これは何かと問われたら「平たい編み機の『巨大ウツシ』」なんですの。
普通は「一定の間隔で目を移すには、一旦捨て編みをして針を機械から外し、再び減らし目する場所に来たら、2目を重ねて編み機にかける」というチョーめんどくせー事をしておったのです。
それでも、「10段毎に10目減らす」程度なら、私も地道に捨て編みをして、ちぢめて又捨て編みをして、とやりますが、実は「頭にぴったりの帽子」が欲しいと、滅多に頼み事をしない息子が呟いたのであります。
昔ダイソーの並太で、筒状に編んで、天辺をぎゅうぎゅう縛った「かっこ悪い」帽子を、冬中被っておったのですが、いかんせん、そのままではヘルメットが被れない。何とか細い毛糸で編んで欲しいとのこと。
さあ、母さんは、張り切って、「10段毎に色違い」の筒を作り、シマシマの境目に夫々糸を通し、息子の頭に被せ、「ぴったりサイズ」に糸を絞り、形を決めました。
すると、このように、繊細にカーブを作るには「2段毎に8目分散減目」する必要があるのです。
ノウハウをYouTubeでチェックしたら、こんな優れものがあったのですよっ、奥様っ。
それが「鈴木式ガーター器」でした。
まあ、編み機を触る人が激減しているので、出品もあるだろうと高を括って見に行ったら、殆どのサイトで「Sold Out」(*_*)
そこから慌てましたとも、あちこち彷徨って、漸く1台ヒットしたのが先週の金曜日、確か5000円位でした。40年も前の器具なのに、強気だわと思ってものの、ここしか無いので、即ポチしました。
「名前を入れ、住所を入れ、電話番号を入れて、さてクレカの登録をしよう」としたら、いきなり
「商品の到着まで今暫くお待ちください」とメールが入りました。
ちょ、ちょとまてよぉ~とキムタクばりに慌てて、すぐそのメールに
「支払い方法を書く前にお買い上げのメールになったのですが」とレスすると、
まーたすぐレスが来て、
「恐れ入りますが、只今決算在庫整理でして、銀行振り込みのみお受け致します」だそうで、またまたレス返し。
「承知しました。そちら様の銀行口座をお知らせ下さい。すぐに振り込みます」
これらのやりとりは先週金曜日の夜9時頃の事でございますよ。
そこから、昨日迄音沙汰無し・・・・???
あれえ?ひょっとして、忙しくてメール読んでないのかしらと「会社概要」を見に行ったら、大阪の北部の住所で電話番号も書いてある。
そっか、そしたら、まず電話で確認してみようと06から始まる電話番号に電話しました。
「はい、〇〇です」と可愛らしいお姉さんが電話に出て下さった。
「えーっと先週金曜日にガーター器を注文した者ですが」と言うと、一瞬口ごもり、
「私共は『食品の、主に『プリン』を扱っているのですけど」って・・・
「は?なんですと?あの?編み機の部品は?」
お嬢さんややイラっとして「うちは『プリン』しか扱ってません!」だって・・・あちゃ・・・・
あたしのガーター器は何処へ?ちゅか、何が何だかわかりまへん。
住所も電話番号も堂々とHPに書いてあるのに、違う会社だなんて、どうなっとるんだ(ちょと怒)