・撫子Fringed pink,Large pink なでしこ
ナデシコ科、本州より九州にかけ日当たりの良い草地にみらる多年草、川原に咲くことからカワラナデシコ(河原撫子)ともいう。葉は、先の尖って細く、茎の節が膨らんでいる。6~10月にかけ高さが50cm、コスモスの花よりも花びらにぎさぎさがおおく花径4cm、一重の五裂で繊細なピンクの花を咲かせる。
園芸品種として多く見られ、また秋の七草のひとつに数えられている。可憐な花を子供にたとえ撫子の名前がつけられたとされ、そして植物名の「ヤマトナデシコ」は、中国から入ってきた「カラナデシコ」と区別するために呼ばれた名前という。ナデシコは日本を代表する花で4月から10月にかけ直径2~4cm前後で花色がレッド・ピンク・ホワイト・パープルなどと豊富にある。
若芽の葉を茹で水に晒しあく、えぐみ抜きして炒め物、和え物の食用にできる。
開花した全部、または根を乾燥させ瞿麦(くばく)といい、むくみ解消、生理不順に利用していた。秋に種子(果実)を熟した頃に採取してよく乾燥させた黒い種子を、瞿麦子(くばくし)といい月経不順、利尿に用いる。堕胎の恐れがあるとし妊婦には用いない。
&ナデシコ科Caryophyllaceae なでしこか
植物界 Plantae、被子植物 Angiosperms、真正双子葉類 Eudicots、コア真正双子葉類 Core eudicots、ナデシコ目 Caryophyllales(33科)、ナデシコ科Caryophyllaceaeとして約 80属 2000種がある。おもに北半球の温帯に分布する草本で海岸から高山まで生育範囲は広い。葉は必ず対生し全縁で鋸歯はないといわれる。
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