・莢豌豆String bean immature pods さやえんどう
マメ科、ヨーロッパ原産。耐寒性が強く暖かい地方では、10、11月に種まきし、翌年5、6月収穫、東北、北海道は、4月に種を播いて7、8月頃収穫し5~8月を旬とする。4、5月に白色から紫紅色の花をつける。
えんどうには絹さやともいわれる在来種ほか洋種の大ざや、小ざやなどがある。採りたての粉をふいたようなさやえんどうは、お互いに触れ合うと キュッキュッと絹ずれの音がすることから絹さやとも呼ばれる。
軟莢種(なんきょうしゅ)で未熟のエンドウをサヤエンドウとし野菜として用いる。
グリンピースは、アオエンドウの未熟な種子を完熟前の色の退色しないうちに採取、生のものは脱色しやすいので長時間の加熱を避ける。完熟した種子を青えんどう豆とし利用する。最近は、スナップエンドウが初夏の野菜とし、トウミョウ(新芽の葉と茎)が市場に出荷している。
莢豌豆は、年に二回収穫できる地域もあり年中出回る。汁の実、炒め物、煮物、揚げ物、五目寿司のいろどりに利用する。
100g当たり茹でて、エネルギー34kcal、水分89.1g、タンパク質3.2g、脂質0.2g、炭水化物7.0g、灰分0.5g、食物繊維3.1gを含む。
ビタミンB1[代謝促進作用]:0.14mg、ビタミンC[コラーゲン生成]44mg、たん白質[体たん白質の合成材料]3.2gとサヤ隠元(ビタミンB1:0.06mg、ビタミンC:6mg、たん白質3.2g)に比較し多く含む。
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