いつもの時間、お散歩に行く。
いつものコースをとぼとぼと歩いていると、天使の輪が付いた、ロン毛をなびかせて、Y君が走ってくる。
年の差「67歳」(;^_^A
こんなバーチャンと話して、楽しいのかな~とも思うんだけど、走ってきて
「こんにちは!」と元気よく挨拶をしてくれて「犬触ってもいいですか?」と毎回必ず聞く。
「いいよ~撫でてやってね」と言うと、さも愛おしそうに頭をさわさわと撫でてくれる。フクもまんざらでもないようで、黙ってされるがままにしている。
今日は彼のお友達らしき子も走ってきて、いきなりフクを掴もうとしたら、
「アカンで!触っていいですかって聞いてからやで」ですて(*´艸`*)
「あ、触っていいですか~?」
「いいよ~、どうぞ」すると嬉しそうに頭を撫でてくれる。
それをじっと見守る彼。
そのか細い二の腕に「にっくきやぶ蚊」がちょこんと止まった。
「あ、Y君、じっとして、ごめんよ」と言って、やぶ蚊をぶっ潰す。
すると、真っ赤な血がちょっと腕に付いた。
ウエットティッシュを出して血を拭いて、「携帯用のKINKAN」を出して、
「これ何でしょう?読める?」「ううん、わかれへん」
「これね、携帯用のキンカンなの。キンカンしってる?」「知ってる」
「痒くなったらアカンから、ちょっとだけ塗ろうね」「うん」と素直に腕を出す。
まだまだ小学2年生だもの、可愛いもんだ。
そして、私は彼の頭の中では「ちっこいオバアチャンだけど、何でも知っている」とインプットされているかして、今日も質問の雨あられ(;^_^A
「あのな、ボクが歩いても走っても、お月さんが連いて来るねん。何で?」
ひや~~今度は理科かいな。今頃になってサボッテいたツケが回ってくるとは・・・・
「そうねえ・・月は、遠くにあるから、いつもY君と一緒に連いて来るように見えるんだよ」
「・・・・・・」
どうやら納得の行く答えではなかったらしく、反応が薄い。
ああ、私が小学校の先生だったら、こんな時どうしたらいいんだろう?
クラス中に分かって貰える「正解」ってどうやって教えたらいいんだろう。