本日は『十日戎』の日です。
商売繁盛を司る戎(恵比寿)神を祀る祭礼です。
えびす神は、七福神の一柱で商売繁盛のほか、漁業や五穀豊穣の神様でもあります。
この祭礼、実は東日本ではそれほど知られておらず、主に西日本で盛んなんだそうです。
特に兵庫県・西宮神社、大阪府・今宮戎神社、京都府・ゑびす神社は日本三大えびす神社と呼ばれています。
今宮戎神社の十日戎などは、延宝三(1675)年の大阪案内の図「葦分舟」にも描かれるほど歴史があります。
それ、西日本っちゅーか近畿地方。
十日戎で売られている縁起物には主に二つあります。
一つが熊手。
関東の商売繁盛を願うお祭りに「酉の市」がありますが、ここでも熊手は有名な縁起物です。
熊手の本来の役割はものを掃き集めることですが、それが転じて「福や金運を集める」招福の縁起物になりました。
もう一つが、福笹です。
笹の大元である竹は、真冬でも青い葉をつけ、風雪にも耐えてまっすぐ伸びる姿から、古来より強い生命力があると信じられていました。
また、苦難や逆境に耐えることができる象徴とも考えられています。
この無料で配られる笹に、吉兆や小宝とも呼ばれる縁起物の飾りを買ってつけて家に持ち帰ることで、福を授かると言われています。
吉兆や小宝とは、小判や鯛、米俵に打ち出の小槌などを模したものを束ねた飾りです。
なので、欲張って大きな笹をもらってしまうと、吉兆をたくさん買ってつけないと見栄えが悪いので、出費がかさんでしまうという思わぬ落とし穴があったり😅
* * * *
私、霧ヶ原悠の作品は下記のサイトにあるので、気になった方は覗きにきてください!
○唄うビブリオドール(小説家になろう様)(カクヨム様)
○「こうして英雄は魔女を討った」(カクヨム様)
○あの日あの時の、短い夢を永遠へ(小説家になろう様)
○影絵童話集Ⅰ(ノベリズム様)
※文章のみの公開となっています。
○影絵童話集Ⅱ(ノベリズム様)
※文章のみの公開となっています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます