開業1カ月で550万人超え 強風でエレベーター停止、台風対策課題
高さ634メートルの世界一の電波塔としてオープンした東京スカイツリー(東京都墨田区)が22日で開業から1カ月を迎えた。ツリーを運営する東武タワースカイツリーによると、周辺施設も合わせた来場者(5月22日~6月19日)は550万人を超えており、日本人の約20人に1人がスカイツリーを訪れた計算となる。
ツリーの展望台は完全予約制の入場券が必要だが、これまでに地上350メートルの「天望デッキ」は35万人、その7割の25万人以上が同450メートルの「天望回廊」を訪れている。同社が予想しているツリーと周辺施設の1年間の来場者数は3200万人だが、この1カ月は当初の想定を超えるペースで推移している。






ツリーの開業1カ月は順風満帆な船出だが、今後の最大の課題は「強風」だ。
開業初日の5月22日と同28日には強風の影響でエレベーターが自動停止することも予想されたため、ツリーの運営会社は一時、天望回廊と天望デッキをつなぐエレベーターを自主的に停止。大きな混乱はなかったが、天望回廊に昇った人が降りられない時間帯もあり、強風への弱さが露呈した。
そのため、台風4号が関東地方に接近した19日は「自主停止させる事態を防ぐため」として、開業後初めて事前に天望回廊の営業終了時間を午後10時から午後6時に、天望デッキを午後9時に早めた。20日には朝から天望回廊の営業を中止。台風の影響で来場できなかった個人客に限り、指定日から30日以内に入場できるようにした。
例年、7~10月は台風が多く発生する時期。同社は「お客さまの安全を最優先に考える」として、今後も台風接近時や強風の際には、営業時間の変更を行うなどの対応を臨機応変に行っていくとしている。
文・産経新聞 6月22日(金)から。
写真は、何処も長蛇の列が出来た様子です。
高さ634メートルの世界一の電波塔としてオープンした東京スカイツリー(東京都墨田区)が22日で開業から1カ月を迎えた。ツリーを運営する東武タワースカイツリーによると、周辺施設も合わせた来場者(5月22日~6月19日)は550万人を超えており、日本人の約20人に1人がスカイツリーを訪れた計算となる。
ツリーの展望台は完全予約制の入場券が必要だが、これまでに地上350メートルの「天望デッキ」は35万人、その7割の25万人以上が同450メートルの「天望回廊」を訪れている。同社が予想しているツリーと周辺施設の1年間の来場者数は3200万人だが、この1カ月は当初の想定を超えるペースで推移している。







ツリーの開業1カ月は順風満帆な船出だが、今後の最大の課題は「強風」だ。
開業初日の5月22日と同28日には強風の影響でエレベーターが自動停止することも予想されたため、ツリーの運営会社は一時、天望回廊と天望デッキをつなぐエレベーターを自主的に停止。大きな混乱はなかったが、天望回廊に昇った人が降りられない時間帯もあり、強風への弱さが露呈した。
そのため、台風4号が関東地方に接近した19日は「自主停止させる事態を防ぐため」として、開業後初めて事前に天望回廊の営業終了時間を午後10時から午後6時に、天望デッキを午後9時に早めた。20日には朝から天望回廊の営業を中止。台風の影響で来場できなかった個人客に限り、指定日から30日以内に入場できるようにした。
例年、7~10月は台風が多く発生する時期。同社は「お客さまの安全を最優先に考える」として、今後も台風接近時や強風の際には、営業時間の変更を行うなどの対応を臨機応変に行っていくとしている。
文・産経新聞 6月22日(金)から。
写真は、何処も長蛇の列が出来た様子です。