
どきどきしながら工場に入ると、まあ、でっかい捕獲器。職人の兄ちゃん何を捕る気やねん、イノシシちゃうし」
中には、「茶トラの小さな猫」がうずくまっている。
親猫にしたら、こぶりで、じっとしている分には可愛いもんだが、近づくと、毛を逆立てて「シャーッ!」と威嚇する。
やっぱ、野良猫なんだなあ。でも、しんどいのやろ?お水あげようか?
「あかん、ほっとき」と息子。
「なんで?水くらいやってもええやん」
「あかん、つけあがる」
「・・・・・」
「で、この先どうするの?」
「わからん・・・・」
猫を挟んで無言のワタシ等。