はい、どうも。小説「まなちゅり」第4回です。
当ブログにしては異例の連日更新、そして連続しての小説です。
写真はEF81 627[富山]牽引の3092レ(新潟タ~吹田タ)です。(EF81撮影記&EF510撮影記+αに同じ写真を載せています。)
EF81初期型に見られる通風口が特徴で、富山機関区の現役稼働機最若番の元27号機です。
3092レは通過が朝方になり、ムド(機関車を無動力で回送すること)指定が無くなってしまったのが残念…。
ということで、本題に。今回で玲奈からのお誘いはどういったことかがわかるかもしれませんよ。
ではしばしお付き合いを。
「まなちゅり」
第4話
―翌朝―
今日は日曜日。今日の仕事は無く、オフの日となっている。
明音は鏡で何回も自分の姿を確認していた。
まなつ(あかね)「う~ん…。やっぱりどうみてもまなつだなぁ…。」
元の自分より高い背丈、そしてなんか「んんんんん」といいたくなるような感じ。
これからどうしようか、明音は考えようとしていた。
まなつ(あかね)「つーわけで…今から何をするべきか…」
当の茉夏が何をしているのかはわからないが、インコが心配になってきたこともあり、まずは元の「自分」の家に行くことにした。
茉夏に連絡をしようとスマホをいじると、メールが来ていた。
まなつ(あかね)「あ、玲奈さんからだ!!」
「from 玲奈さん
まなつぅ~…。
今回は2人で行きたいのっ!!
私も珠理奈を誘いたかったけど、まなつと2人っきりで旅行なんてのも面白いし(>ω<)
あ、これはちゅりや珠理奈には内緒だよ(・ω< )」
まなつ(あかね)「えええええっ!!2人っきり!?」
ということで、明音は適当に送っておくことにした。
「to 玲奈さん
わかりました。2人っきりなので緊張が…(・v・;)」
まなつ(あかね)「さっ、「ちゅり」の家に行かないとね!!」
さっそく「自分」の家に向かう明音。途中の踏切で待たされた(やって来たのはEF65 2119+コンテナの貨物。列番は5087レ、新鶴見~吹田タ間を結び、現在の新鶴A21運用。)ものの、比較的早く到着した。
まなつ(あかね)「うちの両親は留守か…。ということは家にはまなつしかいない!?」
とにかく家に入ってみる。
まなつ(あかね)「お邪魔します(ただいまー)」
「自分」の部屋についた。この中に茉夏がいるはず。
ガチャリ
まなつ(あかね)「まなつ?いるの?」
しかし、部屋の光景を見た明音は呆然としてしまった。
そう、自分(中身は茉夏)がだらしない格好で寝ていたのである。
まなつ(あかね)「くぉら~~!!起きろ~!!」
ガバッ!!
あかね(まなつ)「ぴぃぃ!!」
まなつ(あかね)「いつまで寝てんの!?」
あかね(まなつ)「う~…。今日はお休みでしょ…って、なんでちゅりが遊びに来てるの?」
まなつ(あかね)「いや…。そりゃあ自分の家だしインコが気になるし…。」
あかね(まなつ)「じゃあ私の家のチワワはどうなったの!?」
まなつ(あかね)「まなつの家のワンちゃんならあんたの両親がちゃんと面倒見てるよ。」
あかね(まなつ)「私だってちゅりのインコのお世話したもん!!」
まなつ(あかね)「え~…ほんとにぃ~?」
あかね(まなつ)「ホントだってばぁ!!」
まなつ(あかね)「じゃあ調べようかな。本当にお世話できてるか」
あかね(まなつ)「びくぅ!!」
明音は自分のインコの状態を確認する。そこにはご飯をもらってないインコちゃんたちの姿が…。
まなつ(あかね)「ああああああ!!!パピ、ピノ、プチョ、ポポ~!!!!!大丈夫ぅ~!?」
あかね(まなつ)「あ、ぱぴたん」
まなつ(あかね)「のんきなこと言ってないでエサ貸して!!!!!!」
こうして、お世話に明け暮れる明音であった。
その後、2人は近くのカフェで話し合うことにした。
まなつ(あかね)「どうするこの後…。」
あかね(まなつ)「いや~わかんない。」
まなつ(あかね)『玲奈さんに旅行の件を言われてることを打ち明けられないよ…。』
あかね(まなつ)「ん?何か困ったことでもあるの?言いたかったら私に言って。」
まなつ(あかね)「あ、あああ。なんでもないよ!!」
あかね(まなつ)「そっか。ちゅりなんか困った顔してたよ。」
まなつ(あかね)「そ…そうかなあ?『ば…バレてない…(汗)』別に何ともないよ~。」
あかね(まなつ)「だよね~。ちゅりが悩み持つなんてww」
まなつ(あかね)『人間だから悩みの1つ2つは持ってるってば、まなつ。』
こうして、楽しいお話は進んでいったがお互い「元に戻る」ということについては話さなかった。
しかしそこに来客が。
「おや、お二人さん。」
まなつ(あかね)「あっ!!」
「そこで何してんの?」
続く!!
というわけで今回はここまでです。
カフェでの来客は誰だ!?という時点でストップです。
誰かは次回のお楽しみ!!