新小説「転生・to・あいりん」のスタートです。
前作「木崎ゆりあと反転世界」、前々作「まなちゅり」に続く形で書きたいと思います。
・注意点
※オリキャラが出てきます。
※現実と当小説でメンバーの喋り方、性格、境遇などに差がありますがこの小説はフィクションなんであたたか~い目で見守ってくださいね。
では、お付き合いお願いします。
「転生・to・あいりん」
第1話
12月13日―(実際の日付ではありません。)
この日は「あいりん」こと古川愛李のお誕生日であった。
「めい」こと酒井萌衣も誕生日である。
この日はKⅡメンバー総出で愛李のお誕生日公演を行い、愛李も満足げだった。
あいり「いや~、今日の公演、サプライズがいっぱいだったよ~!!」
あかね「フフフw私がしっかりと公演の内容を考えたんだからね!!」エッヘン!!
みえこ「愛李ちゃん、玲奈ちゃんから手紙が!!」
あいり「えっ///」
愛李宛に手紙が届いていた。差出人は玲奈。
『あいりん
お誕生日おめでとう!!今は福岡にいるけど、ずっとあいりんのこと考えてお仕事してたよ(>ω<)
大好きだよ!!あいりん!!
玲奈』
手紙を読んで愛李はうれしさがこみ上げる。
あかね「ちょうどファンの人たちも集まってアンコールしてるし、何曲か歌おうよ!!」
あいり「それいいね!!」
りな「もちろん、あいりんセンターで!!」
あいり「うおっ!!」
名神高速道―
4台のバイクが轟音を響かせながら走っていく。
その後ろからパトカーが3台追跡している。
暴走族が警察に追われているシチュエーションである。
警察「そこのバイク!!止まりなさい!!」
バイクにはそれぞれ少年が乗っていた。チーム内ではあだ名で呼んでいる。
リーダー格の「マッハ」、そしてメンバーの「ゴウ」、「リュウ」、「ターボ」。
普段は警察に見つかることはなかった彼らだが、今回は堂々と見つかってしまった。
マッハ「まさか覆面がいたとはな…」
ゴウ「どうやって振り切るんだ!?」
マッハ「俺について来い!!」
警察「待て!!すでに特定はされている!!おとなしく止まるんだ!!」
警察の指示も聞かずに飛ばすバイク。
マッハは執拗に後ろを気にしている。警察がどういう状況か見分けるためだ。
しかし、それが仇となる。
リュウ「危ない!!マッハ!!」
マッハ「!?」
ドォォォォォォォォン!!!!!
気づくのが、遅かった。21時37分18秒の惨劇だった。
1時間後―
マッハの乗っていたバイクは前方を走っていたトラックのJRFコンテナに突っ込み大破。
ほかの3人は拘束され、現場ではトラックの運転手、そして無数のパトカー、大破したJRFコンテナ…
事態が深刻なのは、目に見えていた。
SKE劇場―
愛李の誕生日を祝福しライブが行われていた。
愛李はもちろんセンター。
『チョコの奴隷』『パレオはエメラルド』などのA面ソングや『羽豆岬』などの曲も熱唱。
そして21時36分、『キスだって左利き』が始まる。
専用の衣装に着替え、ダンスをする。もちろんセンターは愛李。
そして21時37分、事件は起こった。
バタッ!!
何かが倒れる音がした。しかしその原因は一瞬で判明した。
あかね「愛李?あいり~!?」
会場にどよめきが起こる。センターで踊っていた愛李が倒れてしまった。
メンバーたちが心配する中、ライブはこの時点で中止になってしまった。
翌日、某病院―
あかね「少し前は私とまなつだったのに、今度はあいりんか…」
まなつ「立場が逆転したね…」
見舞いに来ていたのは明音と茉夏。
茉夏は果物(イチゴ!!)を持ってきていた。
愛李のいる部屋に入ったが、そこには誰もいなかった。
あかね「はあ?これどういうこと!?」
まなつ「まさか…退院しちゃった?」
看護師「古川さんなら5階の503号室にいますよ。」
あかね「そ、そうでしたか!!」
そして愛李のいる部屋に到着。
ガチャッ!!
あかね「あいりん!!大丈夫なの!?」
あいり「!!!」ビクッ
まなつ「昨日がお誕生日だったのに…あ、これ食べてね☆」
あいり「あ~、あんたら、誰っすか?」
あかね「えっ、冗談よしてよ。ちゅりだよ!!」
まなつ「まさか…記憶喪失!?」
あいり「は?冗談言ってんのはあんたらの方だろ。俺はバイクに乗ってて事故ったんだが。」
まなちゅり「ええええええっ!!!!!!」
続く!!
第1話は以上です。
タイトルの意味、何となく分かりましたかねえ。
というわけで、K?メンバー(時々まなつ)の奇妙な日々が始まることに…。
次回もお楽しみに!!