稲敷市議会議員 根本こうじの活動報告ブログ

元気計画イナシキ。実行中!

特別委員会審査結果に対する回答書

2012-07-24 | 議員活動
昨日の議会全員協議会で、
入札メンバー情報漏えい問題の回答書についての説明を
総務部長より受ける。

⇒⇒⇒以前のブログ「情報漏えい特別委員会」はこちらから。

⇒⇒⇒以前のブログ「茨城新聞 稲敷市情報漏洩」はこちらから。

⇒⇒⇒以前のブログ「議会だより」はこちらから。

特別委員会審査結果に対する回答について

平成24年4月17日付、
稲議発第74号で通知のあった標記の件について
下記のとおり回答いたします。

調査事項に対する改善・要望事項

<議会からの改善要望>

市がこの事件の全体をさらに精査し、
事件発覚後の当市局の対応を振り返って最終的な総括を行うとともに、
その漏えい原因が市幹部及び職員による人為的なものである場合には、
告発などの処置を講ずるなど徹底した再発防止に努め、
その結果について市民及び議会に対して、
第2回定例会閉会までに報告することを求める。

(市からの回答)

今回の情報漏えい問題については、
市でも「稲敷市入札情報漏洩等調査委員会」を発足させ
7回の委員会が開催され、その報告書が提出されております。
その報告書によりますと
「情報が何らかの形で外部に漏れていたことは間違いないが、
どのような過程により漏えいしたのかを特定することはできなかった」

としております。
また、100条委員会の調査結果においても
「漏えいの事実があったことは間違いのないものと考えられるが
漏えいルートの実証は困難と言わざるを得ない」
としており、
この問題について、市がさらに精査することは困難であると判断し、
両委員会の報告書を真摯に受け止め、
今後の事務執行に努めるよう徹底を図ります。

<議会からの要望事項>

これまで以上に、契約行為などの事務手続きにおいて財務規則の遵守、
行政・市職員の権限を超えた行為の禁止、その他各種法令遵守について、
その徹底を図り処分を含む厳格な対応を行うこと。

(市からの回答)

これまでも、法令等に基づき事務遂行に努めてきたところでありますが、
「稲敷市入札情報漏洩等調査委員会」の報告書でも有る通り、
「予定価格や指名業者の在り方について、実情を踏まえ
検討を行うとともに職員などの研修を行う必要がある」と指摘されております。
また、「情報の重要性を職員に再認識させ、意識の徹底を図るとともに、
事後の検証がなされるよう『入札監視委員会』を設置するなどの対策を講じ、
事後の検証を行う措置を執ること」としております。
今後、入札監視委員会の設置を検討してまいります。
また、100条委員会におきましても、各種法令遵守の徹底を図り、
厳格な対応を行うことと指摘しておりますので、
関係法令の遵守はもちろん公務員としての自覚を徹底的に努めます。

<議会からの要望事項>

入札に関する談合・情報漏えい等の情報収集について、
正確に把握できる仕組み作りを行うこと。

①漏えい情報についても、談合情報と同様の取り扱いとすること及び
情報記録(メモ取り)の徹底等、対応マニュアルの見直しを行うこと。

(市からの回答)

現在、談合情報が寄せられた場合、
「稲敷市談合情報対応要領」に基づき対応している状況であります。
ご指摘の情報漏えいに関しましては、
マニュアルの見直しではなく、同要領に沿った形で事実確認や
情報の記録については徹底に努めます。

②管財課の業者選考過程等、入札業務に係る事務については、
事後確認が可能となる記録を残すよう早急に事務改善すること。

(市からの回答)

これまで同様、契約審査会の審議過程については議事録として
作成するよう徹底に努めます。

③これまで市長が同席していた
契約審査会に諮る指名業者案の決定については、
市長同席を見直し、契約審査会の公平性・独立性を確保すること。

(市からの回答)

市長の同席見直しということでありますが、
これまでも指名業者案の決定について同席をしていたのではなく、
審査会に諮る工事等の概要説明と予定価格書の作成のためであり、
これまで通り行って参りたいと考えています。


④入札業務に係る会議・調整・打合わせ等に関しては、
秘匿性を保持しながらも、
関係者や市民から疑念を抱かれるような事務を執行することがないように
条例・規定等の遵守に努めること。
併せて入札業務に係る職員にあっては、関係資料の管理徹底はもとより
安易な発言や行動を厳に慎み、一層の公平・公正な職務遂行に努めること。

(市からの回答)

今後とも法令遵守と秘密保持には注意を払い、
事務執行に努めるよう徹底に努めます。

⑤市役所内部でモラルハザードが発生しているため、
市役所内にコンプライアンス委員会を設置し、
内部告発を慫慂するとともに、
告発者の保護及び告発者への制裁を禁止した
内容を踏まえた委員会を設置すること。

(市からの回答)

職員の懲戒処分に関する指針の見直しを行い、
その中で、内部告発者の保護及びコンプライアンス遵守についても
規定してまいります。
委員会の設置については、現時点では考えておりませんが、
今後、他市町村の取り組み状況を参考にしながら検討してまいります。

以上でありました!
この回答について、皆さんどう思われますか?

「入札メンバー漏えいしていたことは間違いない」とされた結果の中、
市の回答はごらんの通りでした。
このような回答では、なんでもありあり稲敷市です!

これでは、調査はひとまかせ、漏えいは担当職員のせいで終了!
基本的なことは変わらない!

襟を正さなければいけないのは誰なのか!と言うことで、
議会としては、この回答は差し戻しの再提出となりました!

残念ながら、こんな感じで進んでおります!
コメント
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