はい。「まなちゅり」第7話です。
明音の選択が茉夏にとっては悪いものとなってしまったようで…。
というわけで、茉夏視点から始まります。
しばしお付き合いをお願いします。
「まなちゅり」
第7話
(ここから茉夏視点)
私は、ちゅりに裏切られてしまった。(明音に裏切った気はないのだが、茉夏は裏切られたと思い込んでいる)
あかね(まなつ)「ひどいよ…。あんなこと言うなんて…。」
あいりんは今週の土曜日しか空いてない。それを考えればちゅりだってOKするはずだったのに。
心の中の天気がだんだんと悪くなるのと同時に、外も雨模様になってきた。
あかね(まなつ)「はあ…。」
ちゅりのインコたちがしきりにエサをほしがっている。仕方がないのでインコにエサをあげて、ベッドに寝転ぶ。
あかね(まなつ)「本当にちゅりは戻りたくないのかな…。」
鏡に今の「自分」の姿が映る。元の自分より低い背丈。小学生~中学生に間違えられそう。
珠理奈さんは25歳に間違えられていたことがあるけど、今回はそれの逆だろうな。
いろんなことを考えているうちに、私は寝てしまっていた。
チュリチュリ~~~~~!!!
あかね(まなつ)「う~…。はっ!!寝ちゃってた!!」
時計はすでに6時を指していた。
あかね(まなつ)「あー…今日花音、ゆりあと遊ぶ約束してたんだった…。」
(実は明音に内緒で花音&ゆりあと遊ぶ約束をしていたのだが、明音が来たためうかつに言うことができなかった)
あかね(まなつ)「あの2人残念がってるかも…。」
スマホにメールが来てた。花音とゆりあからだった。
「from のん
ごめんなさい!!今日は無理でした…。代わりに今週の土曜日に行きません?
検討よろしくです!!
(花・з・)~♪」
「from ゆりあ
今日は都合が悪くて行けませんでした…。
花音が送ってるみたいですが、今週の土曜日どうですか?
(・∀・>)」
あかね(まなつ)「えええええええっ…」
今週の土曜日は大事な用事が…。日曜日にしてもらえるか聞いてみよう!!
「to のん、ゆりあ
今週の土曜日は無理…。m(_ _)m
日曜日にできないかな…。
ちゅり」
あかね(まなつ)「送信完了っと。うまく伝わるかなあ…。」
(ここからナレーションをデフォルトに戻します)
一方、メールを受け取った花音とゆりあは
かのん「うそぉ…日曜日思いっきり寝る予定だったのに…」
花音は困っていた。日曜日は寝て餃子食ってゆっくり過ごしたかったということだったのだが…。
ゆりあ「日曜日かぁ…都合が悪いよぉ…」
ゆりあもゆっくりと過ごして次に備えるつもりだったという。
茉夏の決断もいろいろと影響を及ぼしそうだ…。
そんなこんなで、明音も困っていた。
まなつ(あかね)「はあ…最近玲奈さんが連日のように家に来るようになった…。」
旅行に行くことになってから玲奈は気合が入っているらしく連日のように茉夏(中身は明音)の家に訪れるようになった。
れな「というわけで、土曜日は朝の5時に名古屋駅集合ね。ほかのメンバーには「用事」って言っておいてね。」
まなつ(あかね)「は、はい…。でも、もしメンバーが同じ新幹線に乗っていたら…。」
れな「ええ~っ。新幹線は変えることできないよ…。新型(JR東海N700A型)だし~、予約してあるし~。」
まなつ(あかね)「出会ったらモロバレですね。」
れな「そうかなぁ~?仕事で行くとか、なんか言ってごまかしておけばいいよ♪」
まなつ(あかね)「なんで新型にこだわ」
れな「だってぇ!!」
まなつ(あかね)「玲奈さんは鉄道マニアでしたからね。」
れな「そうだよ~!!だからとっても楽しみ!!まなつと行くことになったのもうれしい!!」
まなつ(あかね)「そ、そうですね~…。」
こうして影響は両方に広まっていったようだ…。
続く!!
というわけで、ちゅりまなつ共に予定が入るということになってしまいました…。
あいりんはどうするのか気になりますが…。
次回はちょっと違う観点でお送りします。