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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[人参の利用]食生活について語ろう

2023年12月10日 | 美容ダイエット

人参の利用use of carrot にんじんのりよう
最も利用価値のある🥕人参についてです。3本で150~250円で購入できます。使い道が多く、和洋中とサラダやスープだけでなくお菓子やパンなどさまざまな料理に利用可能です。でも彩(いろどり)程度にしか使えないと思っていませんか。彩りの他に、美味しさ、栄養と、どうしてどうして安くておいしく沢山食べられる調理法があります。
糠漬け、ポタージュ、 人参の天ぷら、人参のチヂミ、グラッセ、人参ジャム(リンゴ・砂糖・蜂蜜・レモン汁などを加え加熱)、ガレット(ピザ用チーズと千切り人参を混ぜ両面を油で焼く)、人参ケーキ(人参とホットケーキミックス同量・卵・砂糖・バター)、沖縄県の人参シリシリー(シリシリ器でおろした人参を炒めて卵でとじる)、ほかに松前漬け、 紅白なます、 ヒジキ煮物、 五目煮(筍・椎茸・油揚げ・こんにゃく・人参)、酢豚、金平ごぼう、 けんちん汁、ナムルなどなどです。
以前の子供に特に嫌われがちだった人参臭さがなく食べやすく人参だけのキンピラを作ってみませんか。
 
人参Carrotは、 セリ科、ヨーロッパ原産です。昭和30年頃までは、細長い50cmほどのを用いていましたが最近は、三寸人参と呼ばれる15cm程度の西洋系が扱いやすく大部分を占めています。畑で栽培のニンジンは花茎がのびる前に収穫をするので花を見ることは少ないです。冬を越して、やっとニンジンの花を間近で見ることが出来ます。
最適温度が16~21℃で12℃になると色素ができにくくなり、7度になると白くなるようです。人参中のアスコルビナーゼが大根おろしと1/6程度混ざっただけでビタミンCが80%以上も失われるが酢を加えることによってpH(酸、アルカリ度)の調整によって損失が防げます。
葉を揚げ物、和え物に利用しています。たまねぎ、じゃがいもと並んで毎日の食卓に登場しています。
特長は緑黄色野菜の中でもカロテン(β-カロテン当量9100μg)、ビタミンA(レチノール当量: 760μg)が多くそのままでは吸収率は10~30%ほどですが油と一緒にすることで吸収率が50%以上とよくなります。
人参の皮、葉を乾燥させお茶にして飲むことによって眼精疲労の回復がみられたとの報告があります。
色素成分は、αカロテン30%、βカロテン60%、γカロテン、ルティンLutein などのカロテノイドで体内で分解してビタミンAとなりプロビタミンAとも呼んでいます。京人参(金時人参)の赤い色素はリコピンによるものです。
人参は食べ過ぎても特に大きな問題はありません。ビタミンAを摂り過ぎると過剰症として、肝機能障害などを起こすことが知られますが、 人参ではβ-カロテンが多く含み、β-カロテンは体内でビタミンAに変わります。β-カロテンは体内にビタミンAが充分に存在する時はビタミンAには変換しません。
ビタミン A としての効力を表わすのに「レチノール当量(RE)」をもちいますが、レチノール 1μg は、α-カロテン 24μg、β-カロテン 12μg、β-クリプトキサンチン 24μg に相当としています。
保存中の光、酸素によって効力が減じ酸化を防ぐのにビタミンEが有効に作用しています。香気成分にα-ピネンα-Pinene、リナロールLinalool、酢酸ベンジルBenzyl acetate 、ゲラニオールGeraniol、酢酸ゲラニルGeranyl acetate 、2-sec-ブチル-3-メトキシピラジン2-sec-butyl-3-methoxypyrazineなどを見出しています。
香りの成分で、ピラジンPyrazineが血栓を作りにくくし血液凝固を防ぎ血行をよくします。
100g当たりでエネルギー37kcal、水分89.5g、タンパク質0.6g、脂質0.1g、炭水化物9.1g、灰分0.7g、ナトリウム24mg、カリウム280mg、カルシュウム28mg、マグネシュウム10mg、リン25mg、鉄0.2mg、亜鉛0.2mg、0.04mg、マンガン0.10mg、ビタミンA:760μg(カロテン9100μg)、ビタミンD:(0)、ビタミンE:0.5mg、ビタミンK:3μg、ビタミンB1:0.05mg、ビタミンB2:0.04mg、ナイアシン0.7mg、ビタミンB6:0.11mg、ビタミンB12:(0)μg、葉酸28μg、パントテン酸0.40mg、ビタミンC4mg、食物繊維2.7gを含みます。
β-カロテンが多い野菜 にんじん;6,900μg(βカロテン当量8,600μg)、にら;3,500μg(βカロテン当量3,500μg)、西洋かぼちゃ;3,900μg(βカロテン当量4,000μg)、ほうれん草:4,200μg(βカロテン当量4,200μg)、春菊;4,500μg(βカロテン当量4,500μg)、パプリカ;赤940μg(βカロテン当量1,100μg)・黄160μg(βカロテン当量200μg)となり、人参を標準量摂取することにより必要量を満たすことができます。

人参を適当な大きさに切り、少しに水を入れレンジでラップをして電子レンジ(600w)でチン50gで1分、 100g(1/2本) 2 分加熱するのもよいでしょう。
ゼリーに酸味はゼリー化しにくいのですが、色よく仕上げ、ゼラチン臭を取り除くのに用いレモン汁の代わりに酢でもよいでしょう。入れすぎないようにしましょう。
β-カロテンの過剰摂取により皮膚が黄色になることがありますが、これは健康に有害ではあり ません。
基本は栄養バランスを考慮した食事となりますが人参をおいしく、いつもより少し沢山食べて、元気一杯の人参パワーを頂きましょう。


ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 


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