稲敷市議会議員 根本こうじの活動報告ブログ

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稲敷市議会定例会閉会

2013-06-14 | 議員活動
本日、平成25年第2回稲敷市議会定例会が閉会。



常任委員会の委員会審査の経過と結果について
各委員長から報告、その後、討論、採決となり
今期定例会に提出された14案件、すべて可決・承認。

<主なもの>

・市内LED防犯灯設置費用(7600基)
1億32316千円。
・庁舎建設にかかる基本設計実設計及び旧西高解体費用
3億52632千円。
・風しんの予防接種補助事業375万円
・住宅用太陽光発電システム設置補助事業1千万円。
・農地、農業用施設災害復旧費3億7千万円。

また、高野貴世志議員が提出者、私も賛成者となった
「市長及び執行部と議会との関係を改善するための
是正策を求める決議について」発議2号は、
追加案件として取り上げられ、即採決、
結果、賛成13、反対7、棄権1で可決。

○賛成 山口議員、遠藤議員、長坂議員、山下議員、
坂本議員、木内議員、浅野議員、高野議員、大湖議員、
関川議員、伊藤議員、松戸議員、根本光治

○反対 根本勝利議員、根本保議員、柳町議員、篠崎議員、
山本議員、篠田議員、岡沢議員

○棄権 竹神議員

原文はこちら↓

【市長及び執行部と議会との関係を改善するための是正策を
求める決議】

提出者 高野貴世志

賛成者 
根本光治 山下恭一 木内義延 大湖金四郎 松戸千秋

稲敷市議会は、
当市最大の懸案事項である新庁舎建設に関して
平成21年9月定例会において
「新庁舎建設推進に関する決議」を可決する等、
一貫した姿勢で新庁舎建設を推進してまいりました。
しかしながら、4年前、田口市長の当選により
新庁舎建設事業の見直しが行われた結果、
江戸崎西高特別教室棟を活用した新庁舎建設案が
示されました。

議会では、40年も経過した特別教室棟の利用は、
防災や老朽化の観点から
市民への安心安全が担保されないことと同時に
無駄な建設費用がかかることが予想された為、
全面新設を提案してまいりましたが、
市長は提案を聞き入れることなく強引なまでにも、
特別教室棟利用案を推進し議会と対立しました。

ところが、3月11日の東日本大震災により
特別教室棟に517箇所のクラックが入り
使用不能となったことから、
これまで議会が提案していた通り、
ようやく全面新築庁舎建設案に変更となりました。
建設事業が進まなかった4年間で4分庁舎の維持管理費、
職員移動経費、等々数億円もの大切な市民の血税が
無駄となりました。

また、市長がこれまで議会提案を無視しながら
強引なまでにも進めた結果、市民アンケート、
100人市民会議、専門家委託事業費等、
予定外の約3000万円の予算枠を
無視し支出したことによる予算欠乏を招き、
その結果約1600万円が不足してしまうという状況下で
「庁舎建設に関する合意書」を取り交わすなど
数々行政法上好ましくない手法を取るに至りました。

さらに平成23年9月定例会において
「議会への説明責任及び市長の発言に対する」抗議文を
提出したにもかかわらず、
議会の権限である予算の議決権を軽視するかのような議会の
意向を十分に確認する手続きを行わないまま説明責任を怠り
議会を軽視した行為は、看過することはできません。

これまで議会が全会一致で可決し、
提出してきた決議書、抗議文などについての回答は
検討していただいていると考えておりますので、
それらについての進捗状況の速やかな開示を
求めたいと思います。

田口市長就任来の4年を総括すると、
今回の事例にかかわらず議会への説明が無いまま、
またはその責務を負うべき責任者の所在が
明確でない事例が余りにも多く、
その弊害が多方面で現れているのが現状であります。

以上のとおり稲敷市議会は、
市長及び執行部に猛省を求めると共に、
議会の本来あるべきチェック機能を厳しく働かせるためにも、
市長及執行部に対し、今後、
新庁舎建設事業をはじめ市政全般について議会への説明責任を
求めることを要請します。

稲敷市議会議長 黒田正
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