どーも。「まなちゅり」第8話です。
当ブログで小説が1日に2回更新になるとは…w
今回は予告通り違う見方から2人を追ってみます。
では、しばしお付き合いください。
「まなちゅり」
第8話
土曜日。それは、休日となる日曜日の手前である。
この日に遊ぶ約束を交わしていたのが、「のん」こと木本花音である。
花音は明音(中身は茉夏)、そして木崎ゆりあと一緒に新幹線を使って旅行をすることを計画していた。
明音には内緒で計画が進んでいたこともあったので伝えるのが遅れてしまった。
かのん「あれは失敗だった…。ちゅりさんに早めに伝えておけばよかった…。」
花音が嘆いていると、後ろから声をかけられた。
「よっ。何してんのさ」
かのん「めいめい…。」
やって来たのは花音の友達である「めいめい」こと酒井萌衣。花音とは同期、同い年、同じチームで親友である。
めい「なに落ち込んでるの?」
かのん「いや~、旅行を計画してたんだけどちゅりさんに伝えるのが遅くなっちゃって…。」
めい「へえ…。そりゃやばいよね…。」
かのん「どどどうしたほうがいいかな?」
めい「もちろん、ちゅりさんに謝ろうよ。ごめんなさいと」
かのん「だよね~。あはは」キャハッ
こうして、2人は劇場で明音が来るのを待つことにした。
めい「来るのかなあ…」
かのん「たぶん。」
ザワザワザワザワ
通り過ぎるのは一般の方々。明音の姿は見えない。
かのん「もしかしたら、来る時間間違えたのかな」
めい「もしかしたら来ないとか」
2人『どうしましょう』
劇場で待機することが無謀だと知った2人は、明音の家に直接行ってみることにした。
めい「そういえば、何を言いに行くの?」
かのん「そうそう。知らせてなくてごめんなさいというのと日曜日は無理ですということ」
めい「メールで言えばいいじゃん」
かのん「無理でしょ…。先輩なんだし、直接言った方がいいのかと思って…」
めい「なるほどねぇ…」
こうしているうちに明音の家に到着した。
めい「着いた~」
かのん「うう…緊張する…」ゾクゾク
めい「さっ、入ろう」
ピンポーン
「はい?」
ガチャッ
かのん「ほああ!!ちゅりさん!!……えっ!?」
出てきたのはもちろん明音…ではなく
めい「NMBの山本彩(さやか)さん…?」
さやか「いや~ww誰かと思たらあんたらかいな。」
かのん「あの~、ここちゅりさんの家ですよね…。」
さやか「せやで。ウチは今留守番まかされとんねん。」
めい「じゃあちゅりさんはどこへ…。」
さやか「外食いっとる。確かりりな、しおり(小木曽)の2人とね」
かのん「じゃあなんであなたが留守番を…」
さやか「実は偶然通りかかってな。名古屋旅行しとってんけどはぐれてもーて」
かのん「おっ、家の主が帰ってきたで」
彩の言葉通り、明音が帰って来た。里々奈、汐莉も一緒だ。
あかね(まなつ)「さやかちゃん、お留守番ありがとう!!」
さやか「いえ~なんもなんも。美優紀たちは来ました?」
みゆき「さやか!!ここにおったん!?探したよ!!」
さやか「おお!美優紀!!」
こうして、難波のメンバーと一緒に彩は帰って行った。
あかね(まなつ)「ん?花音…めいめい…」
りりな「なんであんたらが…」
かのん「あ…あの~ちゅりさん…」
あかね(まなつ)「なあに?」
かのん「旅行の件早めに伝えておかなくてすいません!!あと日曜日は無理っす!!」
あかね(まなつ)「旅行だったんだ…遊ぶ約束って聞いてたし…」
かのん「すいません…旅行です…(汗)」
しおり「旅行?」
かのん「はい。ゆりあたんとちゅりさんと私で…」
里々奈は見てしまった。微妙に汐莉がキレ気味なのを…
りりな「ど…どしたの…」
しおり「ゆりあの奴…私に内緒で…」
それを見た花音はあわててカバンから携帯を取り出し、ゆりあに電話をしている。
するとゆりあがすっ飛んできた。
ゆりあ「ああああ…ごめんなさい…」
しおり「私も、☆連れてって☆」
「ウィンブルドンへ連れてって」の如くゆりあに迫る汐莉。
ゆりあ「ヒィィィィィィィィィィィィ!!!!!」
結局旅行は計画時の3人から汐莉、里々奈、萌衣を追加して6人の予定になった。
一方の明音は、愛李に電話をかけていた。
あかね(まなつ)「ごめん…土曜日は無理そう…」
あいり「そっか…また今度、機会を探すことにするよ。楽しんできて。」
あかね(まなつ)「う…うん。ありがとう!!」
あいり「そういえばちゅりはどうなの?」
あかね(まなつ)「まなつは…ダメみたい…」(周りにほかのメンバーがいるので)
あいり「あいつもダメか…まあ今回はしょうがないよ」
こうして、花音が計画した旅行は実現の可能性を増してきた。
続く!!
結局明音には「遊ぶ約束」としか伝わってなかったようです。
しかし、花音のお誘いがうまいこと行きましたねw
というわけで、次回もお楽しみに!!