本日は『コロンブス・デー』というアメリカの記念日らしいです。
1492(明応元)年10月12日、クリストファー・コロンブス率いるスペイン船隊「サンタマリア号」が新大陸・アメリカを発見したことを記念して制定されました。
...まあコロンブスは、死ぬまで自分が見つけた大陸がインドだったと信じていたと言いますが。
コロンブスはイタリア人ですが、スペイン国王の支援を受けて「西回りで日本、中国、インドへ至る航路を発見する」という目標を掲げた最初の航海で、アメリカ大陸にたどり着きました。
その後4度の航海を通じて新大陸の探検を行い、ヨーロッパの国々におけるアメリカ大陸開拓のきっかけとなりました。
ただし、コロンブスはアメリカ先住民を迫害していたという主張もあり、真にアメリカを発見したのは先住民であり「アメリカ先住民の日」に変更して欲しいという要望もあるそうです。
ちなみに「アメリカ大陸」の名前の由来ですが、1500年になってから新大陸へ何度か渡り、コロンブスがアジアだと主張した地が陸続きの南北に伸びる新大陸だと確認したアメリゴ・ヴェスプッチにちなんでいます。
名付けたのはマルティン・ヴァルトゼーミュラーという地理学者で、1507年出版の本の付録につけた世界地図で新大陸を「アメリカ大陸」として紹介しました。
コロンブスは生涯アメリカ大陸をアジアだと主張していたため、「新大陸」の発見者であるアメリゴの名前がつけられたようです。
出版後、「それはやりすぎでは? 見つけたの自体はコロンブスなんだし」みたいな意見が出たので、ヴァルトゼーミュラーは改訂した地図ではラテン語で「未知の土地」と記載しました。
ただ、最初に出した方が世に広まりすぎて、「アメリカ」の名前が一般的になってしまいましたとさ。
これ知ったら、あの世でお互い気まずそうですねえ。
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