だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

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2018年03月18日 | 日々の暮らし
三寒四温の今日この頃、中でも、今日は暖かい日だった。

絶好のお散歩日和、いつもの公園をとぼとぼと歩く。

お天気が良いのと、週末が重なって、いつもは静かな公園も、子供達の嬌声やら、おじいさま、おばあさまのお散歩と賑やかになってきた。

フクは、川へ入りたくて入りたくて、お目目がウルウルしている。
でもね~、毎回どろどろになっていたら、ほんまに家から閉め出されるよ、今日は見るだけ、ミルダケね~と、来た道を帰っていたら、そこここに設置してあるベンチに足の長い野球帽を被った男性が座っていた。

そして、座ったその人と対峙して突っ立ったまま話をしている奥様。親しいような、ただ道を尋ねられただけのような?

そこを通らないと帰れないので、そろそろと近づくワタシとフク。

と座っている人と目があった。黒人の若者だった。



何話してるんかな・・・と、思ったら、何のこともないたわいのない話をしているだけだった。

彼は大変人懐こいようで、すぐに私に笑顔を向け、「あい らぶ どっぐ」と言って、フクを撫でた。

フクは言われている事がわかったような顔で(どんな顔や?!)ゆらゆらと尻尾を振って、撫でられるがままにされてた。

「どちらから?」と聞くと「ガーナです」との事、まあ、遠い異国から日本へようこそ。

日本が大好きで日本語を習いに来たんだとか。

「あらまあ、お国から直行便無いのに、ようこそ日本へ」

「はい、18時間かかります」

「どこかで乗り換えするのよね」

「そうですね。ドバイとか、アタテュルク・・・」
「え?アタ?」

「トルコです」
「え~、イスタンブールの空港ってそんな名前なん?」

「そうそう、ステキな空港です」

「行った、行った!トルコ航空で、行きたくも無いのに、行ったがな。イタリアからウイーンに行くのに、いきなり飛行機キャンセルになって、アリタリアに乗る筈が何故かトルコ航空で、イスタンブール経由で行きましたがな」と笑っていたら、奥さんが

「奥さん~英語上手いねえ」と言うので、

「そなこた無いよ、単語並べてるだけやねんけどな」と言ったら、ガーナ青年すかさず

「二人とも英語上手だね」とべんちゃらを言う。

「まあ、上手やゆうて、誉められたわ」と嬉しそうな奥さま。

私は下手だけど、奥様は流暢なのかな。私はついでに褒められたようだった。

ガーナ青年は、ピッカピカの真っ白な歯を見せて笑っている。羨ましか~。

どうぞ、日本で楽しい思い出と、沢山の日本語を覚えて帰ってね。

ガーナ青年に散々撫でまわされて、媚び売って売りまくったフクは、がっくり疲れて帰宅。

ベッドの真ん中で爆睡中。