命の重さ

　　晴れ間は呆気なく曇り空の午後


　　ブドウと見紛う程の？


クローズアップ現代とNHKスペシャルを観ていた。
何れもパレスチナとイスラエル問題についてだった　解決の糸口が見えないまま混沌とした様相を呈してきた。
この不条理な戦いで罪の無い人々の命が失われている　何故この戦いが誰にも止められないのか。

ハマスの襲撃の報復として始まったイスラエルの攻撃。
ガザへの襲撃は戦争犯罪ではとの問いに　イスラエル閣僚は強い口調で「ハマスが降伏すれば直ぐに戦争は終わる」
軍事作戦において住民の苦痛に配慮すべきかとの問いにイスラエル人の8割が配慮しなくて良いと返答に驚き
ユダヤ人の迫害の歴史が人々の心を突き動かしているか。

パレスチナ解放戦線の幹部は「イスラエルがパレスチナにしてきた事に比べればかわいいものです」
イスラエル建国によって70万人ものパレスチナ人が住み慣れた土地を追われ
国を持たない難民となりヨルダン側西岸地域に追いやられ今其れすらも失なわれようとしている。

イスラエルの政権はホロコーストの記憶を自国民に教育し攻撃を正当化する道具に変えていった。
パレスチナの人々をナチスに当てはめようとしている。

1993年記憶の中にある「オスロ合意」アラファト議長とラビン首相が2国家共存を目指した。
プロパガンダが過激化して平和を目指す考え方があっても真実が覆い隠されている今
ホロコーストを生き延びた老人は「平和　どんなことがあっても平和」と
ガザに住むイスラエル人の女性は「イスラエルが占領する限り平和は無い軍の介入では無く
外からの政治の介入が必要だ」と話していた。

連日新聞もTVも戦況を報じている何時になったらホロコーストを生き延びた老人の言う平和が訪れるのだろうか。

春に生まれたよ

　　雪の心配は無いだろうと街まで出掛けた


　　帰り道知り合いの蜜柑農家に寄ってどの様な蜜柑があるのか見に行った
　　まだ無選別という蜜柑をキャリー買いして　左から甘いはるか　デコポン　甘平
　　昨夏雨が少なかったせいか皮がゴツゴツしている　味見をして「はるか」が美味しかった。


雪の心配は無いだろうと冬晴れの今日出掛けた。
街に近づくにつれ陰地は未だ雪が残って想像以上の積雪があったようだ。

小6男孫の駅伝があるという　応援できればと思いながら行ってみたものの
闘牛場近くにある運動公園は少し高い場所にあり雪の影響が残っていて
中止となってしまった。路面の凍結が考えられるのでやむを得なかったか。

二番手選抜チームの孫男子。
海辺の町にきたときも「寒いよ！」と言う私の声に「うん」と言いながら走りに行ってたっけ。
練習は嘘つかないって誰か言ってたね。

3月生まれで他の子より首一つ小さいが足は大きいので心配はしていない。
春分の日に誕生した4年生の女の子も皆より1年遅れて仕舞うので大変だろうなあと思うものの
年を取れば皆より若いと言う日が来るだろう。

誕生日にバレンタインにホワイトデー　男の子は春には中学生
財布の紐は緩みっぱなしに成りそうだ。

雪になりました

　　雪雲が近づいてきます


　　瞬く間に菜園が雪をかぶり


　　群馬に住む幼なじみの所は雪が降らないという


昨日の雪も太陽が顔を覗かせると
屋根からポタッと落ちる音がする　シャーベット状の雪が落ちている。
海岸近くは風が雪を蹴散らして吹きだまりを作っていた。

定期船当番日の昨日　定期船は終日欠航となり　踏み跡の無い雪面を眺めていた。
街中の小学校の休み時間　雪遊びに興じる子らと室内でお話を聞く子らに分かれていたらしい。
想像するに二人の孫は雪遊びに興じていたに違いない。

積雪の予想をして買い出しに出掛けて正解だった。
高低差のある海岸道路は街まで2つのキモンがある　其処が凍結していなければ全て大丈夫なのだが
一つは海辺の町のトンネル付近もう一つは街に近い傾斜のある道路。
毎日が日曜日の人間に取って不要不急の外出は急病以外先ず無い。

雪が止んで明るさが戻ってくるとピヨッと二羽三羽鳴き声がするが名前は知らない。
塒は我が家のトユの中の様だ。

炬燵

　　8時半の今朝


　　お昼前雪がチラついてきました


我が家の暖房は主に炬燵に時折付けるエアコン。
場所を取る炬燵は考え物だが　炬燵の良さも在ると思っている。

東北で過ごした幼かった頃の暖房は炬燵だった。
8人家族の大所帯　社宅一の大家族だった。
部屋の真ん中に特注の掘り炬燵を設えてそれが唯一の暖房だった気がする。

炬燵に家族が集い百人一首に将棋　母が父が上の句を読んで好きな下の句を手前に置いて札を取る。
少し歳がいくと親を真似て百人一首に抑揚を付けて読み手となって。
100首諳んじるに時間は掛からなかった。

暖かな日には炬燵に机を並べて卓球に興じ
雪が積もると社宅玄関前の空き地にカマクラを作り高くない滑り台も作って遊んだ。
かくれんぼの隠れ場所にもなった掘り炬燵　直ぐに見つかると分かっているのに隠れた。

炬燵が無かったら皆が集う事も少なかったかも知れない　思い出を沢山作ってくれた炬燵。
多感な時期の息子達との会話も炬燵が繋げてくれていた。
そんな思いもあって冬が来ると相変わらず炬燵を出している。

雪が降ってきた　炬燵で会話が紡がれていく。

裏金作り立件見送りとは！

　　昨日から細かな雨が降っています


　　チューリップも芽を出して


　　黄色の水仙も咲き出しました


昨日東京地検特捜部が幹部7人の立件を見送ったと報じた。
今度こそ派閥の膿を出して貰いたいと思っていただけに何故と言う思いがした。
相変わらず派閥の会計責任者の在宅起訴で一件落着させてしまうのかと
憤りと虚しさが込み上げてくる。

議員の説明責任も果たさず地震報道の陰に霞んでしまわないかと心配していた。
一部の議員や秘書　会計責任者が立件されたものの派閥会長はお咎め無し
派閥解消で国民の目をそらそうとしている様にしか思えない。

政治資金パーティーを巡る裏金問題
物価高騰給付金のバラマキで国民を黙らせ　使途不明の裏金が暴かれなければ
国民は納得しがたく今度こそ「政治とカネ」が公になると期待していただけに
落胆は大きい。

あの「5人組」と言われる議員を有権者は忘れてはならない。
今回の件で政治不信は深まるばかりで　かと言って此の儘にしていては議員の思うままで
裏金作りに加担する経済界にも猛省を促したい。