・夷草、恵比寿草Sicklepod えびすぐさ
マメ科、北アメリカ原産。高さが1mになる一年草で日本へは江戸時代に中国より渡来している。異国より伝来したことで夷草(えびすぐさ)と名づけられたという。別名、種の形より六角草 (ロッカクソウ)ともいう。
茎は直立して葉は互生し左右3対の羽状葉を付け花期は6~8月で黄色を帯び五弁花を開かせる。10月頃、さやは細長く、六角円柱形で約30粒程の種子を含んで種実が褐色になったら摘み取り、乾燥させ、煎じてお茶として、ハブ茶としても利用している。
エビスグサの種子で生薬で決明子(けつめいし)として、明を決する種子と意味として漢方で眼の疲れ、充血よいと用いる。直接目によいというより便通、利尿などにより2次的なものとしている。成分は、アントラキノン誘導体Anthraquinone-derivativeのエモジンEmodin、オブツシフォリンObtusifolin、クリソファノールChrysophanolなどを含む。穏やかに作用して便通を良くし、高血圧予防、利尿、胃弱、神経痛、リウマチ、更年期障害などに良く身体を暖める。決明子は、マメ科の植物で、薬用として エビスグサの他に波布草(はぶそう)の種子を 用いこれを生薬名でケツメイシ とう。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。