・スピルリナSpirulina すぴるりな
ユレモ科(真正細菌Bacteria、藍色細菌門Cyanobacteria、ユレモ目Oscillatoriales、アルスロスピラ(オルソスピラ)属Arthrospira)、藍藻類、長さ0.5mm、直径50μmのらせん状をしている。ねじれたひも、ラセン状の形をしていることよりラテン語でスピルリナといい語源という。
地球上にまだ酸素の発生していない35億年も前から地球上に存在し、酸素発生による急激な環境の変化にも耐え生き抜いてきた生命力を持つ。小型のものは、日本でも広く分布するが大型のものは、熱帯、亜熱帯地域のアフリカ、メキシコの水温30~35 ℃、アルカリ性(pH9~11)塩水湖に多く発生する。先住民の間で食用としてきた。
消化吸収がよいことから当初、養殖魚の餌とし利用していた。乾燥品100gで水分4.68g、たんぱく質57.47g、脂質7.72g(脂肪酸:飽和2.65mg、一価不飽和0.68mg、多価不飽和2.08mg)、炭水化物23.9g、鉄28.5mg、葉酸94μgを含む。
貧血、肝機能改善に植物性、健康食品として出まわっている。スピルリナに含む青色のたん白色素フィコシアニンPhycocyaninが食品の主に冷菓子の食品添加物、着色料として用いられる。
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