
心地よい風の吹く昼下がり

初めて戴く種類もありました 何れもとても甘くて。
飽食の日本にあって長寿食を研究されている家森幸男は
高齢者の低栄養について問題提起していた。
低栄養とは エネルギーやタンパク質が足らなくて健康な身体を
維持出来なくなる状態。
令和元年の調査で65歳以上の女性5人に1人男性8人に1人が低栄養状態という
85歳以上の女性になると3~4人に1人が。
低栄養状態が続くと身体の機能が低下し身の回りのことをするのが難しく
筋肉が衰え最終的には寝たきり状態に陥る。
原因として脳卒中や認知症骨粗鬆症による骨折が多くその大きな鍵となっているのがタンパク質であると。
東京都の健康医療センターの調査でもタンパク質(特に魚と大豆)を摂っている人ほど
寿命が長いというデーターが得られている。
漁業者にとって魚は日常的に食べており興味深い研究だった。
魚介類に多く含まれるアミノ酸の一種「タウリン」
世界中で最も多く魚を食べている日本(魚の切り身一切れで可)しかし魚の食べ方によって
血圧コレステロール値が高くなり 塩漬けに加工したりその魚に衣を付けて揚げたりと
「塩と脂」は短命コンビとも言われ 食べ方によって天と地ほどの差が出るという結果がある。
魚同様海藻にはタウリンやDHA.EPAなどの魚介類の持つ栄養素を含む物もあり
Mgや食物繊維が豊富でコレステロール値を下げてくれる優秀な食品であること。
島国日本にあって健康寿命を目指した生活をしていく上でも
魚から得られるタンパク質を改めて見つめてみたいと思ったのでした。