長穂の赤吾木香
名前の通り、赤くてくて長い穂を垂れさせます。白穂に黒の点々模様が涼しげです。
背丈は鉢植えの場合50cm程、庭植えにすると1m~1.5mまで成長します。
わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国に分布しています。湿った草地に生え、高さは80~130センチになります。葉は奇数羽状複葉で、広披針形の小葉が11~15個つきます。8月から10月ごろ、枝先に円柱状の花序をだし、紅紫色の花を咲かせます。花弁はなく、4個の萼裂片が花弁のように見えます。
写真6~10は長穂の白吾亦紅。
花期は8月から10月。茎の上部に枝分かれして長さ2~5cm程の花穂を出し、長いものは垂れ下がる。花は先端から咲き始め、花弁はない。萼片は4枚で白色であり、これが花の色となっている。雄しべは4本で長く、黒い葯が目立つ。名はワレモコウに似るが、ワレモコウの花穂より長く、花は白色であるということによる。
吾木香
ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)は、バラ科・ワレモコウ属の植物。英語ではGreat Burnet、Garden Burnet、中国語では地楡(ディーユー)。日本列島、朝鮮半島、中国大陸、シベリアなどに分布しており、アラスカでは帰化植物として自生している。
特徴
草地に生える多年生草本。地下茎は太くて短い。根出葉は長い柄があり、羽状複葉、小葉は細長い楕円形、細かい鋸歯がある。秋に茎を伸ばし、その先に穂状の可憐な花をつける。穂は短く楕円形につまり、暗紅色に色づく。
語源
「ワレモコウ」の漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがある。このようになったのは諸説があるが、一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。また、命名するときに、赤黒いこの花はなに色だろうか、と論議があり、その時みなそれぞれに茶色、こげ茶、紫などと言い張った。そのとき、選者に、どこからか「いや、私は断じて紅ですよ」と言うのが聞こえた。選者は「花が自分で言っているのだから間違いない、われも紅とする」で「我亦紅」となったという説もある。
別名に酸赭、山棗参、黄瓜香、豬人參、血箭草、馬軟棗、山紅棗根などがある。
利用
根は地楡(ちゆ)という生薬でタンニンやサポニン多くを含み、天日乾燥すれば収斂薬になり止血や火傷、湿疹の治療に用いられる。漢方では清肺湯(せいはいとう)、槐角丸(かいかくがん)などに配合されている。
同属別種のオランダワレモコウ(サラダバーネット、学名S. minor Scop.)は観賞用だけでなく若葉を食用とする。
名前の通り、赤くてくて長い穂を垂れさせます。白穂に黒の点々模様が涼しげです。
背丈は鉢植えの場合50cm程、庭植えにすると1m~1.5mまで成長します。
わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国に分布しています。湿った草地に生え、高さは80~130センチになります。葉は奇数羽状複葉で、広披針形の小葉が11~15個つきます。8月から10月ごろ、枝先に円柱状の花序をだし、紅紫色の花を咲かせます。花弁はなく、4個の萼裂片が花弁のように見えます。
写真6~10は長穂の白吾亦紅。
花期は8月から10月。茎の上部に枝分かれして長さ2~5cm程の花穂を出し、長いものは垂れ下がる。花は先端から咲き始め、花弁はない。萼片は4枚で白色であり、これが花の色となっている。雄しべは4本で長く、黒い葯が目立つ。名はワレモコウに似るが、ワレモコウの花穂より長く、花は白色であるということによる。
吾木香
ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)は、バラ科・ワレモコウ属の植物。英語ではGreat Burnet、Garden Burnet、中国語では地楡(ディーユー)。日本列島、朝鮮半島、中国大陸、シベリアなどに分布しており、アラスカでは帰化植物として自生している。
特徴
草地に生える多年生草本。地下茎は太くて短い。根出葉は長い柄があり、羽状複葉、小葉は細長い楕円形、細かい鋸歯がある。秋に茎を伸ばし、その先に穂状の可憐な花をつける。穂は短く楕円形につまり、暗紅色に色づく。
語源
「ワレモコウ」の漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがある。このようになったのは諸説があるが、一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。また、命名するときに、赤黒いこの花はなに色だろうか、と論議があり、その時みなそれぞれに茶色、こげ茶、紫などと言い張った。そのとき、選者に、どこからか「いや、私は断じて紅ですよ」と言うのが聞こえた。選者は「花が自分で言っているのだから間違いない、われも紅とする」で「我亦紅」となったという説もある。
別名に酸赭、山棗参、黄瓜香、豬人參、血箭草、馬軟棗、山紅棗根などがある。
利用
根は地楡(ちゆ)という生薬でタンニンやサポニン多くを含み、天日乾燥すれば収斂薬になり止血や火傷、湿疹の治療に用いられる。漢方では清肺湯(せいはいとう)、槐角丸(かいかくがん)などに配合されている。
同属別種のオランダワレモコウ(サラダバーネット、学名S. minor Scop.)は観賞用だけでなく若葉を食用とする。
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