エンダイブEndive えんだいぶ
キク科、地中海沿岸原産。1、2年草で葉が丸く大きいものと、切れ込みが多く縮れている葉のものとがあり日本では後者のものが好まれ多く流通する。
古代エジプトの時代から栽培、欧州で多く栽培しておりチコリーと英名(endive)とフランス語(chicoree)で混同されることがある。チコリとともに明治時代に日本に導入していた。
別名できくちしゃ、にがちしゃ、シコレという。エンダイブは、大きくなって花が咲くようになると硬くなり緑の部分の苦味が強く食用には向かなくなることから特殊な栽培方法が取られる。冷涼な気候(適温 15℃~20℃)が発芽に適し春と秋に種が蒔かれ開花前の若芽よりある程度までに成長させる。その後軟白処理と称して光をさえぎって内部を軟白にさせるために外側の葉を持ち上げ束ねさらに少し成長させて後、収穫する。
レタスに比べ成長が早く2ヶ月ほどで収穫でき寒さに強く主に12月から翌年の2月を旬とする。サラダ感覚で用いることが多いので信州で夏季に収穫の時期が調整され市場に多く出回る。
程よい苦味と歯ざわり縮れているのが好まれ、サラダ、スープ、付け合せ、煮物に利用する。
100g中で15kcal,水分94.6g、たんぱく質1.2g 脂肪0.2g 炭水化物2.9g 灰分0.9g ナトリウム35mg カリウム270mg カルシウム51mg、マグネシウム19mg、リン30mg、鉄0.6mg、亜鉛0.4mg、銅0.05mg、マンガン1.1mg、ビタミンA(0)μg(カロテン0μg)、ビタミンD(0)mg、ビタミンE0.9mg、ビタミンK120μg、ビタミンB1:0.06mg、ビタミンB2:0.08mg、ナイアシン0.3mg、ビタミンB6:0.08mg、ビタミンB12:(0)μg、葉酸90μg、パントテン酸0.16mg、ビタミンC7mg、食物繊維2.2gを含む。ビタミンK120μg/100g、マンガン1.10mg/100g中に含む。
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