だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

あれは、何だったのか?

2021年04月03日 | 病気あれこれ

月曜日の朝、歯磨きをする為に大きく口を開けたら右の頤の所が痛む。丸で「おたふく風邪」にかかったみたい。

「そんな昔の事覚えているの、嘘やろ?」と思うでしょう。違うのです。

 

私は20歳頃小児科に勤めていて、その時患者さんから「おたふく風邪」を貰ったのです。

それはそれは見事な「満月顔」になりまして、唾液がじゅるじゅると出ると激痛が走るのです。

 

そこで、家で布団に丸まって寝ていたら、母が「お腹が空いたろう」と「きゅうり巻き(わさび入り)」を買ってきてくれて、一口食べた後悶絶した、マジで頭の中がバクハツした思いでした。

なので、「おたふく風邪の症状」には詳しいのであります<(`^´)>

それに近い疼痛が右耳の下、まさに耳下腺の奥辺りで感じるのです。ツバを飲みこむのも痛い。

あたた・・・体の中、特に耳ら辺に何が起こっているのでせうか?

次第に右ほっぺも膨らんできて、見た目が「出来損ないの御餅」みたいに、右だけぶよんとしています。

娘もびっくりして「夜はお粥」昼間は「ゼリー」口を開けても痛いので、ストローですが、「ゴックン」すると痛い。

さてどうしましょう。医者に行く?何処の?内科だったら通院している所だからいいけど、他は知らないし。

 

耳鼻科?もう何十年も行ってないわとヒエピタを耳下に貼って、左半身を下にして、うとうとしていたけれど、段々腫れも大きくなり、食事も飲みこむのに難儀するので、思い切って医者に行く事にしました。

それが「木曜日」だったのです。息子にお願いしてアッシー君になってもらって、馴染の内科へ急ぎます。その時痛みはマックス。車が少しバウンドしたら、耳側が「ぎぎぎぎぃぃん!」と痛むのです。

 

ああ、ひょとして、これが悪性の何かであって、どっかの大きい病院に回されて、検査の結果家族に「残念ですが、後数か月しかもちません」なんて言われたらどうしよう。

まず部屋の片づけかなと思ってましたら、なんと「木曜日は定休日」だったのでおま。

でも痛くてそれ所じゃありません。内科の窓ガラスにカーテンが閉まっていて、シーンとしていたのを見て、

「廃業したのか!?」と思った位ですから。

息子もぶすっとして帰宅。「ごめんね、休みを忘れとったわ、明日行くからね」

「明日は仕事で行かれへん」「あ・・・そ・・・いいよ~、バスで行くから、あははh」と気の無い作り笑いをしてベッドに潜りこみました。

 

耳の側で血流がどくどくと流れる音が聞こえるんすの、(つд⊂)エーン

私明日迄保つかしらんと、すっかり気も弱くなりまして、静かなクラシックなぞを聴きながら寝てしまいました。

明日こそ病院へ行こうと思いながら・・・・・

翌朝(金曜日)起きたら「痛みが無くなっていました」まるで引き潮みたいに。ツバを飲みこんでも痛くない。口も開けられる。なにより朝ご飯が普通に食べられる。

 

となるとあの4日間の激痛は一体何だったのかしら。何より「当たり前にご飯が食べられて、当たり前にお喋りが出来る」ってなんて素晴らしい事だろうと、今頃感激しとります。