・広島菜Hiroshimana ひろしまな
アブラナ科、広島の特産として主に漬物にしている。江戸時代に京都からこの菜の種を持ち帰って栽培したのが始まりと言われる。白菜、タイサイの一変種で不結球型、一株2~3kgで、葉も茎も鮮やかな緑色で葉が大きく平茎菜(ひらくきな)とも称している。
早くに取られたものは葉柄が柔らかく浸し物にもするが、多くは種まきを9月下旬とし11月に収穫して肉厚で硬く漬けることによって歯切れがよくなる。多くが塩漬けしたのち、水が上がってきたらそのまま-30℃冷凍し常に、きれいな緑色を保ったものが年中市場に出荷している。フリーズドライ製法でふりかけ、お茶漬けの素も作られる。
長野県の野沢菜・九州の高菜と共に地域特有の野菜として、日本三大漬菜の一つに数えられる。
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